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OpenVMS マニュアル | 
    
  
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日本語HP DECprint Supervisor for OpenVMS
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| 目次 | 索引 | 
プリンティング・システムはジョブ・セパレータ・ページ (ジョブ・フラグ・ページ,ジョブ・バースト・ページ,ジョブ・トレーラ・ページ)とファイル・セパレータ・ページの両方を作成することができます。システム管理者はキューに対して省略時のジョブ・セパレータ・ページとファイル・セパレータ・ページを定義することができます。一般ユーザはジョブ・セパレータ・ページを制御することはできませんが,ファイル・セパレータ・ページを印刷するかどうかを制御することはできます。
プリント・ジョブ内の各ファイルは次のページで分離されます。
一般ユーザは,次の PRINT コマンド修飾子を使用することにより,ファイル・セパレータ・ページの挿入を制御することができます。
$ PRINT /BURST FIRST.TXT, SECOND.TXT  | 
ファイル・セパレータ・ページの特定のタイプの動作を指定しない場合 (たとえば,上記のコマンドではフラグ・ページとトレーラ・ページを指定していません),省略時の動作はキューの /DEFAULT 修飾子で指定されます。 /DEFAULT に特定のタイプのセパレータ・ページを指定していない場合,どのセパレータ・ページも印刷されません。
否定型の修飾子 (たとえば,/NOTRAILER) は,キューの省略時の修飾子 (たとえば,/DEFAULT=TRAILER) を無効とするために有用です。
 各ファイル指定の後に修飾子を指定することにより,プリント・ジョブ内の個々のファイルに対する省略時のファイル・セパレータ・ページの動作を変更することができます。
 たとえば,次のコマンドを使用すると,キューの /DEFAULT=BURST 修飾子を無効とし,ジョブ内の 2 番目のファイルを除くすべてのファイルに対してファイル・フラグ・ページを印刷することができます。
 
 
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15.2 個別のファイルに対するファイル・セパレータ・ページの制御
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$ PRINT /NOBURST /FLAG FIRST.TXT, SECOND /NOFLAG, THIRD  | 
キューの省略時のセパレータ・ページを表示するには,次のコマンドを実行します。
$ SHOW QUEUE /FULL PS20$A14  | 
Printer queue PS20$A14, on STAR::LPS, mounted form DCPS$DEFAULT 
(stock=DEFAULT) 
    /BASE_PRIORITY=4 /DEFAULT=(FLAG,FORM=DCPS$DEFAULT (stock=DEFAULT)) 
    /NOENABLE_GENERIC /LIBRARY=DCPS_LIB Lowercase /OWNER=[SYS,SYSTEM] 
    /PROCESSOR=DCPS$SMB /PROTECTION=(S:E,O:RD,G,W:W) 
    /SCHEDULE=(NOSIZE) 
    /SEPARATE=(BURST,TRAILER) 
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この例では,このキューに登録されたプリント・ジョブに対してジョブ・バースト・ページとジョブ・トレーラ・ページが印刷されることが指定されています(/SEPARATE=(BURST,TRAILER))。また,/DEFAULT=FLAG によって指定されているため,ファイル・フラグ・ページは省略時の設定により印刷されます。ただし,フラグ・ページは PRINT コマンド修飾子により無効とすることができます。
 ジョブ・ログおよびジョブ・トレーラ・ページがある場合は,OUTPUT_TRAY パラメータで指定した排紙トレイに通常出力されます。しかし,DCPS が最初に指定された排紙トレイに出力しようとした場合に, NOOUTTRAY,OUTTRAYNOTAVL,OUTTRAYMISMATCH エラーなどが検出されると,ジョブ・ログおよびジョブ・トレーラ・ページは代わりにプリンタの省略時の排紙トレイに出力され,排紙トレイに問題があることを通知します。
 
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15.4 エラー時の省略時の排紙トレイへのジョブ・ログおよびジョブ・トレーラ・ページの出力          
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