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OpenVMS マニュアル


 

OpenVMS ドキュメント
ライブラリ

タイトルページ
目次
まえがき
第1章:OpenVMS Cluster システムの管理の概要
第2章:OpenVMS Cluster の概念
第3章:OpenVMS Cluster インターコネクト構成
第4章:OpenVMS Cluster オペレーティング環境
第5章:共用環境の準備
第6章:クラスタ・ストレージ・デバイス
第7章:クラスタ・キューの設定と管理
第8章:OpenVMS Cluster システムの構成
第9章:大規模な OpenVMS Cluster システムの構築
第10章:OpenVMS Cluster システムの保守
付録A :クラスタ・システム・パラメータ
付録B :共通ファイルの作成
付録C :クラスタのトラブルシューティング
付録D :LAN 制御のためのサンプル・プログラム
付録E :LAN 制御のためのサブルーチン
付録F :NISCA プロトコルのトラブルシューティング
付録G :NISCA トランスポート・プロトコル輻輳制御
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OpenVMS Cluster システム


目次 索引



必要な準備が完了した後,クラスタ構成プロシージャを起動して, OpenVMS Cluster システムを構成できます。システム管理者・アカウントにログインし,デフォルトが SYS$MANAGER であることを確認します。その後,以下に示すように DCL コマンド・プロンプトに対してプロシージャを起動します。

$ @CLUSTER_CONFIG_LAN

または

$ @CLUSTER_CONFIG

  注意
複数のセッションを同時に起動しないでください。クラスタ構成セッションは一度に 1 つだけ実行できます。

どちらのプロシージャも,起動されると,以下の情報およびメニューを表示します (この時点での CLUSTER_CONFIG_LAN.COM と CLUSTER_CONFIG.COM の相違点は,表示されるコマンド・プロシージャ名だけです)。選択したメニュー・オプションに応じて,各プロシージャで会話しながら構成情報が求められます ( 表 8-3 の説明に従って,応答をあらかじめ準備しておいてください)。

               Cluster/IPCI Configuration Procedure 
                   CLUSTER_CONFIG_LAN Version V2.84 
                     Executing on an IA64 System 
 
    DECnet Phase IV is installed on this node. 
    IA64 satellites will use TCP/IP BOOTP and TFTP services for downline loading. 
    TCP/IP is installed and running on this node. 
 
        Enter a "?" for help at any prompt.  If you are familiar with 
        the execution of this procedure, you may want to mute extra notes 
        and explanations by invoking it with "@CLUSTER_CONFIG_LAN BRIEF". 
 
    CALVIN is an IA64 system and currently a member of a cluster 
    so the following functions can be performed: 
 
MAIN Menu 
 
   1. ADD an IA64 node to the cluster. 
   2. REMOVE a node from the cluster. 
   3. CHANGE a cluster member's characteristics. 
   4. CREATE a duplicate system disk for CALVIN. 
   5. MAKE a directory structure for a new root on a system disk. 
   6. DELETE a root from a system disk. 
   7. EXIT from this procedure. 
 
Enter choice [7]: 
. 
. 
   .
   .
   .

この章では,クラスタ構成プロシージャを実行する方法を示すために,多くのサンプル・セッションを用意しています。 CLUSTER_CONFIG_LAN.COM プロシージャと CLUSTER_CONFIG.COM プロシージャは Integrity システムと Alpha システムの両方で同じように機能しますが,使用するコンピュータ・システムの種類に応じて,表示される質問や形式が少し異なることがあります。

8.2 コンピュータの追加

ほとんどの場合,OpenVMS Cluster のアクティブ・コンピュータで CLUSTER_CONFIG_LAN.COM または CLUSTER_CONFIG.COM を起動し,ADD 機能を選択して,コンピュータを OpenVMS Cluster のメンバとして有効にします。しかし,状況によっては,コンピュータを追加するために追加手順を実行しなければならないことがあります。必要な操作を判断するには, 表 8-4 の説明を参照してください。

表 8-4 OpenVMS Cluster にコンピュータを追加するための準備
場合 操作
OpenVMS Cluster に最初のサテライト・ノードを追加する場合。 以下の操作を実行する。

