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OpenVMS マニュアル |
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HP OpenVMS
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目次 | 索引 |
EXIT |
InfoServer の実行を終了します。 Ctrl/Z を押しても,終了することができます。
EXIT
InfoServer のオンライン・ヘルプを表示します。ESS$INFOSERVER は,OpenVMS のアプリケーションとして実装された LASTport/Disk サーバのユーザ・インタフェースです。その動作はハードウェアの InfoServer 製品と似ています。
HELP [topic]
topic
ヘルプを要求するトピックを指定します。
$ INFOSERVER HELP SHOW SESSIONS SHOW SESSIONS Displays information about client nodes that are connected to services. Format: SHOW SESSIONS [serviceName] [dev-or-partitionName] Additional information available: Parameters Qualifiers /ALL |
このコマンドは, InfoServer の SHOW SESSIONS コマンドについてのヘルプを表示します。
現在アクティブなサービスのセットを,コマンド・プロシージャ内の一連のコマンドとして保存します。システムをリブートしたときにこのコマンド・プロシージャを実行すれば,現在のサービスのセットを再現することができます。
SAVE procedureName
procedureName
現在のサーバの状態を復活させるためのコマンド・プロシージャを作成します。プロシージャ名は,作成するコマンド・プロシージャの OpenVMS ファイル名です。ファイル・タイプを指定しない場合には,デフォルトで .COM になります。デフォルトのプロシージャ名は ESS$LAD_SERVICES.COM です。
#1 | |
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$ SHOW SERVICES Service Name [Service Class] Device or File -------------------- --------------- -------------- BASELEVEL_A [ODS-2] _INFOS$LDA1: BASELEVEL_B [ODS-2] _INFOS$LDA2: BASELEVEL_C [ODS-2] _INFOS$LDA3: BASELEVEL_D [ODS-2] _INFOS$LDA4: FIELD_TEST_BASELEVEL [ODS-2] _INFOS$LDA2: CURRENT_BASELEVEL [ODS-2] _INFOS$LDA3: EXPERIMENTAL_BASELEVEL [ODS-2] _INFOS$LDA4: %INFOSRVR-I-FOUND, 7 services found. $ SAVE BASELEVELS
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SHOW SERVICES コマンドは,現在このサーバが提供しているサービスを表示します。ここには一連のソフトウェア・ベースレベルがあり,それぞれの論理ディスクと LAN に提供しているサービスが示されています。ベースレベルには a〜d のラベルが付けられていますが,対応する英字をユーザが覚えなくてもいいように名前も付けられています。
デバイス LDA2,LDA3,LDA4 にはそれぞれ 2 つのサービスが割り当てられていることに注意してください。
3 つ目の部分の例の中の数字は,以下の説明の番号に対応しています。
- 各デバイスのコメントには, SAVE コマンドを実行したときのデバイス名が含まれています。 LD デバイスは擬似ディスク・デバイスであり,ユニット番号は接続するたびに変わります。
- このコマンドは,LD デバイスをコンテナ・ファイルに接続して,ユニット番号を DCL のシンボル LD_UNIT に代入します。
- コンテナ・ファイルに割り当てられる各デバイスに対して,一意のシンボルが作成されます。
- このコマンドは, SAVE コマンドの実行時にデバイスに付いていたボリューム・ラベルを指定して,デバイスをマウントします。
- 当該デバイスに対する InfoServer サービスが再作成されます。
- EXPERIMENTAL_BASELEVEL サービスはパスワードで保護されています。セキュリティを確保するために,パスワードは暗号化された形式でコマンド・プロシージャ内に格納されています。 2 つのサービスは同じパスワードを持っていますが,暗号化されたパスワードは異なっていることに注意してください。
- FIELD_TEST_BASELEVEL と BASELEVEL_B は同じ LD デバイスを指しているため,別のデバイスは作成されず,作成済みのユニットを参照するために,正しいユニット (シンボルは LD_UNIT_2) が使用されます。
- 6 番の説明を参照してください。
既存のサービスの属性を変更します。
SET SERVICE serviceName [device-or-partitionName]
serviceName
LAN 上で使用されるサービスの名前です。サービス名は英数字とドル記号 ($) で構成されます。長さは最大で 255 文字です。device-or-partitionName
LAN 上で使用される名前は, OpenVMS のディスク・デバイスまたはパーティションの名前となります。入力するデバイス名またはパーティション名は,作成済みのものでなければなりません。
