ここでは, AlphaServer ES47/ES80/GS1280 システムに関する注意事項について説明します。
第 6.6.2 項 の注意事項も,これらのシステムに関係します。
6.5.1 ES47/ES80/GS1280 ソフト・パーティションでの INIT コンソール・コマンドの使用 |
|
V8.2
同じハード・パーティション内で他のソフト・パーティションがブートされ, OpenVMS が実行されている場合には, ES47/ES80/GS1280 ソフト・パーティションでの INIT コンソール・コマンドの使用はサポートされません。 INIT コマンドを実行すると,OpenVMS を実行中の他のインスタンスでシステム・クラッシュが発生することがあります。 INIT コマンドを実行する前に,他のインスタンスをシャット・ダウンしてください。
コンソールの INIT の処理中に,同一ハード・パーティション内の他のインスタンスに対してブートコマンドを発行しないでください。 INIT コマンドの完了までお待ちください。
6.5.2 RAD のサポート |
|
V7.3-2
OpenVMS でのリソース・アフィニティ・ドメイン (RAD) のサポート (NUMA サポートまたは NUMA 対応とも言います) は, AlphaServer ES47/ES80/GS1280 システム用の OpenVMS Alpha Version 7.3-2 ではテストされていません。 RAD サポートについての詳細は,『OpenVMS Alpha パーティショニングおよび Galaxy ガイド』を参照してください。
6.5.3 ライセンス要件 |
|
V7.3-2
AlphaServer ES47/ES80/GS1280 システムには,少なくとも 2 つの OpenVMS ソフトウェア・ライセンス (ベース・サポート用と,最初の 2 つのプロセッサのデュアル SMP サポート用) が必要です。この要件は, OpenVMS AlphaServer SMP システムの以前のライセンス付与方法から変更されています。 OpenVMS のデュアル SMP ライセンスは, OpenVMS システムを購入したとき,または OpenVMS システムの追加 CPU モジュールを購入したときに,CPU モジュールに含まれています。
6.5.4 STOP/CPU およびシャットダウン動作 |
|
V7.3-2
ハードウェアの制約により,I/O ドロアを装備した AlphaServer ES47/ES80/GS1280 システム上の CPU は, DCL コマンドの STOP/CPU を使用して停止することができません。一方,I/O ドロアを装備していないシステム上の CPU は,このコマンドで停止できます。
I/O ドロアを装備した ES47/ES80/GS1280 システムでシャットダウン・プロシージャを起動すると,次のようなエラー・メッセージが表示されることがあります。