記号 |
1次ブートストラップ・イメージ
| | ブート・ブロックが示すプログラム。
このプログラムは 2 次ブートストラップ・イメージ SYSBOOT.EXE を検索してシステム・ディスクへのアクセスを可能にし,このイメージをメモリにロードする。
VAX システムの場合,1次ブートストラップ・イメージは VMB.EXE である。
Alpha システムの場合,1次ブートストラップ・イメージは APB.EXE である。
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1次プロセッサ
| | マルチプロセシング・システムにおいて,論理的または物理的にコンソール・デバイスに接続され,マルチプロセシング・システムをブートするコンソール・コマンドの実行対象であるプロセッサ。
1次プロセッサは,マルチプロセシング・システムに存在する他のプロセッサを起動する。
システム・タイムキーパも担当する。
|
1次ページ・ファイルおよび1次スワップ・ファイル
| | ディストリビューション・キットに入っている,省略時のページ・ファイルとスワップ・ファイル。
ファイル名は,SYS$SYSTEM:PAGEFILE.SYS と SYS$SYSTEM:SWAPFILE.SYS である。
2次ページ・ファイルおよび2次スワップ・ファイルを参照。
|
2次ブートストラップ・イメージ
| | システム・ディスクへのアクセスを可能にするイメージ。
SYS$SYSTEM:SYSBOOT.EXE。
|
2次プロセッサ
| |
マルチプロセシング・システムにおいて,1 次プロセッサではないプロセッサ。
|
2次ページ・ファイルおよび2次スワップ・ファイル
| | 性能やディスク空間の都合で付加的に作成されるページ・ファイルとスワップ・ファイル。
1次ページ・ファイルと1次スワップ・ファイルの空間に加え,これらの2次ファイルの空間がページングとスワッピングに使用される。
|
A |
ACL
| | アクセス制御リストを参照。
|
B |
BOT マーカ
| | テープ・ボリュームの書き込み可能領域の始まりを示す光反射性のマーク。
|
C |
CD-ROM
| |
オーディオ機器で使用される CD-ROM と同様のコンピュータ用ディスク記憶デバイス。
オーディオ用 CD-ROM との相違は,CD-ROM コンピュータ・プレイヤはオーディオ・インタフェースではなく,デジタル・インタフェースを使用する点である。
|
CMIP
| | Common Management Information Protcol(CMIP) を参照。
|
Common Management Information Protocol(CMIP)
| | DECnet-Plus ネットワーク管理プロトコルに基づいた,ネットワーク管理操作の標準案。
CMIP を使用して,要素で実行されるネットワーク管理操作をコーディングする。
CMIP は,ディレクタとエージェントとの情報の交換を許可する。
また,CMIP を使用すると,Phase IV Network Information および Control Exchange(NICE) プロトコルは使用できない。
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Coordinated Universal Time (UTC)
| | 1 日の時刻を表すための国際標準規約。
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D |
DECnet
| | 弊社のオペレーティング・システムをネットワークに接続するためのハードウェアおよびソフトウェアの汎用名。
DECnet を使用すると,1 つのシステムは 1 つのノードのように機能する。
DECnet Phase IV,DECnet-Plus for OpenVMS,および TCP/IP Services for OpenVMSを参照。
|
DECnet Phase IV
| | DECnet の古いバージョン。
レイヤード製品のように,OpenVMS とは別にインストールして使用する。
|
DECnet-Plus for OpenVMS
| | DECnet の新しいバージョン。
OpenVMS オペレーティング・システムのインストレーション・プロシージャを実行すると使用できる。
DECnet-Plus は,Digital Netwrok Architecture(DNA) Phase V の弊社のインプリメントです。
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E |
EOT マーカ
| | テープ・ボリュームの書き込み可能領域の終端を表す光反射性のマーク。
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ERRFMT プロセス
| | システム・プロセスの 1 つ。
定期的にエラー・ログ・バッファを空にし,エラーの記述を標準書式に変換してシステム・ディスク上のエラー・ログ・ファイルに格納する。
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F |
Files-11 ディスク構造
| | ディスク上に格納される情報に与えられる論理構造。
ファイルとそのデータ,およびそれらのデータにアクセスするためのディレクトリを階層的に編成したもの。
|
Files-11 ボリューム
| | Files-11 ディスク構造を使用し,デバイスにマウントされるディスク・ボリューム。
|
I |
InfoServer システム
| | イーサネットに基づいた高性能 仮想デバイス・サーバ。
InfoServer システムにより,ローカル・エリア・ネットワーク (LAN) 内のクライアント・システムは,物理デバイス媒体や論理ディスク・ブロックのセットを使用することができるようになる。
適切なクライアント・ソフトウェアを実行しているシステムは,InfoServer システムの仮想デバイスに接続し,ローカルに接続されたデバイスと同様にそれらを使用することができる。
|
L |
LASTport プロトコル
| | InfoServer ソフトウェアによりインプリメントされる
特別な LAN トランスポート・プロトコル。
これにより,多くのクライアントが InfoServer システムにアクセスし,信頼性の高いデバイスの読み込みおよび書き込み操作を行うことができる。
LASTport/DISK プロトコルと LASTport/TAPE プロトコルは,LASTport プロトコルを使用するディスクおよびテープの特別なプロトコルである。
InfoServer システムも参照。
|
LAT サービス
| | LAT ソフトウェアによって LAN 上のユーザに使用可能なシステム資源。
汎用タイムシェアリング・サービスおよびアプリケーション・サービスを LAT サービスにすることができる。
|
LAT サービス・ノード
| | 外部からの LAT 接続をサポートするシステム,または LAT サービスを提供するシステム。
|
LAT サービス通知
| | LAT サービス・ノードによって送信されたマルチキャスト・メッセージ。
このメッセージによって,使用可能なサービス・ノードのデータベースが構築される。
|
LAT プロトコル
| | LAT ソフトウェアによって実現されるプロトコル。
このプロトコルにより,オペレーティング・システムは資源,すなわちターミナル・サーバがアクセスできる LAT サービスを提供する。
|
M |
MSCP サーバ
| | OpenVMS Cluster 環境において,MSCP プロトコルを実現するコンポーネント。
RA シリーズ・ディスクのような DSA ディスク用コントローラとの通信に使用される。
ディスク・クラスのデバイス・ドライバである DUDRIVER および DSDRVIER の一方または両方と組み合わせることで,MSCP サーバはコンピュータ上で MSCP プロトコルを実現し,そのコンピュータが記憶域制御デバイスとして機能することを可能にする。
|
O |
OPCOM プロセス
| | オペレータ通信マネージャ (OPCOM) の動作を管理するシステム・プロセス。
|
OPCOM メッセージ
| | オペレータ通信マネージャ (OPCOM) がブロードキャストするメッセージ。
これらのメッセージはオペレータ・ターミナルに表示され,オペレータ・ログ・ファイルに書き込まれる。
システム管理者が送信する一般的なメッセージ,ユーザからの要求,オペレータの応答,システム・イベントなどのメッセージがある。
|
OpenVMS Cluster システム
| | 複数のコンピュータと記憶サブシステムの疎結合。
VMScluster システムは,システム資源の一部または全部を共有するが,ユーザからは単一システムのように見える。