- デバイス名
LAN にサービスを提供するデバイスは,OpenVMS ディスク・デバイスです。 InfoServer デバイス名を指定するときには,OpenVMS デバイス名を使用します。デバイス名は,SHOW SERVICES コマンドで表示される名前に完全に一致するか,またはワイルドカードを含むかのいずれかでなければならないことに注意してください。
InfoServer ユーティリティでワイルドカードが使用できるところでは, OpenVMS で使用されるのと同じワイルドカードが使用できます。パーセント文字 (%) は正確に 1 文字に一致し,アスタリスク文字 (*) は 0 文字以上の文字列に一致します。
ディスク指定はコロンで終わる必要があります。- パーティション名
パーティションは,ネットワークにサービスが提供されるコンテナ・ファイルです。したがって,デフォルトのファイル・タイプが .ESS$PARTITION の OpenVMS ファイル名を持っています。デバイス名,ディレクトリ名,ファイル名を含むパーティション名の長さは,最大で 242 文字です。
パーティション名は選択するサービスを特定する場合に使用できます。今回のバージョンでは,パーティションのサポートは制限されていますが,パーティションに分割されたハード・ドライブをサポートする場合には, LD デバイスを使用することを強くお勧めします。詳細は,DCL コマンドの LD HELP を参照してください。
/CLASS=className
全体の LASTport Disk (LAD) 名前空間のサブセットを指定します。クラス名の目的は,名前空間を分割して,クライアントに対して意味のある名前だけを示すことです。クラス名を使用すると,2 つのサービスに同じ名前を付けて,互いに競合しないようにすることもできます。
たとえば,いくつかのクライアント・システムで使用される異なるオンディスク構造に対して,異なるクラス名をつけることができます。あるクライアント・システムでは SERVICEA/CLASS=ODS-2 を使用し,別のクライアント・システムでは SERVICEA/CLASS=ISO_9660 を使用します。サービス名は同じ (SERVICEA) ですが,クラス名は異なります。
使用するクラス名は,作成するサービスに接続するクライアント・システムに依存します。デフォルトのクラス名は ODS_2 です。たとえば,OpenVMS システムは,InfoServer デバイスをマウントするとき, ODS_2 名前空間を使用します。 OpenVMS クライアントは,ODS_2 サービス・クラスに属しているサービスのみ利用できることに注意してください。
有効なクラス名は,次のとおりです。
V2.0 PCSA MS-DOS クライアントが理解する名前 Unformatted 仮想ディスクは形式を持っていません MSDOS MSDOS 仮想ディスク ODS_2 VMS 仮想ディスク UNIX UNIX 仮想ディスク ISO_9660 ISO 9660 CD 形式 HIGH_SIERRA MS-DOS CD 形式 APPLE Macintosh HFS 形式 SUN Sun 形式
/PASSWORD=passwordString
/NOPASSWORD
オプションのサービス・アクセス制御パスワードを指定します。パスワードが設定されたサービスにクライアント・システムがアクセスするためには,パスワードを指定する必要があります。パスワード文字列は最大 39 文字の英数字文字列です。パスワードを指定しなかった場合には,クライアント・システムではこのサービスにアクセスする場合に,パスワードの入力を求められません。
テキストのパスワードは暗号化された形式で,他のサービス情報とともにメモリに保存されます。
/RATING=DYNAMIC
/RATING=STATIC=value
該当するサービスが複数ある場合には,クライアントはサービス評価点を使用してサービスを選択します。最高のサービス評価点を持ったサービスが選択されます。システムは動的サービス評価点を負荷に応じて調整します。
静的評価点を 0〜65535 の範囲で指定することもできます。システムは静的評価点は調整しません。
/READAHEAD
/NOREADAHEAD
キャッシュ・ブロックを埋めるためのディスクの読み取りが必要になったときに, /READAHEAD 修飾子は,読み取り範囲が,要求された最初のブロックから,バケット境界の最後までであることを指示します。先読みすることによって,必要なディスク・ブロックが前もってキャッシュにロードされるので,シーケンシャル操作の速度が向上します。/READAHEAD 修飾子と /READBEHIND 修飾子の両方を指定しておくと,キャッシュ・バケット内のブロックが要求されたときに,そのブロックのバケット範囲全体がキャッシュに読み込まれます。
/READBEHIND
/NOREADBEHIND
キャッシュ・ブロックを埋めるためのディスクの読み取りが必要になったときに, /READBEHIND 修飾子は,読み取り範囲が,キャッシュ・バケット境界の先頭から要求されたブロックまでであることを指示します。/READAHEAD 修飾子と /READBEHIND 修飾子の両方を指定すると,キャッシュ・バケット内のブロックが要求されたときに,そのブロックのバケット範囲全体がキャッシュに読み込まれます。
/READERS=number
クライアントの読み取りアクセスで許される同時接続の最大数を指定します。
$ INFOSERVER SET SERVICE FUNDY/NOPASSWORD Service FUNDY [ODS-2] modified. $ INFOSERVER SHOW SERVICES FUNDY/FULL FUNDY [ODS-2] Access: Read-only File or device: _MOVERS$LDA1: [750000 blocks] Flags: 00000000D2 {No Writers,Static Rating,Readbehind, Readahead} Rating: Static, 42 Password: Disabled Max Readers: 1000 Max Writers: 0 Curr Readers: 0 Curr Writers: 0 Reads: 0 Writes: 0 Blocks Read: 0 Blocks Written: 0 |
