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OpenVMS マニュアル |
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HP OpenVMS
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/JOURNAL |
編集セッションでジャーナル・ファイルを作成するかどうかを制御します。
/JOURNAL [=ファイル指定]/NOJOURNAL
省略時の設定では,ACLエディタは編集セッションで実行された変更結果のコピーを登録したジャーナル・ファイルを作成します。ジャーナル・ファイルの名前はオブジェクトの名前と同じであり,ファイル・タイプは.TJLです。別のファイル名を指定する場合には,ワイルドカード文字は使用できません。ジャーナル・ファイルの作成を禁止するには,/NOJOURNAL 修飾子を指定します。
編集セッションが異常終了した場合,/RECOVER修飾子を使用してACLエディタを起動することにより,強制終了されたセッションで実行した変更結果を回復できます。
#1 |
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$ EDIT/ACL/JOURNAL=COMMONACL.SAV MECH1117.DAT |
このコマンドでは,COMMONACL.SAVという名前のジャーナル・ファイルが作成されます。ファイルにはACLのコピーが記録され,さらにMECH1117.DATファイルのACLを作成するために使用した編集コマンドも記録されます。
編集セッションに割り込みがかかった場合には,/RECOVER修飾子にCOMMONACL.SAVを指定することにより,変更結果を回復できます。
#2 |
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$ EDIT/ACL/CLASS=RESOURCE/JOURNAL=ZERO_RESOURCE.TJL [0] |
リソース・ドメイン[O]のACLを変更すると,ACLエディタは省略時のデバイスにファイル[0].TJLを作成しようとし,その操作は失敗します。リソース[O]のACLを作成するには,ジャーナル・ファイルに対して別の名前を指定するか(この例を参照),または/NOJOURNAL修飾子を使用してジャーナル・ファイルを作成しないようにしなければなりません。
/MODE |
編集セッションでのプロンプトの使用を指定します。
/MODE =オプション
省略時の設定では,ACLエディタは各ACEに対してプロンプトを表示し,ACE内の一部のフィールドに対して値を表示します(/MODE=PROMPT)。プロンプトの表示を禁止するには,コマンド行に/MODE=NOPROMPTを指定します。
$ EDIT/ACL/MODE=NOPROMPT WEATHERTBL.DAT |
このコマンドでは,WEATHERTBL.DATファイルのACLを作成するためにACL編集セッションを開始します。/MODE=NOPROMPT修飾子が指定されているため,ACLエントリの入力でプロンプトは表示されません。
/OBJECT_TYPE |
/OBJECT_TYPE修飾子は,/CLASS修飾子に変わりました。
/RECOVER |
編集セッションを開始するときにジャーナル・ファイルからACLを復元します。
/RECOVER [=ファイル指定]/NORECOVER
/RECOVER修飾子は,ACLエディタがジャーナル・ファイルからACLを復元しなければならないことを指定します。ACLエディタは,直前のACL編集セッションが異常終了したときの状態にACLを復元します。省略時の設定では,ジャーナル・ファイルの名前はオブジェクトと同じ名前であり,ファイル・タイプは.TJLです。ACLエディタを起動するときに (/JOURNALを使用して) ジャーナル・ファイルに意味のある名前を付けた場合には,/RECOVER修飾子にもそのファイル名を指定してください。
$ EDIT/ACL/JOURNAL=SAVEACL MYFILE.DAT . . . User creates ACL until system crashes . . . $ EDIT/ACL/JOURNAL=SAVEACL/RECOVER=SAVEACL MYFILE.DAT . . . ACL is restored and user proceeds with editing until done . . . ^Z $ |
この例の最初のコマンドはACL編集セッションを開始し,セッションが異常終了したときに,ジャーナル・ファイルSAVEACL.TJLを保存しなければならないことを指定します。システム・クラッシュが発生するまで,セッションは継続されます。
次のコマンドは,ジャーナル・ファイルSAVEACL.TJLを使用して紛失したセッションを復元します。セッションを終了するには,Ctrl/Zを押します。ACLエディタは編集結果を保存し,ジャーナル・ファイルを削除します。
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