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OpenVMS マニュアル |
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はじめよう!日本語 OpenVMS
GOTO コマンドを使って特定のラベルが付いた所へジャンプさせることができます。たとえば次のコマンド・プロシージャは,ラベル LEAP_YEAR にジャンプさせるものです。
ラベルは,行頭の $ の後に書き,最後にコロンを付けます。ラベルには空白文字は使えません。 次のように,ラベルのすぐあとにコマンドを書くこともできます。
IF コマンドと GOTO コマンドを組み合わせることでループを作ることができます。たとえば,次のコマンド・プロシージャは 10 回回るループです。
コマンドの実行中にエラーが起こるとコマンド・プロシージャはその実行を中断します。エラー処理を組み入れることで実行を継続したり後処理をするなどの制御ができるようになります。 (エラー・メッセージの種類,形式については,
第 5 章 をご覧ください。)
エラーが起こった場合の処理を ON コマンドであらかじめ規定しておくことができます。
ON WARNING は警告 (-W-) が起きた場合の処理を規定します。 ON ERROR はエラー (-E-) が起きた場合の処理を規定します。 ON SEVERE_ERROR は致命的なエラー (-F-) が起きた場合の処理を規定します。
たとえば,エラーが起きた時にメッセージを表示して終了するには,次のようなコマンド・プロシージャを書きます。
上記の例では,エラーが起きた時にラベル ERRPROC へジャンプします。
コマンド・プロシージャの実行中にキーボードから [Ctrl] + [Y] (コントロール Y) を入力すると実行を中断してコマンド待ちの状態に戻りますが, [Ctrl] + [Y] が入力されたときの処理を ON コマンドであらかじめ規定しておくことができます。
次の例では,コマンド・プロシージャの実行中に [Ctrl] + [Y] が入力された場合,ファイルが開いていれば,それを閉じてから終了します。
また,この ON コマンドによる [Ctrl] + [Y] の制御は, [Ctrl] + [C] が入力された場合でも同じように働きます。
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