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OpenVMS マニュアル


 

OpenVMS ドキュメント
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目次
まえがき
第1章:日本語PostScriptのトランスレータ
第2章:テキスト・トランスレータ
第3章:カタカナTektronixトランスレータ
第4章:漢字ReGISトランスレータ
付録A :テキスト・トランスレータのエスケープ/コントロール・シーケンス一覧
付録B :フォントID
付録C :テキスト・トランスレータの初期設定値
付録D :漢字ReGISトランスレータの初期設定値
付録E :JIS漢字1978年版と1983年版の違い
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日本語トランスレータリファレンス・マニュアル

日本語トランスレータ リファレンス・マニュアル


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第 1 章
日本語PostScriptのトランスレータ

日本語PrintServerなどのPostScriptプリンタは,ページ記述プログラミング言語 PostScript によって記述された出力ページを解釈し,プリンタの解像度に応じたビットマップ・イメージを生成し,それを印刷するプリンタです。DECprint製品群では, PostScript以外の各種の表示装置のプロトコルをサポートするために,それらをPostScriptプログラムに変換するトランスレータ・ソフトウェアも提供しています。トランスレータはVMSのPRINTコマンド,またはULTRIXのlprコマンドを発行したシステム上で動作し,PRINT コマンドの/PARAMETER 修飾子のDATA_TYPE またはlprのオプションの中で -D を指定することで呼び出せます(ULTRIXではリモートの場合,トランスレータはリモート・ノードで動作します)。たとえば,日本語のテキストファイル MEMO.TXTを印刷したい場合は,

  • VMSの場合

    $ PRINT/QUEUE=MY_PRINTER/PARAMETER=(DATA_TYPE=KANJI) MEMO.TXT 
    

  • ULTRIXの場合

    % lpr -Pmy_printer -Dkanji memo.txt 
    

のように指定することによって,自動的にKANJIトランスレータが呼び出され, MEMO.TXTの内容がPostScriptプログラムに変換され,さらにそれがプリント・キューMY_PRINTERに割り当てられたPostScriptプリンタに通信回線(イーサネットまたはRS-232C)を介して送られます。

日本語DECprint 製品群で提供するトランスレータの機能と DATA_TYPE,または -Dオプションとの対応を 表 1-1 に示します。

  注意
日本語版のトランスレータが提供されていない英語版のトランスレータについては,本書では説明しません。

表 1-1 日本語トランスレータの種類
DATA_TYPEまたは-Dオプション1 プロトコル
ANSI LN03およびDEClaser2100/2200 テキスト 4
KANJI 漢字LN03/LN05テキスト(DEC漢字1983年版)
KANJI78 漢字LN03/LN05テキスト(DEC漢字1978年版)
LA_KANJI 漢字LA86/280/380テキスト
TEK4014 3 Tektronix 4014
TEK_KANA 2 カタカナTektronix 4014
REGIS 3 VT240 ReGIS
REGIS_KANJI 2 VT284漢字ReGIS(85桁表示)
REGIS_KANJI80 2 VT284漢字ReGIS(80桁表示)

1-Dオプションの場合,データ・タイプはすべて小文字です。
2これらのデータ・タイプは,ULTRIX/VAXおよびULTRIX/RISCではサポートされません。
3これらのデータ・タイプは,ULTRIX/RISCではサポートされません。
4このプロトコルをDigital ANSI準拠プリンティング・プロトコル・レベル3と呼びます。

  注意

  1. ANSI データ・タイプは日本語テキスト処理用に拡張されています。この拡張された ANSI と KANJI,KANJI78,LA_KANJIデータ・タイプをあわせて,日本語テキスト・トランスレータと呼びます。

  2. ANSI,KANJI,KANJI78,およびLA_KANJIデータ・タイプでは,sixelイメージもサポートされます。

  3. サポートされるトランスレータの種類は,各DECprint ソフトウェア製品によって異なります。それぞれのソフトウェア機能仕様書(SPD)を参照してください。


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