複数のコンピュータが VMScluster 環境の資源を共有すると,すべてのコンピュータの記憶資源とコンピューティング資源が組み合わされるので,処理能力が向上する。
|
P |
PAK
| | 製品登録キー (PAK) を参照。
|
S |
SCS
| | OpenVMS Cluster 環境において,HP SCA (システム通信アーキテクチャ) に基づいてコンピュータ間通信を実現するソフトウェア。
|
SYSGEN パラメータ
| | システム・パラメータを参照。
|
T |
TCP/IP Services for OpenVMS
| | 弊社の TCP/IP プロトコル,およびOpenVMS Alpha,I64,および VAX オペレーティング・システムへのインターネット・サービスのインプリメントです。
|
TMSCP サーバ
| | OpenVMS Cluster 環境において,TU シリーズ・テープなどの MSCP ローカル・テープのコントローラとの通信に使用する TMSCP プロトコルを実現するコンポーネント。
TMSCP サーバがテープ・クラス・デバイス・ドライバ (TUDRIVER) とともにこのプロトコルをプロセッサで実現することにより,プロセッサが記憶デバイスのコントローラとして機能する。
|
U |
UAF
| | ユーザ登録ファイル (UAF) を参照。
|
UETP
| | OpenVMS オペレーティング・システムが正常にインストールされたかどうかを確認するソフトウェアのこと。
|
UIC
| | ユーザ識別コード (UIC) を参照。
|
UIC に基づく保護
| | UIC (ユーザ識別コード) に基づき,保護されるすべてのオブジェクトに適用される保護メカニズム。
ACL (アクセス制御リスト) を参照。
|
UTC
| | Coordinated Universal Time を参照。
|
V |
VAXcluster サーバ
| | ローカル・エリア VAXcluster 構成において,MSCP(大容量記憶制御プロトコル)サーバと TMSCP(磁気テープ大容量記憶デバイス制御プロトコル)サーバのソフトウェアを使用する VAXcluster ノード。
これにより,このノードにローカル接続されているディスクとテープを,ローカル・エリア・ネットワーク (LAN) を通して VAXcluster サテライトから利用できる。
|
VAXport ドライバ
| | VAXcluster 環境において,ローカル・ポートと遠隔ポート間の通信パスを制御するデバイス・ドライバ。
CI では PADRIVER,LAN では PEDRIVER,DSSI では PIDRIVER である。
|
あ |
アカウンティング情報ファイル
| |
会計情報ファイルを参照。
|
アカウント
| | 各システム・ユーザにはアカウントが割り当てられ,ログイン時には特定のアカウント名とアカウント番号が使用される。
システムは,ユーザが所有するファイルの記憶位置,ユーザの各ファイルに対するアクセス権,ユーザの提供できるシステム機能をアカウント番号により識別する。
|
アクセス・モード
| | ソフトウェアの実行時は 4 種類のプロセッサ・アクセス・モードのいずれかが使用される。
プロセッサ・アクセス・モードにより,システム・ソフトウェアが誤ってシステムを破壊することを防ぐことができる。
プロセッサ・アクセス・モードには,特権と信頼性 (保護の度合い) の高い順に,カーネル・モード,エグゼクティブ・モード,スーパバイザ・モード,ユーザ・モードがある。
プロセッサ・モードがカーネル・モード以外の場合,プロセッサは特権付き命令の実行を禁止される。
|
アクセス制御リスト
| | UIC に基づく保護よりも洗練された保護メカニズム。
個々のユーザまたはユーザ・グループに対するアクセスの許可または禁止を定義できる。
|
アクティブ・セット
| | OpenVMS VAX のマルチプロセシング・システムにおいて,電源投入時の診断プログラムにパスし,システムの動作にアクティブに関与しているプロセッサの集合。
使用可能セットを参照。
|
アクティブ値
| | メモリに格納され,稼働中のシステムによって使用されているシステム・パラメータ値の集合。
システムはそのブート時に,ディスク上のパラメータ・ファイルに格納されている現在値をメモリに読み込む。
その値がアクティブ値となる。
|
アップグレード・プロシージャ
| | 標準バージョンのオペレーティング・システムを使用している場合,アップグレード・プロシージャを実行して上位のバージョンに移行できる。
|
アップデート・プロシージャ
| | 以前のバージョンのオペレーティング・システムを多少変更したい場合に使用するプロシージャ。
アップデート・プロシージャは,システム・ファイルの一部を置換する。
|
アプリケーション・サービス
| | LAT サービスの 1 つ。
このサービスでは LAN ユーザは 1 つの特定のプログラムにしかアクセスできない。
汎用タイムシェアリング・サービスを参照。
|
アベイラブル・セット
| | マルチプロセシング・システムにおいて,システムの電源投入時のハードウェア診断テストにパスしたプロセッサの集合。
そのプロセッサがシステムにアクティブに関与しているかどうかは問題にされない。アクティブ・セットを参照。
|
アンサー・ファイル
| | SYS$UPDATE: 製品名 .ANS というファイル・タイプを持つファイル。
製品の初期インストール時,VMSINSTAL.COM で Auto-Answer オプションを指定するとこのファイルが作成され,インストール中にプロンプトに対して入力した値が記録される。
|
い |
イーサネット
| | すべてのノードに対して等しいアクセス権が与えられる単一の共用ネットワーク・チャネル。
イーサネットにより,ローカル接続および遠隔接続が 1 つのネットワークに統合される。
|
イベント・クラス
| | 機密保護関連のイベントのカテゴリ。
システムは常に複数のイベント・クラスを監査している。
|
イメージ
| | 実行可能プログラムを形成するためにリンカ・ユーティリティによって結合されたプロシージャとデータの集合。
実行可能プログラムはプロセスによって実行できる。
通常,可能プログラムのファイル・タイプは .EXE である。
|
イメージ・コピー
| | BACKUP ユーティリティの動作の 1 つで,出力ディスク上に Files-11 ディスク構造を作成し,ボリューム全体をコピーするもの。
イメージ・バックアップは,ディスク内容の論理的なコピーである。
|
イメージ・バックアップ
| | BACKUP ユーティリティの動作の 1 つで,ディスク (またはボリューム) 上のすべてのファイルのコピーをセーブ・セットと呼ばれる特殊ファイルに保存するもの。
完全バックアップとも呼ばれる。
イメージ操作も参照。
|
イメージ・リストア
| | BACKUP ユーティリティの出力ディスクを初期化し,ボリューム全体を復元する動作。
|
イメージ操作
| | BACKUP ユーティリティの入力ディスク上のすべてのファイルを処理する動作。
|
イメージ登録ファイル
| | イメージ登録機能に関連するファイル。
オペレーティング・システムの前のバージョンに依存する互換性のあるアプリケーション・イメージを続けて使用する場合に,イメージをイメージ登録ファイルに登録することができる。
|
イメージ比較
| | BACKUP ユーティリティのボリューム全体の内容を比較する動作。
|
インストレーション・プロシージャ
| | オペレーティング・システムの初期インストレーションに使用するプロシージャ。
また,レイヤード製品のインストールに使用するプロシージャ。
|
う |
運用時データベース (Volatile database)
| | ネットワークのノードにおいて,現在のネットワーク状況を反映する DECnet構成データベースのワーキング・コピー。
パーマネント・データベースを参照。
|
え |
永久オープン・イメージ
| | イメージ・ファイルのディレクトリ情報がメモリに永久的に存在し,ファイルを取り出すときに通常必要となるディレクトリ検索が不要な既知イメージ。
|
エクステント
| |
Files-11 ボリューム上における,特定のファイルに割り当てられた連続したブロック。
|
エグゼクティブ
| | 入出力,資源割り当て,プログラムの実行を行うルーチンの実行を制御する,オペレーティング・システム内のプログラムのセット。
エグゼクティブ・ルーチンも参照。
|
エグゼクティブ・モード
| | 2 番目に高い特権を持つプロセッサ・アクセス・モード。
OpenVMS RMS (レコード管理サービス),およびオペレーティング・システムの多くのシステム・サービス・プロシージャは,エグゼクティブ・モードで実行される。
|
エグゼクティブ・ルーチン
| | エラーおよびイベントを検出して関連する情報をメモリ内のエラー・ログ・バッファに書き込むシステム・ルーチン群。