この例の最初のコマンドは FUNDY サービスを変更して,クライアントがサービスにアクセスするときにパスワードを入力しなくてすむようにします。 2 番目のコマンドは FUNDY サービスを表示します。パスワードの使用が無効になっていることが示されています。
サーバ (サービスを提供するシステム) に関する情報を表示します。
SHOW SERVER
$ INFOSERVER SHOW SERVER
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このコマンドは,クライアントにサービスを提供しているサーバに関する情報を表示します。表示される情報には,以下のものがあります。
- このサーバが同時に提供できるサービスの最大数
- 現在のキャッシュ・サイズ
- キャッシュの有効度についての統計情報
- 現在の同時接続クライアント数と過去の最大の同時接続クライアント数
- I/O 統計情報
SHOW SERVICES コマンドは,サーバが提供している 1 つまたはすべてのサービスについて,サービス固有の情報を表示します。この情報には,サービスに関連付けられたデバイス,サービス・クラス,接続されているセッション数が含まれます。SHOW SERVICES コマンドでは,ワイルドカード表現が使用できます。 InfoServer ユーティリティでワイルドカードが使用できるところでは, OpenVMS で使用されるのと同じワイルドカードが使用できます。パーセント文字 (%) は正確に 1 文字に一致し,アスタリスク文字 (*) は 0 文字以上の文字列に一致します。
SHOW SERVICES [serviceName] [options...]
serviceName
LAN 上で使用されるサービスの名前です。サービス名は英数字とドル記号 ($) で構成されます。長さは最大で 255 文字です。省略した場合には,サービス名のデフォルトは全サービスです。InfoServer ユーティリティでワイルドカードが使用できるところでは, OpenVMS で使用されるのと同じワイルドカードが使用できます。パーセント文字 (%) は正確に 1 文字に一致し,アスタリスク文字 (*) は 0 文字以上の文字列に一致します。
/BRIEF (デフォルト)
BRIEF オプションでは,選択したそれぞれのサービスについて,簡略化されたオンライン・サマリ情報が表示されます。 BRIEF がデフォルトです。/FULL
FULL オプションでは,選択したそれぞれのサービスについて,サービス固有のすべての情報が表示されます。
#1 |
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INFOSERVER> SHOW SERVICES Service Name [Service Class] Device or File -------------------- --------------- -------------- HUDSON [ODS-2] _MOVERS$LDA1: BAFFIN [ODS-2] _MOVERS$LDA1: FUNDY [ODS-2] _MOVERS$LDA1: 3 services found. INFOSERVER> SHOW SERVICES/FULL HUDSON [ODS-2] Access: Read-only File or device: _MOVERS$LDA1: [750000 blocks] Flags: 0000000082 {No Writers,Readahead} Rating: Dynamic, 65535 Password: Disabled Max Readers: 1000 Max Writers: 0 Curr Readers: 0 Curr Writers: 0 Reads: 0 Writes: 0 Blocks Read: 0 Blocks Written: 0 BAFFIN [ODS-2] Access: Read-only File or device: _MOVERS$LDA1: [750000 blocks] Flags: 0000000082 {No Writers,Readahead} Rating: Dynamic, 65535 Password: Disabled Max Readers: 1000 Max Writers: 0 Curr Readers: 0 Curr Writers: 0 Reads: 0 Writes: 0 Blocks Read: 0 Blocks Written: 0 FUNDY [ODS-2] Access: Read-only File or device: _MOVERS$LDA1: [750000 blocks] Flags: 00000000D2 {No Writers,Static Rating,Readbehind, Readahead} Rating: Static, 42 Password: Enabled Max Readers: 1000 Max Writers: 0 Curr Readers: 0 Curr Writers: 0 Reads: 0 Writes: 0 Blocks Read: 0 Blocks Written: 0 3 services found. |
最初のコマンドは,接続されているすべてのサービスを表示します。デフォルトでは簡単な要約が 1 行で表示されます。
2 番目のコマンドは,接続中のすべてのサービスについて,サービス固有のすべての情報を表示しています。 HUDSON サービスと BAFFIN サービスではパスワードが無効で, FUNDY サービスでは有効になっていることに注意してください。
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