  1. クラスタ・ブート・サーバとして有効にするコンピュータにログインする。

  2. クラスタ構成プロシージャを起動し, 第 8.4 節 の説明に従って CHANGE 機能を実行し,ローカル・コンピュータをブート・サーバとして有効にする。

  3. CHANGE 機能が終了した後,ADD 機能を実行してサテライトをクラスタに追加する。

クラスタが DECdtm サービスを使用する場合。 クラスタにコンピュータを追加したときに,そのコンピュータのトランザクション・ログを作成しなければならない。トランザクション・ログの作成方法については,『OpenVMS システム管理者マニュアル』の DECdtm サービスの章を参照。
クラスタ共通システム・ディスクからブートされる CI で接続されたコンピュータを追加する場合。 コンピュータをクラスタにブートする前に,そのコンピュータの新しいデフォルト・ブートストラップ・コマンド・プロシージャを作成しなければならない。この方法については,各コンピュータのインストール/操作ガイドを参照。
複数の共通システム・ディスクを使用するクラスタにコンピュータを追加する場合。 コンピュータが追加される各システム・ディスクに対して異なるデバイス名を使用しなければならない。この理由から,クラスタ構成プロシージャはデフォルト・デバイス名として,ローカル・システムの SYS$SYSDEVICE: の論理ボリューム名 (たとえば DISK$MARS_SYS1) を表示する。

異なるデバイス名を使用すると,システム・ディスクに同じ名前のルートが含まれる場合でも,追加する各コンピュータが固有のルート・ディレクトリ指定を持つようになる。たとえば, DISK$MARS_SYS1:[SYS10] と DISK$MARS_SYS2:[SYS10]。

ボーツ・メンバをクラスタに追加する場合。 ADD 機能が終了した後, 第 8.6 節 の説明に従ってクラスタを再構成しなければならない。

  注意
ADD 機能が完了する前に,ローカル・コンピュータまたは新しいコンピュータで障害が発生した場合は,正常な状態に復旧した後,REMOVE オプションを使用して不正なデータを消去し,ADD オプションを再起動しなければなりません。 REMOVE オプションについては, 第 8.3 節 を参照してください。



クラスタ構成コマンド・プロシージャを使用してサテライトをクラスタに追加する場合,サテライトに対して会話型ブートストラップ操作を許可するかどうかがプロシージャから質問されます (デフォルトは No)。

デフォルトを選択すると,サテライトのシステム・パラメータ・ファイルの NISCS_CONV_BOOT システム・パラメータは 0 に設定されたままになり,会話型ブートストラップ操作は無効になります。パラメータ・ファイル (Integrity システムの場合は I64VMSSYS.PAR,Alpha システムの場合は ALPHAVMSSYS.PAR) は,ブート・サーバのシステム・ディスクのサテライトのルート・ディレクトリにあります (device:[SYSx.SYSEXE])。このパラメータを 1 に設定すれば,いつでも特定のサテライトに対して会話型ブートストラップ操作を有効にできます。

例:

デバイス $1$DGA11 のルート 10 からブートされる OpenVMS Alpha サテライトに対してこのような操作を有効にするには,以下の操作を実行します。

手順 操作
1 ブート・サーバでシステム管理者としてログインする。
2 Integrity システムあるいは Alpha システムで, System Generation ユーティリティ (SYSGEN) を起動し,以下のコマンドを入力する。
$ RUN SYS$SYSTEM:SYSGEN

SYSGEN> USE $1$DGA11:[SYS10.SYSEXE]ALPHAVMSSYS.PAR
SYSGEN> SET NISCS_CONV_BOOT 1
SYSGEN> WRITE $1$DGA11:[SYS10.SYSEXE]ALPHAVMSSYS.PAR
SYSGEN> EXIT
$
3 サテライトの MODPARAMS.DAT ファイルを編集し, NISCS_CONV_BOOT を 1 に設定する。



8.2.2 共通の AUTOGEN パラメータ・ファイル

ノードまたはサテライトを OpenVMS Cluster に追加する場合,クラスタ構成コマンド・プロシージャは以下のいずれかの行を MODPARAMS.DAT ファイルに追加します。

追加されるノード 追加される行
サテライト・ノード 以下の行が MODPARAMS.DAT ファイルに追加される。
AGEN$INCLUDE_PARAMS SYS$MANAGER:AGEN$NEW_SATELLITE_DEFAULTS.DAT