エグゼクティブも参照。
|
エラー・レポート・フォーマッタ (ERF)
| | ERROR LOG ユーティリティによって呼び出され,エラー・ログ・ファイルから選択された項目を出力するシステム・コンポーネント。
|
エラー・ログ・ダンプ・ファイル
| | Alpha システムおよび I64 システムで,エラー・ログ・バッファの内容が書き込まれるファイル (システム・ダンプ・ファイル以外)。
エラー・ログ・ダンプ・ファイルが提供されるため,システムは,作成したものの,システム・クラッシュが発生した時点でまだ書き込んでいないエラー・ログ・エントリを含むように,リブート時に更新できる。
|
エラー・ログ・ファイル
| | デバイスと CPU のエラー・メッセージは,オペレーティング・システムにより自動的にこのファイルに記録される。
ERROR LOG ユーティリティは,エラー・レポート・フォーマッタ (ERF) を呼び出してエラー・ログ・ファイルの内容の指定された項目を出力する。
|
エリア・ルータ
| | ネットワークにおいて,エリア間およびローカル・エリア内でルーティングを行うノード。
レベル 2 ルータとも呼ばれる。
レベル 1 ルータを参照。
|
遠隔ノード
| | ネットワークを通してローカル・ノードにアクセスできるノード。
SYSMAN ユーティリティでは,SYSMAN を実行しているノード以外のノード。
ローカル・ノードを参照。
|
エンド・ノード
| | ネットワークにおいて,ルーティング動作を行わないノードのこと。
|
お |
オブジェクト
| | ネットワークにおける,論理リンクの接続先プロセス。
MAIL オブジェクトなどは DECnet プログラムであり,他のオブジェクトはユーザが作成したプログラムである。
ネットワークを通して 2 つのプログラムが通信する場合,ローカル・ノード上のソース・プログラムが遠隔ノード上のオブジェクトとの間に論理リンクを確立する。
|
オペレータ・ターミナル
| | オペレータ通信マネージャ (OPCOM) がブロードキャストしたメッセージを表示するターミナル。
通常は,デバイス名 OPA0: のコンソール・ターミナルがオペレータ・ターミナルである。
ただし,どのユーザ・ターミナルでもオペレータ・ターミナルとして指定できる。
|
オペレータ・ログ・ファイル
| | オペレータ通信マネージャ (OPCOM) は,このファイルにメッセージを記録する。
ファイル名は,SYS$MANAGER:OPERATOR.LOG である。
|
か |
カーネル・モード
| | プロセッサのアクセス・モードのうち最も高い特権を持つもの。
入出力ドライバやページャのような最も高い特権を持つサービスはカーネル・モードで稼働する。
カーネル・モードでは,プロセッサはシステムを完全に制御できる。
|
会計情報ファイル
| | システムが資源の使用状況に関する情報を格納するファイル。
カレント会計情報ファイルを参照。
|
会話型ブート
| | ブート操作の 1 つ。
ブートを行う前に停止して,システム・パラメータ変更などの特殊な操作を行う。
ノンストップ・ブートを参照。
このブート方法は,実験,テスト,デバッグのときに動作環境を頻繁に変更するプログラム研究開発環境で利用される。
|
書き込み可能イメージ
| | 参照しているプロセスがないため,またはページング上の理由で物理メモリから削除され,イメージ・ファイルに書き戻される,参照時にコピーを行わない書き込み可能共用セクションを持つ既知イメージ。
|
仮想デバイス・ユニット
| | InfoServer システムにおいて,遠隔サーバ上のボリュームに対して,ローカル OpenVMS のコンテキストを表現する仮想デバイス。
仮想ディスク・ユニットの場合は,DADn: という形式のデバイス名,仮想テープ・ユニットの場合は,MADn: という形式のデバイス名を持つ。
バインド,InfoServer システム,仮想デバイス・サーバ も参照。
|
カテドラル・ウィンドウ
| | マッピング・ウィンドウから作成されたセグメント化ウィンドウ。
大きいファイルを読み取るときに必要なオーバヘッドの削減に役立つ。
ユーザが作成できるカテドラル・ウィンドウの数は入力バイト数制限 (BITLM) により制限される。
|
カレント会計情報ファイル
| | OpenVMS Cluster 環境では,特定のノード上の アカウント・ファイルのこと。
省略時の設定では,SYS$MANAGER:ACCOUNTNG.DAT がカレント会計情報ファイルである。
|
完全バックアップ
| | イメージ・バックアップを参照。
|
完全名
| | VAX システムの場合,DECdns 命名サービスに格納できる階層構造の DECnet/OSI ノード名のこと。
VAX システムの完全名の最大長は 255 バイト。
|
き |
キー・プロセス
| | 逆リンクされる遷移ページも含めて,PT,S0/S1,S2 のすぐ後にダンプされるプロセス。
システム管理者はキー・プロセスとして取り扱う追加プロセスを指定できる。
キー・プロセスは,ダンプで他のプロセスより優先されるため,ダンプ・ファイルが小さすぎるために,すべてのプロセスを格納できない場合でも,キー・プロセスとして選択したプロセスは正しく書き込まれる。
|
既知イメージ
| | INSTALL ユーティリティによってインストールされたイメージのこと。
イメージをインストールすると,そのイメージには属性が割り当てられ,システムに認識されて「既知」のイメージになる。
|
既知ファイル・リスト
| | 内部データ構造の 1 つ。
システムはこのリストに既知イメージを定義する。
既知ファイル・リストの各エントリには,既知イメージのファイル名とそのファイルのインストール時の属性が示される。
|
基本プロセス優先順位
| | システムがプロセスをスケジューリングするときに使用する優先順位の基準値。
優先順位は最も低い値が 0,最も高い値が 31 である。
レベル 0 から 15 はタイムシェアリング・プロセスの優先順位,レベル 16 から 31 はリアルタイム・プロセスの優先順位である。
ジョブ・スケジューリング優先順位を参照。
|
機密保護監査ログ・ファイル
| | システムの機密保護イベントの記録が入っているクラスタ単位のファイル。
ANALYZE/AUDIT コマンドを実行すれば,機密保護監査ログ・ファイルをもとに機密保護イベントのレポートと要約を出力できる。
|
キャッシング
| | 情報をメモリ内に保持することによって性能を向上させる機能。
このような情報には,ディスク・ボリュームの空き領域に関するデータ,ファイル識別情報,クォータ・ファイル・エントリ,およびファイル・ヘッダが含まれる。
|
キャパシティ (Capability)
| | VAX システムにおいて,システム・ユーザに使用可能なベクタ・プロセッサのサービスを作成するソフトウェア。
|
キュー
| | ユーザが出力処理またはバッチ処理の要求を出せるようにするもの。
システムは,資源の状況に従って,ユーザのプリント・ジョブやバッチ・ジョブを処理する。
|
キュー・データベース
| | キューおよび,バッチ・ジョブとプリント・ジョブに関する情報が入っている 1 つ以上のファイル。
|
キュー・マネージャ
| | キューの動作を制御するシステム・コンポーネント。
|
キュー特性
| | キューで実行されるバッチ・ジョブまたはプリント・ジョブを制御するために,ユーザが定義し,キューに割り当てることができる特性。
|
共有資源
| | OpenVMS Cluster 環境において,VMScluster 内のすべてのノードがアクセスできる,ディスクまたはキューなどの資源。
共有資源を持つ 1 つのクラスタに属するユーザは,データ・ファイル,アプリケーション・プログラム,プリンタがどのノードに存在しているかにかかわりなく,これらの資源にアクセスできる。
|
共用イメージ
| | 読み込み専用セクションと参照時のコピーを行わない読み込みまたは書き込みセクションを,複数のユーザが同時にアクセスできるため,これらのセクションの 1 つのコピーを物理メモリに入れておけばよい既知イメージ。
|
共用可能イメージ
| | リンカ・ユーティリティの /SHAREABLE 修飾子とリンクされるイメージ。
このイメージは,使用する実行可能イメージにリンクする必要がある。
共用可能イメージは,リンク可能イメージとも呼ばれる。
|
く |
クォータ・ファイル
| | Files-11 ボリュームにおいて,ディスクの使用が許可されているすべてのユーザを記録し,その現在のディスク使用量と使用上限値を示すファイル。
クォータ・ファイル QUOTA.SYS は,他のファイルとともに [000000] ディレクトリに保存される。
このファイルのエントリ 16 個に対し,1 ブロックのディスク記憶領域が必要である。
ディスク・クォータを参照。
|
クラスタ
