日本-日本語
日本HPホーム 製品 & サービス OpenVMS製品情報
≫  お問い合わせ


OpenVMS マニュアル


 

OpenVMS ドキュメント
ライブラリ

タイトルページ
目次
まえがき
第 1 章:TCP/IP Servicesのインストレーションとコンフィギュレーションを行う前の準備作業
第 2 章:TCP/IP Servicesのインストレーション
第 3 章:TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション
第 4 章:IPv6のコンフィギュレーション
付録 A :TCP/IP Services の新規のインストレーションとコンフィギュレーションの例
索引
PDF
OpenVMS ホーム
HP TCP/IP Services for OpenVMS

HP TCP/IP Services for OpenVMS
インストレーション/ コンフィギュレーション・ガイド


目次 索引



スタンバイ failSAFE IP IPv6 アドレスは手動でコンフィギュレーションする必要があります。 IPv6 はいろいろなスコープのアドレスをサポートしますが, link-local アドレスだけはスタンバイ・アドレスとともにコンフィギュレーションされる必要があります。(Link-local アドレスは, 16 進の FE80 で始まるアドレスです。)

スタンバイ failSAFE IP IPv6 アドレスをコンフィギュレーションする場合,以下のステップに従ってください:

  1. 以下の例に示すように, ifconfigコマンドを使ってそれぞれのインタフェースに対して動的に生成される link-local IPv6 アドレスを確認してください。それぞれのインタフェースの最終行に link-local IPv6 アドレスが含まれます。 IPv4 アドレスが既にスタンバイ・アドレスを使用してコンフィギュレーションされていることに注意してください。 (IPv4 スタンバイ・アドレスのコンフィギュレーション手順は 第 3.4.4.4 項 に記載されています。)

    $ ifconfig -a 
    IE0: flags=c43<UP,BROADCAST,RUNNING,MULTICAST,SIMPLEX> 
         failSAFE IP Addresses: 
            inet 16.176.56.81 netmask fffffe00 broadcast 10.0.255.255 (on GRYFFIIE1) 
        *inet 16.176.56.65 netmask ff000000 broadcast 16.255.255.255 ipmtu 1500 
        *inet6 fe80::202:a5ff:fe60:a368 
     
    IE1: flags=c43<UP,BROADCAST,RUNNING,MULTICAST,SIMPLEX> 
         failSAFE IP Addresses: 
            inet 16.176.56.65 netmask fffffe00 broadcast 10.0.255.255 (on GRYFFIIE0) 
        *inet 16.176.56.81 netmask fffffe00 broadcast 16.176.57.255 ipmtu 1500 
        *inet6 fe80::202:a5ff:fe60:a369 
    

  2. ステップ 1 で取得した IPv6 アドレスを指定して以下のコマンドを実行して,スタンバイ IPv6 アドレスを作成してください。

    $ ifconfig ie1 inet6 alias fe80::202:a5ff:fe60:a368 
    $ ifconfig ie0 inet6 alias fe80::202:a5ff:fe60:a369 
    


    この例の場合,インタフェース IE0 上でコンフィギュレーションされた link-local IPv6 アドレスがスタンバイとして IE1 に追加されます。同様に,インタフェース IE1 上でコンフィギュレーションされた IPv6 アドレスがスタンバイとして IE0 に追加されます。

  3. コンフィギュレーションの変更内容を有効にするために, failSAFE IP サービスを再起動してください ( 第 3.6 節 を参照してください)。 TCP/IP Service の起動時に変更内容が有効になるようにするためには, SYS$STARTUP:TCPIP$SYSTARTUP.COM を編集し,以下のコマンドを追加してください。これらには,ステップ 2 で指定した ifconfigコマンドが含まれています。

    $! 
    $! IPv6 failSAFE Addresses 
    $! 
    $ ifconfig ie1 inet6 alias fe80::202:a5ff:fe60:a368 
    $ ifconfig ie0 inet6 alias fe80::202:a5ff:fe60:a369 
    $! 
    $! Restart failSAFE to pick up IPv6 address changes 
    $! 
    $ @sys$startup:tcpip$failsafe_shutdown 
    $ @sys$startup:tcpip$failsafe_startup 
    $! 
    


目次 索引

© 2012 Hewlett-Packard Development Company, L.P.