8.3.2 Super DEC 漢字のサポート |
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日本語拡張機能を有効にした場合,文字リテラルおよびコメント中に半角カタカナ,補助漢字を含む Super DEC 漢字のすべてを使用できます。
8.3.3 変換ユーザ・キー定義ライブラリ(IMLIB)による日本語入力のサポート |
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日本語 VMS V5.5 以前のデバッガでは日本語入力に独自のルーチンを用いていたため変換キーの定義は固定で,ユーザによるカスタマイズを行うことはできませんでした。日本語 OpenVMS V6.0以降では日本語画面管理ユーティリティを用いているので,変換ユーザ・キー定義ライブラリ(IMLIB)を使うことにより,ユーザ独自の変換キー定義を行うことができます。また,日本語画面管理ユーティリティ,日本語入力プロセスを使った他のアプリケーションと共通のキーを使うことが可能となります。
変換キーの設定は日本語環境設定ユーティリティ (JSY$CONTROL) を使うと簡単に設定できます。詳しくは 第 1 章 を参照してください。
C 言語の wchar_t データタイプのデータのデバッグ方法について説明します。ただし,DEC C コンパイラは wchar_t データタイプを typedef により実現しているため,ユーザがプログラム中で wchar_t データタイプを用いても C コンパイラが生成するデバッグ情報中では wchar_t データタイプとはなっていません。そのためデバッガは wchar_t データタイプとして認識できないため,以下に示すように /WCHAR_T 修飾子を指定する必要があります。
ファイルコードとプロセスコード間の変換はデバッガを起動したときのロケール情報に従います。
本機能は日本語拡張機能が無効の場合も動作します。
8.4.1 EXAMINE コマンド |
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