| | Files-11 媒体上の論理的にまとめられたブロックのグループ。
ディスク空間の割り当てを行うときの基本単位として使用される。
OpenVMS Cluster システムも参照。
|
クラッシュ・ダンプ
| | オペレーティング・システムは,回復不可能なエラーまたはシステムを異常終了させる内部的な矛盾を検出した場合,エラー・ログ・バッファ,プロセッサ・レジスタ,およびメモリの内容をシステム・ダンプ・ファイルに書き込む。
|
クラッシュ履歴ファイル
| | システム・クラッシュに関する情報が収められているファイル。
クラッシュ履歴ファイルの内容を表示するには,クラッシュ・ログ・ユーティリティ・エキストラクタ (CLUE) を使用する。
クラッシュ履歴ファイルは,クラッシュに関する問題の理解や解決,その他の有用なデータの入手に利用することができる。
|
グループ・ボリューム
| | グループ内の全ユーザに使用可能なボリューム。
システム・ボリュームを参照。
|
け |
ゲートウェイ
| | TCP/IP ネットワークにおいて,2 つのネットワークに接続していて,1 つのネットワークからもう 1 つのネットワークにパケットを送るコンピュータ。
|
現在値
| | ディスク上の省略時のパラメータ・ファイルに格納され,システムのブートに使用されるシステム・パラメータ値の集合。
システムのブート時,現在のパラメータ値がメモリに読み込まれ,アクティブ値が設定される。
|
こ |
構成データベース
| | ネットワーク内の各ノードには,構成データベースがあり,ここに,そのノードおよびそのノードが通信を行うことができる他のノードに関する情報が格納されている。
構成データベースはパーマネント・データベースと 運用時データベースから構成される。
|
公用ボリューム
| | システム上のすべてのユーザがアクセスすることができ,プライベート・ファイルと公用ファイルの両方を記録することができる Files-11 ボリューム。
|
コマンド・プロシージャ
| | DCL のコマンドを含むファイル。
それらのコマンドが使用するデータを含む場合もある。
コマンド・プロシージャを実行すると,そのファイルが読み込まれ,その中のコマンドが実行される。
これにより,各コマンドを別々に入力する必要はなくなり,ルーチン作業を効果的に行うことができる。
また,コマンド・プロシージャはバッチ・モードで実行できる。
|
コンパクト・ディスク読み込み専用メモリ
| |
オーディオ機器で使用される CD-ROM と同様のコンピュータ用ディスク記憶デバイス。
オーディオ用 CD-ROM との相違は,CD-ROM コンピュータ・プレイヤはオーディオ・インタフェースではなく,デジタル・インタフェースを使用する点である。
|
さ |
サーキット
| | ネットワーク上の隣接ノード同士を接続する通信データ・パスのこと。
サーキットは物理的なデータ・パスではなく,むしろ物理的な接続 (回線) 上で動作する論理的な接続といえる。
ノード相互間のすべての入出力動作はサーキット上で行われる。
|
サーバ・キュー
| | キューに登録されているプリント・ジョブに属するファイルを,ユーザが変更したシンビオントまたはユーザが作成したシンビオントを使用して処理するタイプの出力実行キュー。
プリンタ・キューとターミナル・キューを参照。
|
再構成
| | 製品インストール後の,(インストール中に選択した)構成の変更。
|
サイジング
| | システム資源 (メモリとディスク空間) の割り当て量と,サイトの作業負荷要求とを一致させる処理。
システムを自動的にサイジングするには,AUTOGEN コマンド・プロシージャを使用する。
|
再設定モジュール
| | 各プリント・ジョブの終わりに挿入されるデバイス制御モジュール。
ジョブの終わりでプリンタを再設定するときに使用する。
|
し |
磁気テープ大容量記憶デバイス制御プロトコル・サーバ
| | OpenVMS Cluster 環境において,TU シリーズ・テープなどの MSCP ローカル・テープのコントローラとの通信に使用する TMSCP プロトコルを実現するコンポーネント。
TMSCP サーバがテープ・クラス・デバイス・ドライバ (TUDRIVER) とともにこのプロトコルをプロセッサで実現することにより,プロセッサが記憶デバイスのコントローラとして機能する。
|
識別レコード
| | ファイル・ヘッダ内のディスクおよびボリュームの属性を含むレコード。
|
時差係数(TDF)
| | ローカル・システム時刻と,世界標準時(UTC)との差。
Coordinated Universal Time参照。
|
システム・イメージ
| |
オペレーティング・システムの制御下では実行されないイメージ。
スタンドアロン専用である。
システム・イメージの内容と形式は,共用可能イメージや 実行可能イメージとは異なる。
|
システム・イメージ・スナップショット
| | スナップショット機能で使用されるシステム設定のレコード
|
システム・ダンプ・ファイル
| | システム障害の原因となる回復不能エラーや非整合性をオペレーティング・システムが検出した場合に,エラー・ログ・バッファ,プロセッサ・レジスタ,メモリの内容が書き込まれるファイル。
クラッシュ・ダンプを参照。
|
システム・ディスク
| | OpenVMS オペレーティング・システム・ファイルが入っているディスク。
|
システム・パラメータ
| | システムをどのように機能させるかを制御するパラメータ。
システム・パラメータ値は,メモリ管理,プロセス・スケジューリング,システム・セキュリティなど,各種のシステム機能を制御する。
|
システム・ボリューム
| | システム上のすべてのユーザが使用できるボリューム。
グループ・ボリュームを参照。
|
システム・メッセージ
| | DCL またはユーティリティでコマンドを入力したときにシステムが返すメッセージ。
コマンドの出力内容の意味を理解するために有用である。
|
システムワイド論理名
| | システム全体で使用される論理名。
システム論理名テーブルで定義される名前であり,システム内のあらゆるプロセスで使用できる。
|
システム通信サービス (SCS)
| | OpenVMS Cluster 環境において,HP SCA (システム通信アーキテクチャ) に基づいてコンピュータ間通信を実現するソフトウェア。
|
システム領域
| | CD-ROM ボリューム空間を 2 つに分割したものの 1 つで,論理セクタ 0 から 15 までを含む。
システム用に予約されている領域。
|
実行可能イメージ
| | プロセス内で実行することができるイメージ。
Linker ユーティリティで /EXECUTABLE 修飾子を指定することによって (または /SHAREABLE 修飾子を指定しないことによって) リンクされる。
|
実行キュー
| | バッチ・ジョブまたはプリント・ジョブを処理するために登録するキュー。
汎用キューを参照。
|
自動起動キュー
| | 自動起動機能の特徴を利用した実行キュー。
キューの作成時,そのキューを自動起動キューとして指定できる。
|
自動起動機能
| | スタートアップを簡略化し,OpenVMS Cluster 環境内の実行キューを複数のノードから利用できるようにする機能。
この機能により次のことが可能となる。
-
1 つのコマンドでノード上のすべての自動起動キューを起動する。
-
必要に応じてあるキューが自動的にフェールオーバできる OpenVMS Cluster 環境内のノードのリストを指定する。
|
自動構成
| | 自動構成は,システムにあるハードウェア・デバイスを検出し,それに対して適切なデバイス・ドライバをロードする処理である。
|
出力形式
| | 出力形式と出力キューにより,マージンやページ長などのページ・フォーマッティング属性を決定できる。
さらに,形式に指定した用紙ストックによって,ジョブの出力が決定される。
ジョブの形式がキューにマウントされた形式のストックと異なる場合,ジョブは出力されない。
省略時の出力形式は,DEFAULT と呼ばれるものが提供される。
ユーザが要件に応じたフォーマッティングを行えるようにするため,また,特殊な用紙を必要とするジョブを出力する場合など,この出力形式以外の形式を作成できる。
|
出力実行キュー
| | シンビオントが処理するジョブを受け付けるキュー。
キュー・マネージャは,ジョブを発行したときにユーザが指定したファイル・リストをシンビオントに送る。
出力シンビオントは,ディスクから出力デバイスにデータを転送する。
シンビオントは各ファイルを処理し,それと同時に,プリンタやターミナルなど,シンビオントが制御するデバイスに対して出力する。
|
順編成
| | 磁気テープ上のデータ編成。
テープに書き込まれた順序でデータが並べられる。
|
常駐イメージ
| | Alpha システムまたは I64 システムにおいて,共用可能イメージの性能を向上させる既知イメージ。
