HP TCP/IP Services for OpenVMSのインストールが終了したら,メニュー方式のTCPIP$CONFIGコンフィギュレーション・プロシージャを使用して,そのシステムに必要な構成要素と特性を有効にする必要があります。
本章では,TCPIP$CONFIGのメニューについて説明し,サンプル・インストレーションの出力を見せながら,追加で行うコンフィギュレーションと各種設定作業の概要を示します。
システムにTCP/IP Services for OpenVMS V4.x (UCX) のコンフィギュレーションが存在し,そのシステムで V5.x の製品のコンフィギュレーションをまだ一度も行っていない場合には,プロシージャが開始されると,TCP/IP Services V4.x (UCX) のコンフィギュレーション・ファイルを変換するかどうかの問い合わせがあります。
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Core Environment (コア環境)
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TCP/IPアーキテクチャのネットワーク,インターネット,およびトランスポート層に関連付けられたソフトウェアのコンフィギュレーションを行います( 第 3.4.4 項 )。
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Client Components (クライアント構成要素)
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アプリケーション・ソフトウェアおよび関連するサービスのコンフィギュレーションを行います(
第 3.4.5 項 )。
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Server Components (サーバ構成要素)
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サーバ・ソフトウェアおよび関連するサービスのコンフィギュレーションを行います ( 第 3.4.6 項 )。
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Optional Components (オプションの構成要素)
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Anonymous FTP アクセスを許可する場合, TELNET サーバ用にKerberos認証を有効にする場合, failSAFE IPサポートを有効にする場合,または PATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server), Advanced Server for OpenVMS,DECnet over TCP/IP などの製品を実行したり, SRI (Stanford Research Institute) QIO アプリケーション・プログラミング・インタフェースを使用する任意のアプリケーションの使用を許可する場合に必要なソフトウェアのコンフィギュレーションを行います ( 第 3.4.7 項 )。
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Shutdown TCP/IP Services for OpenVMS (シャットダウン)
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TCP/IP Services を停止します( 第 3.7 節 )。
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Startup TCP/IP Services for OpenVMS (スタートアップ)
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TCP/IP Services を開始します( 第 3.8 節 )。
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Run Tests (テストの実行)
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インストレーション検証プロシージャを実行します( 第 3.9 節 )。
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A
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Configure options 1 - 4 (オプションのコンフィギュレーション)
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TCP/IP Servicesのすべての構成要素(コア,クライアント,サーバ,およびオプションのサービス)のコンフィギュレーションを行います。プロシージャにより,コンフィギュレーション・オプションが提供されます。
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E
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Exit the configuration procedure (コンフィギュレーション・プロシージャの終了)
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システム・プロンプトに戻ります。
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