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OpenVMS マニュアル


 

OpenVMSドキュメント
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タイトルページ
目次
まえがき
第 1 部:概要
第 1 章:OpenVMS の現在,過去,未来
第 2 部:基本操作
第 2 章:ログイン/ログアウト
第 3 章:DCL コマンド
第 4 章:パスワードの変更
第 5 章:ヘルプとシステム・メッセージ
第 6 章:キーボード
第 7 章:エディタ
第 8 章:ファイル指定
第 9 章:ディレクトリ作成
第 10 章:ファイル操作コマンド
第 11 章:ファイル保護
第 3 部:OpenVMS の便利な機能
第 12 章:ファイルの印刷
第 13 章:バッチ・キュー
第 14 章:プロセス
第 15 章:シンボル
第 16 章:論理名
第 17 章:コマンド・プロシージャ
付録 A :システムの起動と停止
付録 B :日本語環境の設定
付録 C :ネットワークを利用したファイル操作
付録 D :JMAIL ユーティリティ
付録 E :レキシカル関数一覧
付録 F :Linux または UNIX,MS-DOS,日本語 OpenVMS コマンド対応表
付録 G :関連アプリケーション
付録 H :PC 関連製品
付録 I :クイック・リファレンス
付録 J :日本語マニュアル・クイック・リファレンス
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はじめよう!日本語 OpenVMS

はじめよう!日本語 OpenVMS


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メール・メッセージの入っているフォルダを選択するには, SELECT サブコマンドを使用します。次のように入力します。

    JMAIL> SELECT フォルダ名    



D.20 メール・メッセージを削除する--- DELETE

メール・メッセージを削除するには,DELETE サブコマンドを使用します。次のように入力します。

    JMAIL> DELETE [メール・メッセージ番号]    

メール・メッセージ番号は,削除したいメール・メッセージの番号です。複数のメール・メッセージ番号を指定することもできます。複数のメール・メッセージ番号を指定する場合,コンマで区切ります。

現在読んでいるメール・メッセージの番号は省略することもできます。

D.21 誤って削除したメール・メッセージの復元--- SELECT WASTEBASKET

メール・メッセージを誤って削除した場合,JMAIL ユーティリティをまだ終了していなければ,そのメール・メッセージを復元することができます。

削除したメール・メッセージは,JMAIL ユーティリティを終了するまでは, WASTEBASKET フォルダに一時的に保存されます。これらのメール・メッセージは,JMAIL ユーティリティの終了時にまとめて実際に削除されます。メール・メッセージの復元は,WASTEBASKET フォルダからメール・メッセージを取り出すことにより行います。

次の手順で行います。

  1. WASTEBASKET フォルダを選択します。

        JMAIL> SELECT WASTEBASKET    
    

  2. メール・メッセージの一覧を表示します。

        JMAIL> DIRECTORY    
    

  3. 復元したいメール・メッセージを読みます。

        JMAIL> READ    
    

  4. 復元したいメール・メッセージを,他のフォルダに入れます。

        JMAIL> MOVE MEMO    
    



D.22 メール・メッセージをファイルに落とす--- EXTRACT

メール・メッセージをファイルにするには,EXTRACT サブコマンドを使用します。次のように入力します。

    JMAIL> EXTRACT ファイル名    

ファイル名は,メール・メッセージをファイルにするときのファイルの名前です。

バージョン番号は省略できます。バージョン番号を省略したときにファイルが存在しない場合は,バージョンが 1 のファイルを新たに作成します。バージョン番号を省略したときにファイルが存在する場合は,最新のバージョンに 1 を加えたバージョンのファイルを作成します。

D.23 配布リストを利用する

メール・メッセージを送る複数の相手の宛先をまとめて 1 つのファイルにしたものを,配布リストといいます。配布リストは,エディタを使用して作成します。配布リストのファイル名は任意です。ファイル・タイプには,なるべく DIS を指定してください。

配布リストを作成する際は,1 行に 1 ユーザ名のみを入力してください。( 感嘆符 (!) に続けてコメントを入力できます。)

D.24 配布リストの指定方法

配布リストを指定する場合,アットマーク(@)を付けて指定します。次のように指定します。

   @[ディレクトリ]ファイル名.ファイル・タイプ;バージョン番号    
         (1)           (2)           (3)             (4)

  1. 現在のディレクトリに配布リストが置かれている場合,ディレクトリは省略できます。

  2. ファイル名は任意で付けられます。

  3. ファイル・タイプが DIS の場合,ファイル・タイプは省略できます。

  4. バージョン番号は省略できます。省略した場合,最新のバージョンを指定したものとみなされます。

配布リストは,ユーザ名と同様に,宛先 (To:,CC:) に指定できます。たとえば,MEMBER.DIS という名前で配布リストを作成したとします。配布リストは,ユーザ名と同様に使用できるので,次のように入力することができます。

    To:      @MEMBER,OSAKA::TANAKA    
    CC: 
    Subj: 



D.25 JMAIL のヘルプを使用する

JMAIL ユーティリティでは,サブコマンドの使い方と働きを調べるためのオンライン・ヘルプが用意されています。ヘルプの使用方法は DCL コマンドの場合と同様です。JMAIL のヘルプを使用する場合は,次のように入力します。

    JMAIL> HELP    

ヘルプが開始され,次のように表示されます。


  1. "Topic?" の後に,調べたいサブコマンドを入力し, [Return] (または [Enter]) キーを入力します。
    サブコマンドの説明と "サブコマンド名 Subtopic?" が表示されます。

  2. "サブコマンド名 Subtopic?" の後に,調べたい修飾子などを入力します。

ヘルプの終了方法

ヘルプを終了するには,次のいずれかの方法を使用します。

  • "Topic?" に対して,[Return] ( または [Enter] ) キーを押す。

  • 任意の箇所で,[Ctrl] + [Z] を入力する。


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