/CACHE
/NOCACHE (省略時の設定)
物理ディスクへのライト・キャッシュの有効/無効を切り替えます。物理ディスクに対するライト・キャッシュは,デフォルトではオフになっています。
/DISK=sas_id(,...)
この修飾子は必須です。 IR ボリューム・セットに追加する物理ディスクの SAS ID を指定します。 (SAS ID は,SAS コマンド SHOW DISK を入力したときに表示される ID です。) 複数の SAS ID を指定するときには括弧で囲みます。
RAID ボリュームの有効なサイズは自動的に決定され,使用可能な最大サイズが設定されます。ファームウェアは,さまざまなサイズのディスクをサポートしています。ただし,容量の大きなディスクの余った領域は使用されません。ボリュームの拡張はサポートされておらず,いったんボリュームを作成すると,そのサイズを拡大することはできません。
物理ディスクは,IR ボリューム・セットに追加する前に, OpenVMS 上でディスマウントする必要があります。
/RAID=(0 | 1 | 10)
この修飾子は必須です。 IR ボリューム・セットの RAID レベルを指定します。
RAID レベルは以下のとおりです。
RAID 0
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ストライピング
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RAID 1
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ミラーリング
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RAID 10
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拡張ミラーリング
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| 注意
OpenVMS Version 8.3 では, RAID 1 (Integrated Mirroring) がサポートされています。
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/SPARE=sas_id
グローバル・ホット・スペア・ディスクとして追加する物理ディスクの SAS ID を指定します。
RAID 1 構成のグローバル・ホット・スペア・ディスクを指定する場合には,この修飾子が必要です。
コントローラあたり 1 基のグローバル・ホット・スペア・ディスクを構成できます。スペア・ドライブは,コントローラあたり 2 つの RAID 1 IR ボリューム・セットで共用できます。 /SPARE で指定するディスクのサイズは,IR ボリュームの少なくともどちらかの物理ディスクのサイズ以上である必要があります。
/SYNCH
/NOSYNCH (省略時の設定)
この修飾子は,RAID 1 IR ボリュームだけに適用されます。高優先度または低優先度の再同期の使用を指定します。高優先度の再同期は,デフォルトでオフになっています。
/UNSAFE
OpenVMS のサポートを RAID 1 だけに限定している制限を無効にします。