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OpenVMS マニュアル |
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HP OpenVMS
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目次 | 索引 |
このパラメータは,パラレル SCSI だけではなく, Fibre Channel で接続されている SCSI ディスクにも影響を与えます。ディスクに複数のパスがある場合,エラー・ポーリングは,ディスクに対するサービスが行われていないすべてのパスに対して行われます。テープなど,ディスク以外のその他のデバイスは,このパラメータの設定にかかわらず,エラー・ポーリングの対象外です。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
最大6文字の文字列を二重引用符で囲んで指定します。
注意 最大値である 6 文字は必ず守るようにしてください。 SCSNODE システム・パラメータのサイズが 6 文字を超えている場合, SYSBOOT はこのパラメータの値を切り捨てます。 |
コンピュータがOpenVMS Clusterに接続されている場合には, SCSNODEはクラスタ内で固有の文字列でなければなりません。ヌル文字列は指定しないでください。
コンピュータがDECnet for OpenVMSを実行している場合には,このパラメータの値はDECnetノード名と同じです。
SCA ポートや DSA ポートが設定されていないシステムでは, SCSRESPCNT は無視されます。
コンピュータがOpenVMS Clusterに接続されている場合には,クラスタ内で固有の値を指定します。ゼロの値は使用しないでください。
コンピュータがDECnet for OpenVMSを実行している場合には,次の公式を使用してDECnetアドレスからSCSSYSTEMIDを計算します。
SCSSYSTEMID = ((DECnet エリア番号) * 1024) + (DECnet ノード番号) |
例: DECnetアドレスが2.211の場合には,次のようになります。
SCSSYSTEMID = (2 * 1024) + 211 = 2259 |
次のビットが定義されています。
ビット | 説明 |
---|---|
0 | 廃止。 |
1 | 複数のユーザ名を DECW$SERVER に接続することを許可する。 |
2 | 評価されていない DECwindows トランスポート (TCP/IP など) を許可する。 |
3 | $SIGPRC および $PRCTERM がジョブ・ツリーをスパンすることを許可する。 |
4 | オブジェクト・サーバが存在しないために,クラスタ・データベース VMS$OBJECTS.DAT を更新できないときに,ローカル・ノードで保護されているオブジェクトに対してセキュリティ・プロファイル変更を許可する。 |
5 | オブジェクト・サーバが存在しないために,クラスタ・データベース VMS$OBJECTS.DAT を更新できないときに,ローカル・ノードで保護されたオブジェクトの作成を許可する。 |
6 | CAPTIVE アカウントにおいて SPAWN コマンドや LIB$SPAWN コマンドの実行を許可する。 |
7 | 弊社の使用のため予約。 |
8 | 弊社の使用のため予約。 |
9 | システム全体で ACME エージェント間のパスワード同期を禁止する。これは SYS$SINGLE_SIGNON 論理名ビット・マスク値 4 を LOGINOUT にすることと機能的に同等である。 |
10 | 期限切れになっている,またはモードの制限でアカウントの使用が禁止されている SYSUAF レコードに主要名がマップされているユーザに対して,特権つきアプリケーションでの正常な認証を許可する。
禁止されているまたはパスワードが期限切れになっている SYSUAF レコードは,この方式では省略できない (従来の OpenVMS 認証の場合)。 SECURITY 特権のあるアプリケーションは,登録チェックに優先するように SYS$ACM の ACME$M_NOAUTHORIZE 関数修飾子を指定する。 |
11 | 外部認証を使って SYSUAF ファイルのすべてのレコードをマップすることを許可する。 |
12 | 命令をクラスタワイドにするか,ローカルごとにする。このビットがクリアされていると,命令はクラスタワイドになる。 |
13 | 弊社の使用のため予約。 |
14 | ユーザがファイルやディレクトリに対する実行アクセス権と読み込みアクセス権のどちらかを持っている場合は,ファイルおよびディレクトリの内部名とバックリンクの読み込みを許可する。このビットがオフの場合,読み込みアクセスが必要。
このビットをオンにすると,パス中のいくつかのディレクトリに対してユーザが実行権しか持たない場合でも,ファイルやディレクトリの完全な POSIX パス名を表示できる。この機能は,以下の状況で必要となる。
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省略時の値は 7 であり,既存の DECwindows Motif の動作との互換性を維持します。値が 0 の場合には,評価されていない構成はすべて禁止されます。
