10.3.3 プログラムのソース行の 1 行ずつの実行 |
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プログラムのソース行を 1 行ずつ実行するには,プッシュ・ボタン・ビューで
「STEP」ボタンをクリックするか,またはコマンド・ビューでSTEPコマンドを入力します。このデバッグ方法 (ステップ実行と呼ぶ) はよく使用されます。
ソース行が1行実行されると,ソース・ビューが更新され,現在位置ポインタは次に実行される行を示します。
ソース行とステップ実行の動作については,次の点に注意してください。
- 1 行のソース行は,使用する言語とコーディング方法により,1 つまたは複数のプログラミング言語要素で構成される。
- 「Step」ボタンをクリックすると,デバッガは実行可能な行を 1 行実行し,その次に実行可能な行の始めで実行を中断する。この場合,途中の実行不可能な行はスキップされる。
- 実行可能な行は,コンパイラによって生成された命令の行である (たとえば,ルーチン呼び出し文の行や代入文の行)。メイン・ウィンドウでは,実行可能な各行の左にボタンが表示される。
- 実行不可能な行には,たとえばコメント行や値を代入しない変数宣言の行がある。メイン・ウィンドウでは,実行不可能な行の左にはボタンは表示されない。
コンパイル時にコードを最適化した場合,表示されるソース・コードと実際に実行しているコードとが対応しないことがあるので注意してください ( 第 1.2 節 を参照)。