10.12.3 HP Availability Manager の使用 |
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HP Availability Manager は,リアルタイム監視/診断/修正ツールであり,システム管理者がシステムの可用性とスループットを向上するために使用します。 Availability Manager は,OpenVMS Integrity,OpenVMS Alpha または Windows ノード上で稼働します。
オペレーティング・システムに標準添付されている 2つの製品は,システム管理者が CPU の利用状況,メモリの不足,ロックの競合,ハングしたプロセスや制御がきかなくなったプロセス,I/O,ディスク,ページ・ファイル,スワップ・ファイルなどに関して,システム・リソースの利用状況の問題を修正するのに役立ちます。
Availability Manager は,OpenVMS Alpha または Windows のいずれかのノードから,拡張 LAN にある 1 つ以上の OpenVMS を監視することができます。 Availability Manager は,複数の OpenVMS ノードから同時に,システム・データおよびプロセス・データを収集します。そしてデータを分析し,ネイティブ Java GUI を使って出力を表示します。
DECamds は複数のノード (VAX と Alpha) から同時にデータを収集し,分析し,すべての出力を集中化された DECwindows ディスプレイに送信します。DECamds を使用すると,以下に示すように,可用性に関する問題を監視し,対応するのに役立ちます。
- リソースの可用性に関する問題をユーザに警告し,さらに調査するための方法を説明し,可用性を向上するための対処法を示します。
- 拡張 LAN の内部でリモート・ノードの管理を集中化します。
- リモート・ノードがハングしている場合でも,ノードおよびプロセス・パラメータの調整も含めて,リアルタイムでの介入が可能です。
- 広範囲にわたるカスタマイズ・オプションを使用して,サイト固有の要件に対応することができます。
関連項目: Availability Manager についての詳細は,下記の URL の『HP OpenVMS Availability Manager User's Guide』を参照してください。