サテライト・ノード以外のノード 以下の行が MODPARAMS.DAT ファイルに追加される。
AGEN$INCLUDE_PARAMS SYS$MANAGER:AGEN$NEW_NODE_DEFAULTS.DAT

AGEN$NEW_SATELLITE_DEFAULTS.DAT ファイルと AGEN$NEW_NODE_DEFAULTS.DAT ファイルには,クラスタ内のすべてのサテライト・ノードまたはサテライト・ノード以外のノードに共通の AUTOGEN パラメータの設定が格納されます。これらのファイルを使用すると,共通のシステム・パラメータをどちらか一方のファイルまたは両方のファイルに格納して管理することができるため,システム管理が単純になります。共通パラメータを追加または変更する場合,クラスタのすべてのノードで MODPARAMS.DAT ファイルを変更する必要はありません。

初期状態では,これらのファイルにはパラメータ設定は格納されていません。 AGEN$NEW_SATELLITE_DEFAULTS.DAT ファイルと AGEN$NEW_NODE_DEFAULTS.DAT ファイルを必要に応じて変更して,システム・パラメータを追加または変更します。たとえば,AGEN$NEW_SATELLITE_DEFAULTS.DAT ファイルを編集し,MIN_GBLPAGECNT パラメータを 5000 に設定することができます。AUTOGEN は, MIN_GBLPAGECNT パラメータをはじめ, AGEN$NEW_SATELLITE_DEFAULTS.DAT ファイルに格納されている他のすべてのパラメータの設定をクラスタ内のすべてのサテライト・ノードに共通に適用します。

AUTOGEN は,最初に実行されるときと,その後実行されるたびに, AGEN$NEW_SATELLITE_DEFAULTS.DAT ファイルまたは AGEN$NEW_NODE_DEFAULTS.DAT ファイルのパラメータ設定を使用します。

8.2.3 例

例 8-1例 8-2例 8-3 では,BHAGAT で CLUSTER_CONFIG_LAN.COM を使用して, DECnet for OpenVMS を実行しているブート・サーバ, DECnet-Plus を実行しているブート・サーバ,およびサテライト・ノードをそれぞれ追加する方法を示しています。

ここでは,CLUSTER_CONFIG_LAN.COM を使用して, IPCI を使用する 2 ノードの DT クラスタを作成および構成する方法, IPCI クラスタに新しいノードを追加する方法,共有システム・ディスクを持つIPCI クラスタに新しいノードを追加する方法,および IPCI クラスタに Integrity サーバ・サテライト・ノードを追加する方法について説明します。

例 8-1 ブート・サーバとして追加するための会話型 CLUSTER_CONFIG_LAN.COM セッションの例
$  @CLUSTER_CONFIG_LAN.COM
               Cluster/IPCI Configuration Procedure 
                   CLUSTER_CONFIG_LAN Version V2.84 
                     Executing on an IA64 System 
 
    DECnet-Plus is installed on this node. 
    IA64 satellites will use TCP/IP BOOTP and TFTP services for downline loading. 
    TCP/IP is installed and running on this node. 
 
        Enter a "?" for help at any prompt.  If you are familiar with 
        the execution of this procedure, you may want to mute extra notes 
        and explanations by invoking it with "@CLUSTER_CONFIG_LAN BRIEF". 
 
    BHAGAT is an IA64 system and currently a member of a cluster 
    so the following functions can be performed: 
 
MAIN Menu 
 
   1. ADD an IA64 node to the cluster. 
   2. REMOVE a node from the cluster. 
   3. CHANGE a cluster member's characteristics. 
   4. CREATE a duplicate system disk for BHAGAT. 
   5. MAKE a directory structure for a new root on a system disk. 
   6. DELETE a root from a system disk. 
   7. EXIT from this procedure. 
 
Enter choice [7]: 1 
 
    This ADD function will add a new IA64 node to the cluster. 
 
  WARNING: If the node being added is a voting member, EXPECTED_VOTES for 
           every cluster member must be adjusted.  For complete instructions 
           check the section on configuring a cluster in the "OpenVMS Cluster 
           Systems" manual. 
 
  CAUTION: If this cluster is running with multiple system disks and 
           common system files will be used, please, do not proceed 
           unless appropriate logical names are defined for cluster 
           common files in SYLOGICALS.COM. For instructions, refer to 
           the "OpenVMS Cluster Systems" manual. 
 
