2.3.8 クォーラム・ディスク |
|
クラスタ・システム管理者はディスクを
クォーラム・ディスクとして指定できます。クォーラム・ディスクは,クラスタのボーツの総数に 1 票を追加するための,仮想クラスタ・メンバとして動作します。クォーラム・ディスクを設定することで,2 つのノードで構成されるクラスタの可用性を向上できます。このような構成では,クォーラム・ディスクまたは 1 台のノードで障害が発生しても,クォーラムを維持することができるため,操作を続行できます。
注意: クォーラム・ディスクは,2 つのノードで構成される OpenVMS Cluster システムのみに設定するようにしてください。 3 つ以上のノードを含む構成では,クォーラム・ディスクは必要ではなく,お勧めもしません。
たとえば,多くのサテライト (ボーツ数は 0 ) と,サテライトをダウンライン・ロードする 2 つの非サテライト・システム (それぞれボーツ数が 1) から成る OpenVMS Cluster 構成について考えてみましょう。クォーラムは以下のように計算されます。