日本語 OpenVMS VAX 上の日本語アプリケーションを日本語 OpenVMS Alpha 上で動かす場合には 2 通りの方法が考えられます。1 つは OpenVMS Alpha 上のコンパイラおよびリンカで再コンパイル,再リンクする方法です。 2 つめは別売の DECmigrate for OpenVMS AXP を使って日本語 OpenVMS VAX 上の実行イメージをトランスレートする方法です。詳しくは『 OpenVMS VAX から OpenVMS Alpha へのアプリケーションの移行』をご覧ください。
8.4.1 TIE |
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TIE (Translated Image Environment) は,トランスレートされたイメージを日本語 OpenVMS Alpha の上で動かすための環境です。日本語 OpenVMS VAX のイメージをトランスレートするには DECmigrate for OpenVMS AXP を使います。イメージのトランスレートに関しては『 DECmigrate for OpenVMS AXP: Translating Images』を参照してください。日本語 OpenVMS Alpha では,次のトランスレートされたランタイム・ライブラリを提供しています。
- JCORTL_TV.EXE
- NCORTL_TV.EXE
DECmigrate for OpenVMS AXP でトランスレートされた,日本語 OpenVMS Alpha 上のイメージをサポートするために次のファイルを提供しています。
- JSYSHR.IIF
- JSY$SMGSHR.IIF
- IM$SHR.IIF
- JCORTL.IIF
- NCORTL.IIF
また,次の論理名を定義しています。