OpenVMS マニュアル

5.5.1 ストレージ・デバイス

デュアルドメイン SAS は，単一の SAS ドメイン経路で障害が発生した場合の解決策として別のドメインを作成します。追加ドメインは，デュアルドメイン SAS をサポートする HP Smart Array コントローラ上のオープン・ポートを使用します。デュアル・ドメインをサポートする Smart Array 上の 2 つ目のポートはユニークな識別子を生成し，そのドメイン内でサポートします。

以下の SAS コントローラがサポートされます。

• LSI 1068

• LSI Logic 1068e

以下の SMART アレイは SAS バックプレーンを持っていますが， SAS HBA と考えることはできません。

• P400i

• P411

• P700m

• P800

SAS でサポートされる外部コントローラは無く， MSA60/70 などの JABOD か内臓ディスクのみを SAS HBA に接続できます。ただし，P700m は MSA2000SA (SAS 対応の MSA2000) に接続できます。

5.6 SCSI 方式のストレージ

SCSI (Small Computer Systems Interface) バスは， ANSI 業界標準のストレージ・インターコネクトです。 SCSI バスには合計で 8 ノードまたは 16 ノード ( 内 3 ノードを CPU にすることが可能 ) を接続できます。

5.6.1 サポートされているデバイス

次のデバイスは，1 本のホスト SCSI バスまたは複数の SCSI バスに接続できます。

• RZ シリーズ・ディスク

• HSZ ストレージ・コントローラ

以下のデバイスは，1 本のホスト SCSI バスにだけ接続できます。

• EZ シリーズ・ディスク

• RRD シリーズ CD-ROM

• TZ シリーズ・テープ

5.7 Fibre Channel 方式のストレージ

Fibre Channel インターコネクトは， ANSI 業界標準のストレージ・インターコネクトです。

5.7.1 ストレージ・デバイス

HSG ストレージ・コントローラおよび HSV ストレージ・コントローラは， 1 つのホスト Fibre Channel インターコネクトまたは複数の Fibre Channel インターコネクトに接続できます。 Fibre Channel ハードウェア・サポートの詳細については， 第 7.2 節 を参照してください。

5.8 ホスト方式のストレージ

ホスト方式のストレージ・デバイスは，ローカル・アダプタにより OpenVMS Cluster メンバ・システムにローカルに接続できます。ローカルに接続されたこのストレージは，ノードを MSCP サーバとして構成すれば，他の OpenVMS Cluster メンバにも開放できます。

ローカル・アダプタでは，各ディスクを 2 本のアクセス・パスに接続できます ( デュアル・ポート )。デュアル・ポーティングにより，ノード間のディスクの自動フェールオーバが可能になります。

5.8.1 内部バス

ローカルに接続されたストレージ・デバイスは，システムの内部バスに接続します。

• PCI

• PCI-X

• PCI-Express

• EISA

• ISA

• XMI

• SCSI

• TURBOchannel

• Futurebus+

サポートするバスについての詳細は，『HP OpenVMS I/O User's Reference Manual』を参照してください。

5.8.2 ローカル・アダプタ

次に示すのは，ローカル・アダプタとそのバス・タイプです。

• KGPSA (PCI)

• KZPSM (PCI)

• KZPDA (PCI)

• KZPSC (PCI)

• KZPAC (PCI)

• KZESC (EISA)

• KZMSA (XMI)

• PB2HA (EISA)

• PMAZB (TURBOchannel)

• PMAZC (TURBOchannel)

• KDM70 (XMI)

• KDB50 (VAXBI)

• KDA50 (Q-bus)

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