常駐イメージを使用すると,コードが入っているイメージ部分はシステム空間に移動され,大きな単一のページに置かれるため性能が向上する。
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省略時の値
| | ディストリビューション・キットで提供される,省略時のリストに保存されるシステム・パラメータ値の集合。
これらの値により,現在サポートされているどの構成もブートできる。
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初期化ファイル
| | 一部のユーティリティで,そのユーティリティを呼び出すたびに使用されるファイル。
初期化ファイルでは,キーの定義や環境の設定などを行うことができる。
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ジョブ・コントローラ
| | バッチ・ジョブのタスクを実行するプロセスを生成するシステム・プロセス。
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ジョブ・スケジューリングの優先順位
| | システムがキューに登録されたバッチ・ジョブまたはプリント・ジョブをスケジューリングするときに使用する優先順位の値。
ジョブ・スケジューリングの優先順位の範囲は,最も低い値が 0,最も高い値が 255 である。
基本プロセス優先順位を参照。
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ジョブ・バナー・ページ
| | ジョブを識別するためのバナー・ページ。
各ユーザは,管理者がキューのための設定したジョブ・バナー・ページを変更できる。
ファイル・バナー・ページを参照。
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所有者 UIC (Owner UIC)
| | UIC に基づく保護とともに使用する。
通常は,ファイルまたはボリュームを作成したユーザの UIC である。
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シリンダ
| | ディスクのすべての記録面上の同一半径を持つすべてのトラック。
|
シンビオント
| | 出力キューとともに使用され,プリント・ジョブの書式化とプリンタへの送信を行うプロセス。
オペレーティング・システムで用意されている標準のプリント・シンビオント PRTSMB は,基本の出力デバイスにファイルを出力するときに使用する。
ターミナル・サーバに接続されている出力デバイスにファイルをプリントする場合には,LAT プリント・シンビオント LATSYM を使用する。
|
す |
スタートアップ・データベース
| | システム・ソフトウェアのスタートアップに使用する情報が入っているファイル。
たとえば,汎用スタートアップ・コマンド・プロシージャでは,スタック・データベース STARTUP$STARTUP_VMS に入っている情報を使用して,オペレーティング・システムを起動する。
レイヤード製品を起動する場合に使用するスタートアップ・データベースは,STARTUP$STARTUP_LAYERED である。
|
スプール・プリンタ
| | ディスクなどの中間記憶デバイスに出力を書き込むようにプリンタを設定すること。
プリント・ジョブをキューに登録するのではなく,データをプリンタに直接書き込んだりコピーしたりするアプリケーションを使用している場合は,スプール・プリンタを使用する。
この結果,プログラムを実行している間も,他のシステム・ユーザがプリンタを使用できる。
|
スライス
| | Alpha システムまたは I64 システムにおいて,イメージの内容を分割し,その分割した内容を同じページ保護を持つ他の分割内容と同じメモリ領域内に置くことができるようにソートするオペレーティング・システムの機能。
その結果,ロード可能なエグゼクティブ・イメージあるいは共用可能イメージを従来の方法でロードする場合よりも効率的に,Alpha システムまたは I64 システム上の変換バッファを使用することができる。
|
スワッピング
| | ディスクに入っているファイルと物理メモリとの間で情報を移動することにより,システム全体に割り当てた物理メモリを効率よく使用するメモリ管理動作。
システムは,アクティブとなる頻度の低いプロセスの作業領域全体を物理メモリからファイルに移動する。ページングを参照。
|
スワップ・ファイル
| | スワッピング動作において,スワップしたメモリ部分をシステムが書き込むファイル。
ディストリビューション・キットには,SYS$SYSTEM:SWAPFILE.SYS と名付けられたスワップ・ファイルが入っている。
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せ |
製品記述ファイル (PDF)
| | ソフトウェア・メーカが提供するファイルであり,ソフトウェア製品やソフトウェア製品群をインストールするために POLYCENTER Software Installation ユーティリティが必要とするすべての情報を格納する。
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製品構成ファイル (PCF)
| | オプションとして提供されるPOLYCENTER Software Installation ユーティリティ・ファイルであり,ソフトウェア・メーカから提供されるか,またはシステム管理者が作成できる。
PCF には,製品のインストールで出力される質問の一部または全部に対する応答を格納する。
省略時の設定や必須設定を指定することができ,これらの設定は,PDF で提供される省略時の設定と異なってもかまわない。
|
製品データベース (PDB)
| | POLYCENTER Software Installation ユーティリティによって自動的に作成されるデータベース。
製品をインストールするときに,ファイルや,製品を構成する他のオブジェクト,たとえばディレクトリやアカウントは PDB に記録される。
インストール時に選択した構成の設定も記録される。
|
製品テキスト・ファイル (PTF)
| | ソフトウェア・メーカがオプションとして提供する POLYCENTER Software Installation ユーティリティ・ファイル。
このファイルには,製品名,製品の開発者,構成の設定に関する説明,製品のインストールで使用されるメッセージ・テキストも含めて,製品に関する情報が格納される。
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製品登録キー (PAK)
| | 多数の弊社製品において,印刷物の形で通常提供される情報。
この情報により,ソフトウェア・ライセンスをシステムのライセンス・データベースに登録できる。
|
セーブ・セット
| | BACKUP ユーティリティで使用する特殊ファイル。
BACKUP ユーティリティは,セーブ・セットにファイルをセーブしたり,セーブ・セットからファイルをリストアしたりする。
インストールおよびアップグレード・プロシージャでは,セーブ・セットからシステム・ディスクにプロダクト・ファイルをリストアする。
|
セクタ
| | Files-11 ディスク構造が認識できる最小単位。
ほとんどの Files-11 ディスクの場合,セクタはブロックと同一である(512 バイト)。
ISO 9660 ボリューム上では,一意にアドレス指定できる単位で,CD-ROM 上の各セクタは,2,048 個の 8 ビット・バイトのシーケンスから構成される。
|
接続マネージャ
| | OpenVMS Cluster 環境において,OpenVMS Cluster システムを動的に定義し,各コンピュータのクラスタへの関与を調整するソフトウェア・コンポーネント。
|
設定モジュール
| | プリント・ジョブにおいて,ファイルの先頭に挿入されるデバイス制御モジュール。
|
選択操作
| | バージョン番号,ファイル・タイプ,UIC,作成日時,満了日付,変更日付などの基準に従って選択したファイルまたはボリュームを処理する BACKUP ユーティリティの動作。
|
選択ダンプ
| | クラッシュ・ダンプの分析に利用できるメモリ部分だけを記録するクラッシュ・ダンプ。
すべての物理メモリを記録するだけのディスク空間がない場合に有効である。
物理ダンプを参照。
|
た |
ターゲット・ディスク
| | VMSINSTAL.COM または VMSKITBLD.COM における,システム・ファイルの移動先ディスク。
ソース・ディスクを参照。
|
ターミナル・キュー
| | シンビオントを使用してターミナル・プリンタに出力を送る出力実行キュー。
プリンタ・キューとサーバ・キューを参照。
|