           If this cluster will run IPCI, then TCP/IP installed on the system 
           should be version 5.7 and above or else IPCI configuration will be 
           aborted. 
 
Do you want to continue [Y]?[Return]
Is the node to be a clustered node with a shared SCSI/FIBRE-CHANNEL bus (Y/N)? Y 
 
Will the node be a satellite [Y]? N 
What is the node's SCS node name? MOON 
What is the node's SCSSYSTEMID number? 24.123 
    NOTE: 24.123 equates to an SCSSYSTEMID of 24699 
Will MOON be a boot server [Y]? [Return]
 
        TCP/IP BOOTP and TFTP services must be enabled on IA64 boot nodes. 
 
   Use SYS$MANAGER:TCPIP$CONFIG.COM on MOON to enable BOOTP and TFTP service 
        after MOON has booted into the cluster.   
 
   This procedure will now ask you for the device name of MOON's system root. 
    The default device name (DISK$BHAGAT_831H1:) is the logical volume name of 
    SYS$SYSDEVICE:. 
 
What is the device name for MOON's system root [default DISK$BHAGAT_831H1:]? 
What is the name of MOON's system root [SYS1]? [Return]
    Creating directory tree SYS1 ... 
    System root SYS1 created 
ENABLE IP for cluster communications (Y/N)? N 
 
  CAUTION: If you do not define port allocation classes later in this 
           procedure for shared SCSI buses, all nodes sharing a SCSI bus 
           must have the same non-zero ALLOCLASS value. If multiple 
           nodes connect to a shared SCSI bus without the same allocation 
           class for the bus, system booting will halt due to the error or 
           IO AUTOCONFIGURE after boot will keep the bus offline.  
 
  WARNING: If BHAGAT is sharing the same SCSI bus with MOON, then BHAGAT's 
           ALLOCLASS parameter or port allocation class for the shared bus 
           must be changed from 0 to the same non-zero value that will be 
           entered for MOON. Use the CHANGE option of 
           CLUSTER_CONFIG_LAN.COM to change BHAGAT's ALLOCLASS 
           parameter before MOON is booted. 
 
Enter a value for MOON's ALLOCLASS parameter [1]: [Return]
Does this cluster contain a quorum disk [N]? [Return]
Size of pagefile for MOON [RETURN for AUTOGEN sizing]? [Return]
 
    A temporary pagefile will be created until resizing by AUTOGEN. The 
    default size below is arbitrary and may or may not be appropriate. 
 
Size of temporary pagefile [10000]? [Return]
Size of swap file for MOON [RETURN for AUTOGEN sizing]? [Return]
 
    A temporary swap file will be created until resizing by AUTOGEN. The 
    default size below is arbitrary and may or may not be appropriate. 
 
Size of temporary swap file [8000]? [Return]
    Each shared SCSI bus must have a positive allocation class value. A shared 
    bus uses a PK adapter. A private bus may use: PK, DR, DV, DQ. 
 
    When adding a node with SCSI-based cluster communications, the shared 
    SCSI port allocation classes may be established in SYS$DEVICES.DAT. 
    Otherwise, the system's disk allocation class will apply. 
 
    A private SCSI bus need not have an entry in SYS$DEVICES.DAT. If it has an 
    entry, its entry may assign any legitimate port allocation class value: 
 
       n   where n = a positive integer, 1 to 32767 inclusive 
       0   no port allocation class and disk allocation class does not apply 
      -1   system's disk allocation class applies (system parameter ALLOCLASS) 
 
    When modifying port allocation classes, SYS$DEVICES.DAT must be updated 
    for all affected nodes, and then all affected nodes must be rebooted. 
    The following dialog will update SYS$DEVICES.DAT on MOON. 
 
Enter [RETURN] to continue: 
 
    There are currently no entries in SYS$DEVICES.DAT for MOON. 
    After the next boot, any SCSI controller on MOON will use 
    MOON's disk allocation class. 
 
 
Assign port allocation class to which adapter [RETURN for none]: [Return]
Will a disk local only to MOON (and not accessible at this time to BHAGAT) 
be used for paging and swapping (Y/N)? N 
 
    If you specify a device other than DISK$BHAGAT_831H1: for MOON's 
    page and swap files, this procedure will create PAGEFILE_MOON.SYS 
    and SWAPFILE_MOON.SYS in the <SYSEXE> directory on the device you 
    specify. 
 
