6.6.4 サポートされるデバイス |
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1 台のワークステーションまたは大規模なデータ・センタに対して,有効なシャドウイング構成は以下のとおりです。
- すべての MSCP 準拠 DSA ドライブ
- すべての SAS デバイス
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READL (read long) コマンドと WRITEL (write long) コマンドを実装し,SCSI ディスク・ドライバ (DKDRIVER) を使用するすべての StorageWorks SCSI ディスクとコントローラ,および一部のサード・パーティ SCSI デバイス
制限事項: READL コマンドと WRITEL コマンドをサポートしない SCSI ディスクは,シャドウイング・データの修復 (ディスクの不正ブロック・エラー) 機能をサポートしないため,これらのディスクがシャドウイング・メンバになることはできません。サポートされない SCSI ディスクを使用すると,メンバはシャドウ・セットから削除される可能性があります。
データ・ディスクとシステム・ディスクをシャドウイングすることができます。したがって,システム・ディスクからブートされるシステムにとって,そのディスクがシングル・ポイント障害になることはありません (そのディスクで障害が発生しても,システム全体がダウンすることはありません)。システム・ディスクのシャドウイングは特に,
共通システム・ディスクを複数のコンピュータのブートで使用する OpenVMS Cluster システムで重要です。
Volume Shadowing for OpenVMS では,クォーラム・ディスクのシャドウイングはサポートされません。これは,ボリューム・シャドウイングでは OpenVMS 分散ロック・マネージャが使用されますが,ロックを有効にする前に,クォーラム・ディスクを利用しなければならないからです。
『Volume Shadowing for OpenVMS Software Product Description』 (SPD 27.29.xx) に定義されている有効なディスク構成に含まれていないシャドウ・セット・メンバの場所は特に制限されません。