ターミナル・サーバ
| | ローカル・エリア・ネットワーク (LAN) と LAN に属する他のシステムに,ターミナル,モデム,プリンタを接続する通信デバイス。
LAT プロトコルを参照。
|
大容量記憶制御プロトコル・サーバ
| | OpenVMS Cluster 環境において,MSCP プロトコルを実現するコンポーネント。
RA シリーズ・ディスクのような DSA ディスク用コントローラとの通信に使用される。
ディスク・クラスのデバイス・ドライバである DUDRIVER および DSDRVIER の一方または両方と組み合わせることで,MSCP サーバはコンピュータ上で MSCP プロトコルを実現し,そのコンピュータが記憶域制御デバイスとして機能することを可能にする。
|
ち |
チューニング
| | ある構成と作業負荷に対し,最適化された全体的性能を得るために各種のシステム値を変更する処理。
|
つ |
追加型バックアップ
| | BACKUP ユーティリティの動作。
/RECORD 修飾子を使って行われた最新のバックアップの後で作成または変更されたファイルだけを保存する動作。
/RECORD 修飾子により,ファイルがバックアップされた日付と時刻が記録される。
|
追加型リストア
| | BACKUP ユーティリティの動作。
追加型セーブ・セットをリストアする。
|
て |
ディスク
| | ファイルが存在する物理的な媒体。
|
ディスク・クォータ
| | 公用ボリューム上で各ユーザが利用できるディスク領域の制限を設定し,それを管理する方法。
クォータ・ファイルを参照。
|
データ領域
| | CD-ROM のボリューム空間を 2 つに分割したもののうちの 1 つで,論理セクタ 16 以降のボリューム空間が含まれる。
|
テープの終端マーカ
| | テープ・ボリュームの書き込み可能領域の終端を表す光反射性のマーク。
|
テープの先頭マーカ
| | テープ・ボリュームの書き込み可能領域の始まりを示す光反射性のマーク。
|
デバイス
| | 記憶媒体へアクセスできるハードウェア。
ドライブとも呼ばれる。
|
デバイス・ドライバ
| | 特定の種類のデバイスの入出力動作を制御するシステム・コンポーネント。
OpenVMS 上でデバイスを機能させるためには,そのデバイスを接続し,対応するデバイス・ドライバをメモリにロードする必要がある。
|
デバイス制御ライブラリ
| | ユーザが作成した,テキストまたはエスケープ・シーケンスから構成されるモジュールを格納するテキスト・ライブラリ。
デバイス制御モジュールも参照。
|
デバイス制御ライブラリ・モジュール
| | デバイス制御ライブラリに含まれるユーザが作成したモジュールのこと。
デバイス制御・ライブラリ・モジュールは次の目的に使用できる。
-
指定されたポイント・サイズ,文字セット,書体 (ボールドまたはイタリック) などを設定するためのデバイスに依存したエスケープ・シーケンスを挿入する (プログラム可能プリンタで可能)。
-
プリント・ジョブの特定のポイントでテキストを挿入する (プログラム可能プリンタおよび非プログラム可能プリンタの両方で可能)。
設定モジュール,ページ設定モジュール,再設定モジュールも参照。
|
と |
特権
| | ユーザがシステム上で実行できる機能を制限する手段。
システム管理者の場合,一般のユーザには禁止されている特権が必要となる。
|
特権イメージ
| | 既知イメージ。
このイメージを実行するプロセスには一時的に特権が追加され,イメージを実行する場合にかぎりユーザ登録ファイル (UAF) に定義されている特権制限を超えることができる。
このため,通常の特権だけを持つユーザでも,通常の特権より高い特権を必要とするプログラムを実行できる。
|
ドライブ
| | 記憶媒体へアクセスできるハードウェア。
デバイスとも呼ばれる。
|
トラック
| | ディスクの 1 記録面上で同一半径を持つセクタ (Files-11 ボリュームではブロック) の集まり。
ディスク・デバイスの特定の読み込みまたは書き込みヘッド位置でアクセス可能である。
|
トランザクション・グループ
| | 特定の規則に従わなければならない SCSNODE 名を持ち,DECdtm トランザクションを行うコンピュータのグループ。
|
トレーラ・ラベル
| | ヘッダ・ラベルと似ているが,ファイルの後に書き込まれる磁気テープ・ラベル。
|
ね |
ネットワーク
| | 複数のコンピュータを接続し,情報または通信をこれらのコンピュータが共有または転送することを可能とする手段。
1 つのネットワークは,互いに接続された複数のコンピュータ,および,接続に使用するハードウェアとソフトウェアで構成される。
|
ネットワーク・プロキシ・アカウント
| | ネットワーク内の遠隔ノード上のユーザがローカル・システムのアカウントを利用してデータにアクセスできるようにするユーザ・アカウント。
代理アカウントは,遠隔ノード上の 1 名以上のユーザに対し,特定のファイルに対するアクセスは許可するが,ローカル・システムのアカウントは禁止するという場合に有用である。
|
ネットワーク代理アカウント
| |
ネットワーク・プロキシ・アカウントを参照。
|
の |
ノンストップ・ブート
| | 最も一般的なブート動作。
システム・パラメータ値の変更などの特別な処理を終了しないままブートする場合に,ノンストップ・ブートを行う。
会話型ブートを参照。
|
は |
パーティション
| | 読み書き可能ディスクの論理サブセット。
1 つのディスクを複数のパーティションに分割し,そのそれぞれを独立して使用することができる。
パーティションは,1 つのディスクのように見える。
|
パーマネント・データベース
| |
ネットワークにおける,DECnet for OpenVMS 構成データベースの永久コピー。
ネットワークを起動すると,このデータベースが運用時データベースの初期値を提供する。
パーマネント・データベースの変更は,ネットワークのシャットダウン後も有効であるが,現在のシステムには適用されない。
|
媒体
| | データを格納する物理的な実体。
|
バインド
| | InfoServer システムにおいて,ローカル OpenVMS システムに 仮想デバイス・ユニットを作成する機能。
|
バックリンク
| | Files-11 ディスク構造において,ファイルが存在するディレクトリを指すポインタのこと。
|
バッチ・ジョブ
| | 1 つまたは複数のコマンド・プロシージャを実行する独立プロセス。
ユーザは,ジョブをバッチ・キューに登録する場合にコマンド・プロシージャのリストを定義する。
|
バッチ・モード
| | 実行モードの 1 つ。
このモードでは,コマンド・プロシージャをバッチ・キューに登録して実行することができる。
必要な資源が使用可能な場合,システムは独立プロセスを作成してプロシージャ内のコマンドを実行する。
通常,バッチ・モードで動作するプロセスは最も低いプロセス優先順位で実行される。
これは,会話型ユーザとバッチ・ジョブがシステム資源を競合することを避けるためである。
|
バッチ実行キュー
| | バッチ・ジョブ専用の実行キューのこと。
|
バナー・ページ
| | 各プリント・ジョブの先頭と最後,およびプリント・ジョブ内の各ファイルの先頭と最後に出力される特別に書式化されたページ。
これらのページは,あるプリンタ上で出力された各ジョブを区別したり,1 つのジョブ内で各ファイルを区別したりするときに利用される。
|
汎用キュー
| | バッチ・ジョブまたはプリント・ジョブを実行キューに転送するまでの間保持するキュー。
各ジョブは,それを開始するための適切な実行キューが使用可能になるまで汎用キューに保持され,実行キューが使用可能になると,キュー・マネージャによってその実行キューに移される。
|
汎用出力キュー
| | 汎用バッチ・キューの 1 つ。
各ジョブをどの出力実行キューに送ることもできる。
この種のキューは,特に出力のための作業負荷を複数の同機種のプリンタに分散するときに使用される。
|
汎用スタートアップ・コマンド・プロシージャ
| |
システムがブートするたびに実行し,システムのスタートアップを管理するコマンド・プロシージャ。
ファイル名は SYS$STARTUP:STARTUP.COM であり,サイト別条件とはかかわりなく,すべてのシステムで必要である。
このファイルを変更してはならない。
サイト別スタートアップ・コマンド・プロシージャを参照。
|
汎用タイムシェアリング・サービス
| | LAN 上のユーザに処理資源を提供するサービス。
アプリケーション・サービスを参照。
|
汎用バッチ・キュー
| | 汎用キューの 1 つ。
各ジョブをバッチ用実行キューだけに送る。
汎用バッチ・キューは,特に OpenVMS Cluster 環境でバッチ・ジョブの作業負荷を複数のノードに分散するときに使用される。
|
ひ |
必須アップデート