What is the device name for the page and swap files [DISK$BHAGAT_831H1:]? 
%SYSGEN-I-CREATED, BHAGAT$DKA100:<SYS1.SYSEXE>PAGEFILE.SYS;1 created 
%SYSGEN-I-CREATED, BHAGAT$DKA100:<SYS1.SYSEXE>SWAPFILE.SYS;1 created 
    The configuration procedure has completed successfully.  
 
    MOON has been configured to join the cluster. 
    The first time MOON boots, AUTOGEN.COM will run automatically. 

例 8-2 DECnet-Plus を実行するコンピュータを追加するための会話型 CLUSTER_CONFIG_LAN.COM セッションの例
$ @CLUSTER_CONFIG.COM
               Cluster/IPCI Configuration Procedure
                   CLUSTER_CONFIG_LAN Version V2.84 
                     Executing on an Alpha System 
 
    DECnet-Plus is installed on this node. 
    Alpha satellites will use LANCP, not DECnet, for MOP downline loading. 
 
        Enter a "?" for help at any prompt.  If you are familiar with 
        the execution of this procedure, you may want to mute extra notes 
        and explanations by invoking it with "@CLUSTER_CONFIG_LAN BRIEF". 
 
    BISMIL is an Alpha system and currently a member of a cluster 
    so the following functions can be performed: 
 
MAIN Menu 
 
   1. ADD an Alpha node to the cluster. 
   2. REMOVE a node from the cluster. 
   3. CHANGE a cluster member's characteristics. 
   4. CREATE a duplicate system disk for BISMIL. 
   5. MAKE a directory structure for a new root on a system disk. 
   6. DELETE a root from a system disk. 
   7. EXIT from this procedure. 
 
Enter choice [7]: 1 
 
    This ADD function will add a new Alpha node to the cluster. 
 
  WARNING: If the node being added is a voting member, EXPECTED_VOTES for 
           every cluster member must be adjusted.  For complete instructions 
           check the section on configuring a cluster in the "OpenVMS Cluster 
           Systems" manual. 
 
  CAUTION: If this cluster is running with multiple system disks and 
           common system files will be used, please, do not proceed 
           unless appropriate logical names are defined for cluster 
           common files in SYLOGICALS.COM. For instructions, refer to 
           the "OpenVMS Cluster Systems" manual. 
 
           If this cluster will run IPCI, then TCP/IP installed on the system 
           should be version 5.7 and above or else IPCI configuration will be 
           aborted. 
 
Do you want to continue [Y]? [Return]
Is the node to be a clustered node with a shared SCSI/FIBRE-CHANNEL bus (Y/N)? Y 
 
Will the node be a satellite [Y]? N                                            
What is the node's SCS node name? MOON 
 
    DECnet is running on this node. Even though you are configuring a LAN- 
    based cluster, the DECnet database will provide some information and 
    may be updated. 
 
What is the node's DECnet fullname? local:.MOON 
Do you want to define a DECnet synonym [Y]? N 
What is the MOP service client name for this node [MOON]? VENUS 
What is the node's SCSSYSTEMID number? 24.123 
    NOTE: 24.123 equates to an SCSSYSTEMID of 24699 
Will MOON run DECnet [Y]? [Return]
 
    Note: 
        This procedure will not update any network databases 
        with information about MOON.  You must do that 
        yourself. 
 
Will MOON be a boot server [Y]? [Return]
 
   This procedure will now ask you for the device name of MOON's system root. 
    The default device name (DISK$ALPHA732:) is the logical volume name of 
    SYS$SYSDEVICE:. 
 
What is the device name for MOON's system root [default DISK$ALPHA732:]? 
What is the name of MOON's system root [SYS1]? [Return]
    Creating directory tree SYS1 ... 
    System root SYS1 created 
ENABLE IP for cluster communications (Y/N)? N 
 
  CAUTION: If you do not define port allocation classes later in this 
           procedure for shared SCSI buses, all nodes sharing a SCSI bus 
           must have the same non-zero ALLOCLASS value. If multiple 
           nodes connect to a shared SCSI bus without the same allocation 
           class for the bus, system booting will halt due to the error or 
           IO AUTOCONFIGURE after boot will keep the bus offline. 
 
