日本語HP DECprint Supervisor for OpenVMS
日本語HP DECprint Supervisor for OpenVMS ユーザーズ・ガイド
第 7 章 Imageインタプリタの使用によるDDIFイメージ・ファイルの印刷
DECprint Supervisor for OpenVMS ソフトウェアは,これまで使用されていた DEC Image Print-PLUS Client Servicesに代わる製品であり
* ,Imageインタプリタを使用して,PrintServer 17,PrintServer 20, PrintServer 32 プリンタで DDIF 2値イメージ・ファイルを高速で印刷できるようになりました。
| 注意
PostScript レベル2インタプリタが存在する場合には,Imageインタプリタは使用されません。
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ただし,プリント・ジョブに次のいずれかのパラメータが含まれている場合には,文書を印刷するためにImageインタプリタは使用されません。
/PARAMETERS=LAYUP_DEFINITION
/PARAMETERS=NUMBER_UP
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この場合,パラメータ値によって指定された機能を提供できるように,ファイルが PostScript に変換されます。
脚注
* DECprint Supervisor for OpenVMS 製品は,以前にインストールされている DEC Image Print-PLUS Client Servicesのすべてのバージョンと互換性がありません。
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標準的なネットワーク環境では,次の 2 つの理由により,イメージの印刷にかなり時間がかかります。
- 標準環境では PrintServer が PostScript ファイルしか取り扱わないため,ユーザのノードでファイルを PostScript 形式に変換した後, PrintServer で PostScript インタプリタ・ソフトウェアによって処理しなければなりません。
- PostScript レベル1 言語のイメージ・ファイルが大きいため,ネットワークを介してプリンタに送信するのに時間がかかります。
DECprint Supervisor for OpenVMS ソフトウェアでは,次の理由により,イメージ印刷がこれまでより高速になります。
- イメージ処理機能を持つプリンタでは,DDIF 2値イメージを印刷することができ, PostScript レベル 1 への変換および PostScript インタプリタの処理が不要です。
- プリンタに組み込まれた圧縮解除ハードウェアを使用します。
- 圧縮されたデータをネットワークを経由して送信することができます。圧縮されたデータは,より高速にプリンタに転送されます。
次のPRINTコマンドを使用すると,イメージ・ファイルはプリンタに直接送信されます。
$ PRINT /QUEUE=queue-name /NOTIFY file-name.DDIF
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次のPRINTコマンドでは,イメージ・ファイルは PostScript に変換されて印刷されます。
$ PRINT /QUEUE=queue-name /NOTIFY /PARAMETERS=NUMBER_UP=1 file-name.DDIF
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