| | オペレーティング・システムのアップグレードおよびインストールの直後に必要なソフトウェアのアップデート。
|
非ローカル環境
| | SYSMAN ユーティリティにおいて,ローカル・ノード以外またはローカル・クラスタ以外で作業している場合の環境。
|
非ローカル・クラスタ
| | SYSMAN ユーティリティにおいて,SYSMAN を実行するクラスタ以外のクラスタ。
|
ふ |
ファイル
| | Files-11 媒体上で,1 ~ n の番号が付けられた,特定の属性を持つ連続した仮想ブロックの列。
ファイルは,データ・ファイルまたはディレクトリ・ファイルのいずれかである。
ディレクトリには,データ・ファイルとディレクトリ・ファイルの両方を含むことができる。
|
ファイル・バナー・ページ
| | 1 つのジョブ内で各ファイルを区別するためのバナー・ページ。
各ユーザは,管理者がキューのために行ったバナー・ページの設定内容を変更できる。
|
ファイル・ヘッダ
| | Files-11 ボリューム上において,特定のファイルがボリューム上のどの部分を占有するかを示すもの。
ファイル・ヘッダには,所有者 UID,保護コード,作成日時,および ACL (アクセス制御リスト) などの情報が含まれる。
|
ファイル操作
| | BACKUP ユーティリティにおける,個々のファイルまたはディレクトリを処理する動作のこと。
|
フィードバック
| | システムが作業負荷を処理するために使用した各資源の量を示す情報で,エグゼクティブによって継続的に収集される。
AUTGEN をフィードバック・モードで実行すると,この情報が分析され,関連するすべてのシステム・パラメータの値が調整される。
|
フィールド
| | UAF レコードの AUTHORIZE ユーティリティによって変更を受ける部分。
各フィールドに割り当てられた値に従って次のことが行われる。
|
ブート
| | システム・ディスクからプロセッサ・メモリにシステム・ソフトウェアをロードするプロセス。
ブートストラップとも呼ぶ。
システムを初めてブートする場合には,OpenVMS オペレーティング・システムをインストールする必要がある。
会話型ブートおよび ノンストップ・ブートも参照。
|
ブート・ブロック
| | インデックス・ファイルの仮想ブロック 1。
ブート (またはブートストラップ)・ブロックはほとんどの場合,ボリュームの論理ブロック 0 にマッピングされる。
ブート・ブロックには,1 次ブートストラップ・イメージ の場所とサイズが格納される。
これは,システムをブートするときに使用される。
特定のプロセッサはブートのためにブート・ブロックを読み込んで,1 次ブート・ストラップ・イメージの場所を取得しなければならない。
|
ブートストラップ
| | ブートを参照。
|
物理セクタ
| | システムあるいはデータ領域の区分。
ISO 9660 CD-ROM 上の最小のアドレス可能単位。
|
物理操作
| | BACKUP ユーティリティにおいて,ボリューム全体を論理ブロック単位でコピー,セーブ,リストア,比較する動作。
ファイル構造は無視される。
|
物理ダンプ
| | 物理メモリの内容全体をシステム・ダンプ・ファイルに入れるクラッシュ・ダンプ。
選択型ダンプを参照。
|
プライベート・ボリューム
| | プライベート・ファイルだけが入っているファイル構造のディスク・ボリューム。
|
プリンタ・キュー
| | シンビオントによって出力をプリンタに送るタイプの出力実行キュー。
ターミナル・キューとサーバ・キューを参照。
|
プリント・ジョブ
| | プリンタに出力する 1 つ以上のファイルを指定する,出力キューのエントリ。
出力するファイルは,プリント・ジョブを発行する場合にユーザが指定する。
プリンタが使用可能状態になると,キュー・マネージャがシンビオントにファイルを送る。
この結果,ファイルは書式化されて出力される。
|
プロセスの制限とクォータ
| |
ユーザ・アカウントでプロセスが使用するシステム資源の量を制御するため,このアカウントに設定するユーザ登録ファイル (UAF) のパラメータ。
UAF パラメータは,システム・パラメータとは異なる。
AUTHORIZE ユーティリティによって値を設定する。
|
ブロック
| | Files-11 ディスク上において,ディスク空間の割り当てを行うときの基本単位 (1 バイトを 8 ビットとしたときの 512 バイト)。
磁気テープではブロックのサイズはユーザによって指定される。
|
紛失ファイル
| |
ロスト・ファイルを参照。
|
へ |
ページ
| | メモリの割り当ておよび解除で使用する単位。
VAX システムにおける 1 ページは 512 バイトである。
Alpha システムおよび I64 システムにおける 1 ページは 8 KB (8,192 バイト),16 KB,32 KB,64 KB のいずれかである。
Alpha コンピュータの初期段階のページ・サイズは,8,192 バイトである。
ページレットを参照。
|
ページ・ファイル
| | ページング動作において,メモリのページング部分をシステムが書き込むファイル。
SYS$SYSTEM:PAGEFILE.SYS と名付けられたページ・ファイルが,ディストリビューション・キットに入っている。
システム・クラッシュ・ダンプ・ファイルの代わりに使用できる。
|
ページレット
| |
Alpah システムおよび I64 システムにおける,512 バイトのメモリ単位。
Alpha や I64 の 1 ページレットは,1 VAX ページと同じサイズである。
また,Alpha 8KB コンピュータにおける 16 Alpha ページレットは 1 Alpha ページと同じである。
|
ページング
| | ディスクに入っているファイルと物理メモリとの間で情報を移動することにより,プロセスに割り当てた物理メモリを効率よく使用するメモリ管理動作。
システムは,プロセス作業領域内の頻繁に使用されない部分を物理メモリからファイルに移動する。
スワッピングを参照。
|
ページ設定モジュール
| | プリント・ジョブの各ページの先頭に挿入されるデバイス制御モジュール。
|
ベクタ
| |
VAX システムにおける,同じデータ・タイプであり,互いに関連性のある複数のスカラ値,つまり要素で構成されるグループ。
|
ベクタ消費者
| |
VAX システムにおいて,ベクタ機能を必要とし,ベクタ・コンテキストを持つプロセス。
|
ベクタ存在プロセッサ
| |
VAX システムにおいて,VAX ベクタ処理システム構成に組み込まれた,スカラとベクタの統合化されたプロセッサ・ペア。
|
ベクタ対応システム
| |
VAX システムにおいて,VAX ベクタ・アーキテクチャに準拠するシステム。
|
ヘッダ・ラベル
| | 磁気テープ上で,ファイル名,作成日,満了日などの情報を含むラベル。
磁気テープ上でファイルが作成されると,磁気テープ・ファイル・システムはすでに書き込み済みの最後のデータ・ブロックの直後にヘッダ・ラベルを書き込む。
磁気テープ上の特定のファイルがファイル名によってアクセスされる場合,ファイル・システムは指定されたファイル名を含むヘッダ・ラベルをテープ上で検索する。
|
ヘッダ常駐イメージ
| | 対応するイメージ・ファイルのヘッダがメモリ内に常駐する既知イメージ。
ヘッダを常駐させることにより,一回のファイル・アクセスにおいてディスク入出力動作が 1 回だけ不要となる。
|
ほ |
ホーム・ブロック
| | Files-11 ボリュームにおいてそれが Files-11 ボリュームであることを示すブロック。
通常,ブート・ブロック (ブロック 0) の次のブロックがホーム・ブロックとなる。
何らかの理由でホーム・ブロックを読み込むことができない,すなわち物理的に利用できない場合は,ホーム・ブロックとして代替ブロックが使用される。
代替ブロックには,ボリュームおよびボリューム上の各ファイルの省略時の値についての固有情報が格納される。
|
保護イメージ
| | 共用可能イメージであり,保護されたコードが入っている,既知イメージ。
保護されたコードは,カーネルまたはエグゼクティブ・モードで実行できるとともに,ユーザ・モード・イメージによって呼び出すことができるコードである。
|
保護コード
| | UIC に基づく保護とともに使用されるコードであり,アクセスを誰にどのような理由で許可するかを示す。
|
保護論理名
| | エグゼクティブ・モードまたはカーネル・モードに対応する論理名。
|
保守リリース
| | アップデート・プロシージャによって適用される OpenVMS オペレーティング・システムのリリース。
|
ホスト
| | TCP/IP ネットワークにおいて,TCP/IP に接続しているシステム。
各ホストは,一意な名前とアドレスを持つ。
ローカル・ホストは,ユーザがログインしているシステムである。
遠隔ホストは,ユーザが通信を行っているシステムである。
|
ボリューム