  WARNING: If BISMIL is sharing the same SCSI bus with MOON, then BISMIL's 
           ALLOCLASS parameter or port allocation class for the shared bus 
           must be changed from 0 to the same non-zero value that will be 
           entered for MOON. Use the CHANGE option of 
           CLUSTER_CONFIG_LAN.COM to change BISMIL's ALLOCLASS 
           parameter before MOON is booted. 
 
Enter a value for MOON's ALLOCLASS parameter [1]: [Return]
Does this cluster contain a quorum disk [N]? [Return]
Size of pagefile for MOON [RETURN for AUTOGEN sizing]? [Return]
 
    A temporary pagefile will be created until resizing by AUTOGEN. The 
    default size below is arbitrary and may or may not be appropriate. 
 
Size of temporary pagefile [10000]? [Return]
Size of swap file for MOON [RETURN for AUTOGEN sizing]? [Return]
 
    A temporary swap file will be created until resizing by AUTOGEN. The 
    default size below is arbitrary and may or may not be appropriate. 
 
Size of temporary swap file [8000]? [Return]
    Each shared SCSI bus must have a positive allocation class value. A shared 
    bus uses a PK adapter. A private bus may use: PK, DR, DV, DQ. 
 
    When adding a node with SCSI-based cluster communications, the shared 
    SCSI port allocation classes may be established in SYS$DEVICES.DAT. 
    Otherwise, the system's disk allocation class will apply. 
 
    A private SCSI bus need not have an entry in SYS$DEVICES.DAT. If it has an 
    entry, its entry may assign any legitimate port allocation class value: 
 
       n   where n = a positive integer, 1 to 32767 inclusive 
       0   no port allocation class and disk allocation class does not apply 
      -1   system's disk allocation class applies (system parameter ALLOCLASS) 
 
    When modifying port allocation classes, SYS$DEVICES.DAT must be updated 
    for all affected nodes, and then all affected nodes must be rebooted. 
    The following dialog will update SYS$DEVICES.DAT on MOON. 
 
Enter [RETURN] to continue: [Return]
 
    There are currently no entries in SYS$DEVICES.DAT for MOON. 
    After the next boot, any SCSI controller on MOON will use 
    MOON's disk allocation class. 
 
 
Assign port allocation class to which adapter [RETURN for none]: 
Will a local (non-HSx) disk on MOON and not on a hierarchical storage 
controller be used for paging and swapping (Y/N)? N 
 
    If you specify a device other than DISK$ALPHA732: for MOON's 
    page and swap files, this procedure will create PAGEFILE_MOON.SYS 
    and SWAPFILE_MOON.SYS in the <SYSEXE> directory on the device you 
    specify. 
 
What is the device name for the page and swap files [DISK$ALPHA732:]? 
%SYSGEN-I-CREATED, BISMIL$DKB100:<SYS1.SYSEXE>PAGEFILE.SYS;1 created 
%SYSGEN-I-CREATED, BISMIL$DKB100:<SYS1.SYSEXE>SWAPFILE.SYS;1 created 
    The configuration procedure has completed successfully. 
 
    MOON has been configured to join the cluster. 
 
    Before booting MOON, you must create a new default 
    bootstrap command procedure for MOON. For instructions, 
    see your processor-specific installation and operations guide. 
 
    The first time MOON boots, NET$CONFIGURE.COM and 
    AUTOGEN.COM will run automatically. 
                   
    The following parameters have been set for MOON: 
 
                  VOTES = 1 
                  QDSKVOTES = 1 
 
    After MOON has booted into the cluster, you must increment 
    the value for EXPECTED_VOTES in every cluster member's 
    MODPARAMS.DAT. You must then reconfigure the cluster, using the 
    procedure described in the "OpenVMS Cluster Systems" manual. 

例 8-3 ローカル・ページ・ファイルとスワップ・ファイルを持つサテライトを追加するための会話型 CLUSTER_CONFIG_LAN.COM セッションの例
$ @CLUSTER_CONFIG_LAN.COM                                 
              Cluster/IPCI Configuration Procedure
                   CLUSTER_CONFIG_LAN Version V2.84 
                     Executing on an IA64 System 
 
    DECnet-Plus is installed on this node. 
    IA64 satellites will use TCP/IP BOOTP and TFTP services for downline loading. 
    TCP/IP is installed and running on this node. 
 
        Enter a "?" for help at any prompt.  If you are familiar with 
        the execution of this procedure, you may want to mute extra notes 
        and explanations by invoking it with "@CLUSTER_CONFIG_LAN BRIEF". 
 
    BHAGAT is an IA64 system and currently a member of a cluster 
    so the following functions can be performed: 
 
MAIN Menu 
 
   1. ADD an IA64 node to the cluster. 
   2. REMOVE a node from the cluster. 
   3. CHANGE a cluster member's characteristics. 
   4. CREATE a duplicate system disk for BHAGAT. 
   5. MAKE a directory structure for a new root on a system disk. 
   6. DELETE a root from a system disk. 
   7. EXIT from this procedure. 
 
Enter choice [7]: 1 
 
    This ADD function will add a new IA64 node to the cluster. 
 
  WARNING: If the node being added is a voting member, EXPECTED_VOTES for 
           every cluster member must be adjusted.  For complete instructions 
           check the section on configuring a cluster in the "OpenVMS Cluster 
           Systems" manual. 
 
  CAUTION: If this cluster is running with multiple system disks and 
           common system files will be used, please, do not proceed 
           unless appropriate logical names are defined for cluster 
           common files in SYLOGICALS.COM. For instructions, refer to 
           the "OpenVMS Cluster Systems" manual. 
 
           If this cluster will run IPCI, then TCP/IP installed on the system 
           should be version 5.7 and above or else IPCI configuration will be 
           aborted. 
 
Do you want to continue [Y]? [Return]
Is the node to be a clustered node with a shared SCSI/FIBRE-CHANNEL bus (Y/N)? N 
 
Will the node be a satellite [Y]? [Return]
What is the node's SCS node name? GOMTHI 
 
    DECnet is running on this node. Even though you are configuring a LAN- 
    based cluster, the DECnet database will provide some information and 
    may be updated. 
 
What is the node's DECnet fullname? local:.GOMTHI 
Do you want to define a DECnet synonym [Y]? N 
What is the node's SCSSYSTEMID number? 25.171 
    NOTE: 25.171 equates to an SCSSYSTEMID of 25771 
 
  WARNING: 
    The DECnet databases on BHAGAT will not be updated with 
    information on GOMTHI. You must see to it that network 
    databases on this and all other cluster members are updated. 
    For help, refer to the "OpenVMS Cluster Systems" manual. 
 
Does GOMTHI need to be registered in the DECnet namespace [N]?[Return]
What is the Cluster Alias fullname? [Return]
Will GOMTHI run DECnet [Y]? [Return]
 
   This procedure will now ask you for the device name of GOMTHI's system root. 
    The default device name (DISK$BHAGAT_SYS:) is the logical volume name of 
    SYS$SYSDEVICE:. 
 
What is the device name for GOMTHI's system root [default DISK$BHAGAT_SYS:]? 
What is the name of GOMTHI's system root [SYS10]? [Return]
What is GOMTHI's LAN adapter hardware address? 00-30-6E-4C-BB-1A 
What is GOMTHI's TCP/IP address? 16.181.160.129 
Would you like GOMTHI added as a TCP/IP host shortcut for 16.181.160.129 [Y]? [Return]
What is GOMTHI's TCP/IP gateway or gateways (leave blank if none)? 16.181.160.1 
What is GOMTHI's TCP/IP network mask [255.255.255.0]?  255.255.252.0 
 
  NOTE:  Make sure to set the VMS_FLAGS console variable 
         to 0,200000 on node GOMTHI so it will use 
         the memory-disk method to boot as a satellite. 
         The command to update this variable from the 
         console EFI shell of GOMTHI is: 
           set vms_flags "0,200000" 
 
Allow conversational bootstraps on GOMTHI [N]? [Return]
 
    The following workstation windowing options are available: 
 
       1. No workstation software 
       2. DECwindows Workstation Software 
 
Enter choice [1]: [Return]
    Creating directory tree SYS10 ... 
    System root SYS10 created 
ENABLE IP for cluster communications (Y/N)? N 
Will GOMTHI be a disk server [N]? Y 
Enter a value for GOMTHI's ALLOCLASS parameter [0]: [Return]
    Updating BOOTP database with satellite information for GOMTHI... 
Size of pagefile for GOMTHI [RETURN for AUTOGEN sizing]? [Return]
 
    A temporary pagefile will be created until resizing by AUTOGEN. The 
    default size below is arbitrary and may or may not be appropriate. 
 