| | 新しいファイル構造を作成され,デバイス上にマウントされることによって使用可能状態となっているディスクまたはテープ。
|
ボリューム・セット
| | DCL の MOUNT/BIND コマンドによって 1 つの要素としてまとめられているディスク・ボリュームの集まり。
ユーザには,1 つの大きなボリュームのように見える。
また,マルチボリューム・ファイルの集合が記録される複数のボリュームのこと。
|
ボリューム空間
| | ボリュームに関する情報を含む,ボリューム上のすべての論理セクタのセット。
|
ま |
マウント・チェック
| | ディスク操作およびテープ操作の回復メカニズム。
マウント・チェックがオンの間,あるデバイスがオフラインになり,ライト・ロックされても,その問題箇所を修正して,操作を続けることができる。
|
マスタ・エージェント
| | (eSNMP(Extensible Simple Network Management Protocol) を使用して) 管理対象のネットワーク上にあるルータやサーバなどのデバイス。
マスタ・エージェントやサブエージェントは,マネージャと情報を交換する。
マネージャは管理を行うネットワークにあるデバイスである。
|
マスタ・ファイル・ディレクトリ
| | ディスク上のすべてのユーザ・ファイル・ディレクトリの名前を保持するファイル。
|
マネージャ
| | eSNMP (Extensible Simple Network Management Protocol) を使用して管理を行うネットワーク上のデバイス。
マネージャはマスタ・エージェントやサブエージェントと情報を交換する。
これらのエージェントは管理対象のネットワーク上に存在するルータやサーバなどのデバイスである。
|
マルチボリューム・ファイル
| | 1 つのファイルのデータ・ブロックまたは関連性のある複数のファイルのデータ・ブロックが 1 つのボリュームに物理的に収まらないため,別のボリューム (磁気テープのリール) に渡るファイル。
|
満了日
| | Files-11 ディスク構造では,満了日によってファイルの使用が管理される。
使用頻度の低いファイルを削除するときにそのファイルの満了日を利用できる。
|
み |
密度
| | テープ上のデータの文字の測定値 (インチあたりのビット数)。
|
ゆ |
ユーザ環境テスト・パッケージ (UETP)
| | UETP を参照。
|
ユーザ識別コード (UIC)
| | ユーザ,ファイル,およびその他のシステム・オブジェクトに割り当てられている 1 組の数値で,使用できるアクセスのタイプ (所有者,グループ,一般ユーザ,システム) が指定される。
UIC は,グループ番号とメンバ番号をコンマで区切り,大括弧で囲んだ形式をとる。
アカウントと UIC に基づく保護も参照。
|
ユーザ登録ファイル (UAF)
| | システムへのアクセス権を許可した全ユーザのエントリを含むファイル。
各エントリにより,システムを使用する個々のユーザに割り当てられている,ユーザ名前,パスワード,省略時のアカウント,UIC (ユーザ識別コード),クォータ,制限値,および特権を指定される。
|
優先順位
| | 基本プロセス優先順位またはジョブ・スケジューリング優先順位を参照。
|
ユーティリティ・プログラム
| | いくつかの関連操作を実行する弊社提供のプログラム。
たとえば,バックアップ・ユーティリティ (BACKUP) では,ファイルの保存や回復を行うことができる。
|
ら |
ライセンス
| | 多くのソフトウェア・ベンダはライセンスと呼ばれるもので自社のソフトウェアを顧客に提供する。
ライセンスという用語は法律的な意味を持つことがあるが,このマニュアルでは製品の使用許可を指す。
ライセンス管理機能 (LMF) では,ソフトウェア・ライセンスの登録,管理,調査をオンラインで行うことができる。
製品登録キー (PAK) を参照。
|
り |
リモート・ノード
| |
ネットワークを通してローカル・ノードにアクセスできるノード。
SYSMAN ユーティリティでは,SYSMAN を実行しているノード以外のノード。
ローカル・ノードを参照。
|
隣接ノード
| | ネットワークにおいて,ローカル・ノードに一本の物理回線で接続されているノード。
|
る |
ルーティング
| | 複数のノードで構成されるネットワークにおいて,ソース・ノードからデスティネーション・ノード (エンド・ノード) にデータ・メッセージを送る処理。
ルータとエンド・ノードは,ともにネットワーク内の他のノードとの間でメッセージの送受信を行える。
TCP/IP ネットワークにおいて,ルーティングとは,あるソース・ホストから他のホストへデータ・メッセージをダイレクトするプロセス。
ホスト参照。
|
ループバック・テスト
| | ネットワークにおいて,そのネットワークが適正に動作するかどうかを調べるために行う一連のテスト。
|
れ |
レコード間ギャップ (IRG)
| |
磁気テープの記録面上のデータ・レコード間に意識的に置かれたブランク。
|
レベル 1 ルータ
| | ネットワークにおいて,単一の領域内でルーティング動作を行うノード。
レベル 2 ルータを参照。
|
レベル 2 ルータ
| | ネットワークにおいて,エリア間およびローカル・エリア内でルーティング動作を行うノード。
エリア・ルータとも呼ばれる。
レベル 1 ルータを参照。
|
ろ |
ローカル・エリア VAXcluster 構成
| | VAXcluster 構成方法の 1 つ。
管理センターとして機能する単一の VAX コンピュータと,このハブに接続されている 1 台以上のコンピュータとから構成される。
|
ローカル・クラスタ
| | SYSMAN ユーティリティにおいて,SYSMAN を実行しているノードを指す。
|
ローカル・ノード
| | ネットワークにおいて,現在作業中のノードを指す。
SYSMAN ユーティリティでは,SYSMAN を実行するノードを指す。
遠隔ノードを参照。
|
ロード・アドレス
| |
システムがブート・イメージをロードするメモリ内の位置。
16 進表記で指定される。
|
ログイン・コマンド・プロシージャ
| | ユーザがログインするたびに実行されるコマンド・プロシージャ。
このプロシージャには,ユーザ環境の設定などを行うコマンドを追加できる。
|
ログイン・システム・パラメータ
| | ログイン機能を制御するシステム・パラメータ。
これらのパラメータの名前の先頭には LGI が付く。
|
ロスト・ファイル
| | ディレクトリにリンクされていないファイルのこと。
ディレクトリ・ファイル (ファイル・タイプが .DIR のファイル) をその中のファイルを削除しないで削除すると,そのディレクトリによって参照されるファイルは紛失ファイルになる。
紛失ファイルが存在するとディスク空間の無駄になり,ユーザのディスク・クォータに悪影響を与える。
|
論理キュー
| | 汎用出力キューの特殊なもので,プリント・ジョブを他の出力実行キューに転送するもの。
あるキューが稼働しているデバイスへの接続が切断された場合に,ジョブを一時的に別のキューに送るために使用する。
|
論理セクタ
| | ボリュームの編成単位。
1 つまたは複数の物理セクタから構成される。
1 つの物理セクタから開始できる論理セクタは 1 つだけである。
論理セクタは昇順で番号が付けられる。
0 は,記録されたデータを含む最低位の物理アドレスを持つ論理セクタに割り当てられる。
各論理セクタには,2,048 およびそれ以上のバイトからなるデータ・フィールドが含まれる (バイト数は常に 2 の累乗)。
|
論理ブロック
| | ボリューム空間の編成単位。
論理ブロック・サイズは,論理セクタ・サイズを超えることはできない。
|
論理ブロックの番号付け
| | ボリューム空間の先頭バイトから始め,以降のボリューム空間に順次,昇順に番号を付けていくこと。
|
論理名テーブル
| | システム内のどのプロセスも使用できるシステム単位の論理名の定義を格納したテーブル。
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論理リンク
| | ネットワークにおいて,2 つのプロセスを接続し,その 2 つのプロセス間を結ぶサーキット上で双方向トラフィックのストリームを搬送すること。
2 つのノード間の単一のサーキットにより,多くの論理リンクを同時に確立できる。
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割り当てクラス
| | OpenVMS Cluster 環境において,2 台のコンピュータ間でデュアル・ポート接続されたデバイスにはパスに依存しないデバイス名が割り当てられる。
割り当てクラスは,そのようなデバイス名の一部として使用される。
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