Size of temporary pagefile [10000]? [Return]
Size of swap file for GOMTHI [RETURN for AUTOGEN sizing]? [Return]
 
    A temporary swap file will be created until resizing by AUTOGEN. The 
    default size below is arbitrary and may or may not be appropriate. 
 
Size of temporary swap file [8000]? [Return]
 
   NOTE:  IA64 satellite node GOMTHI requires DOSD if capturing the 
          system state in a dumpfile is desired after a system crash. 
 
Will a local disk on GOMTHI be used for paging and swapping (Y/N)? Y 
 
    This procedure will now wait until GOMTHI is a member of 
    the cluster.  Once GOMTHI joins the cluster, this procedure 
    will ask you which local disk it can use for paging and swapping. 
 
    Please boot GOMTHI now. Make sure the default boot device is 
    set to the appropriate clustered-disk access path: LAN device for 
    satellite nodes; or shared-bus (CI/DSSI/SCSI/FC) disk device.  See 
    the hardware user manual or the console help command for instructions 
    to do this. 
 
    Waiting for GOMTHI to boot... 
    Waiting for GOMTHI to boot... 
    Waiting for GOMTHI to boot... 
    Waiting for GOMTHI to boot... 
    Waiting for GOMTHI to boot... 
 
    Node GOMTHI is now a cluster member. This procedure will pause 
    for up to 4 minutes, while attempting to detect local disks on 
    GOMTHI, to use for paging and swapping. 
 
 
    The local disks on GOMTHI are: 
 
Device                  Device           Error    Volume         Free  Trans Mnt 
 Name                   Status           Count     Label        Blocks Count Cnt 
GOMTHI$DQA0:            Online               0 
GOMTHI$DKA0:            Online               0 
GOMTHI$DKA100:          Online               0 
GOMTHI$DKB200:          Online               0 
 
    If the paging and swapping disk you plan to use is not displayed, 
    it may not yet be configured.  Please wait a few moments and hit 
    a carriage return for an updated display. 
 
Which disk can be used for paging and swapping? GOMTHI$DKA100: 
May this procedure INITIALIZE GOMTHI$DKA100 [Y]? N 
 
    In order to ensure that this disk has a unique volume name this 
    procedure wishes to change its name from [GOMTHI_831H1] to 
    [GOMTHI_25771].  If the satellite being added may also be booted 
    standalone and refers to this disk by name you may retain the old volume 
    name if there are no other disks with the same name in this cluster. 
 
May the volume name of this disk be changed to GOMTHI_25771 [Y]? N 
%DELETE-W-SEARCHFAIL, error searching for SYS$COMMON:[SYSMGR]CLU2020042F.TMP1;* 
-RMS-E-FNF, file not found 
    Mounting GOMTHI$DKA100... 
 
What is the file specification for the pagefile on 
GOMTHI$DKA100: [ <SYSEXE>PAGEFILE.SYS ]? [Return]
%CREATE-I-CREATED, GOMTHI$DKA100:<SYSEXE> created 
%SYSGEN-I-CREATED, GOMTHI$DKA100:<SYSEXE>PAGEFILE.SYS;1 created 
 
What is the file specification for the swapfile on 
GOMTHI$DKA100: [ <SYSEXE>SWAPFILE.SYS ]? [Return]
%SYSGEN-I-CREATED, GOMTHI$DKA100:<SYSEXE>SWAPFILE.SYS;1 created 
 
    SATELLITE_PAGE.COM and INSTALL_PAGE.COM will now be created for local 
    page/swap disk/file installation. 
 
             ****** ! SHADOWED PAGE or SWAP DISK WARNING !  ****** 
             ****  Edit these procedures to include any       **** 
             ****  local configuration commands necessary for **** 
             ****  shadowed disk mounting, prior to reboot.   **** 
             ***************************************************** 
 
    AUTOGEN will now reconfigure and reboot GOMTHI automatically. 
    These operations will complete in a few minutes, and a 
    completion message will be displayed at your terminal. 
 
    Waiting for GOMTHI to reboot... 
    Waiting for GOMTHI to reboot... 
 
    The configuration procedure has completed successfully. 


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