次のいずれかの値を指定します。
値 | 説明 |
---|---|
0 | シャドウイングを許可しない。 SHDRIVER はロードされない。省略時の値。 |
2 | ホスト・ベースのボリューム・シャドウイングを許可する。 SHDRIVER がロードされる。ホスト・ベースのボリューム・シャドウイングでは,スタンドアロン・システムまたは OpenVMS Cluster システムに置かれているすべてのディスクのシャドウイングが行われる。 |
リセットしきい値は, SET SHADOW コマンドの /POLICY 修飾子内の RESET_THRESHOLD キーワードで指定します。
比較を行ったときに,変更ブロック・カウンタがリセットしきい値を少しだけ超えている場合と大きく超えている場合があります。この違いは,ボリュームへの書き込み動作の状況と,このパラメータの設定値によって発生します。
シャドウィング対象ノードそれぞれのニーズを慎重に考慮したうえで,このパラメータを設定してください。値が大きすぎる場合,多くのコピー・スレッドが並列に動作するため,性能が劣化する恐れがあります。値が小さすぎる場合,システムが効率的に処理できるスレッド数が必要以上に制約されます。
ボリューム・シャドウィングのシステム・パラメータ設定方法の詳細については,『Volume Shadowing for OpenVMS 説明書』を参照してください。
注意 この省略時の値は十分注意して検討してください。設定は,システムに置くことを計画しているシャドウ・セットの数 以上にする必要があります。 SHADOW_MAX_UNIT で指定されている数より多くのシャドウ・セットをマウントしようとすると, MOUNT コマンドは失敗します。ディスマウントされたシャドウ・セット,未使用のシャドウ・セット,書き込みビットマップが割り当てられていないシャドウ・セットは, SHADOW_MAX_UNIT の数に含まれます。 |
Alpha システムおよび Integrity システムでは,このシステム・パラメータの省略時の値は 500 であり, 24 KB のメイン・メモリを消費します。 OpenVMS VAX システムでは,省略時の値は 100 であり, 5 KB のメイン・メモリを消費します。
Volume Shadowing for OpenVMS を使用する予定のない場合,設定を最低限の 10 (メイン・メモリの 480 バイトを消費) に変更できます。省略時の値を最低値に設定すると, OpenVMS Alpha システムや Integrity システムでは 23.5 KB のメイン・メモリが解放され,
このシステム・パラメータは動的なパラメータではありません。つまり,設定を変更する際にはリブートが必要になります。
SHADOW_MBR_TMO パラメータは,Volume Shadowing for OpenVMS のフェーズ II に対してだけ使用できます。このパラメータをフェーズ I に対して使用することはできません。フェーズ I は現在はサポートされません。
1 〜 65,535 の 10 進値による秒数 (ワード) を指定します。この秒数が経過するまで,修復可能なシャドウ・セットの回復が試みられます。値を指定しない場合や 0 を指定した場合,省略時の値の 120 秒が使用されます。
SHADOW_MBR_TMO は動的パラメータであるため,永久的に値を変更するには, SYSGEN の WRITE CURRENT コマンドを実行してください。
SHADOW_PSM_RDLY を使用すると,システム管理者は,シャドウイング機能で増加する遅延を調整することができます。省略時の設定では,MSCP でサービスされる各シャドウ・セット・メンバに対する遅延は 30 秒となります。指定できる有効な遅延は,0 〜 65,535 秒です。
シャドウ・セットがシステムにマウントされているときには,SHADOW_PSM_RDLY の値が,そのシャドウ・セットのシャドウ・セット・メンバ復帰遅延の省略時の値として使用されます。既存のシャドウ・セットの SHADOW_PSM_RDLY を変更する方法については,『Volume Shadowing for OpenVMS 説明書』の SET SHADOW/ /RECOVERY_OPTIONS=DELAY_PER_SERVED_MEMBER=n コマンドを参照してください。
SHADOW_REC_DLY パラメータの値は,システムにマウントされているシャドウ・セットに対する回復操作を行う前にシステムが待つ時間を示します。シャドウセットでマージ操作やコピー操作が必要な場合,そのシャドウ・セットは回復が必要と言われます。
SHADOW_REC_DLY を使用すると,OpenVMS Cluster のどのシステムが回復操作を行うかが予測しやすくなります。そのためには,回復操作を行わせたいシステムの SHADOW_REC_DLY の値を小さくし,回復操作を行わせたくないシステムの SHADOW_REC_DLY の値を大きくします。
SHADOW_REC_DLY の範囲は,20 〜 65535 秒です。省略時の値は,20 秒です。
マージ操作やコピー操作を行うシステムを制御する方法の詳細は『Volume Shadowing for OpenVMS 説明書』を参照してください。
システム管理者は,システムにマウントされたすべてのシャドウ・セットに対して使用されるサイト値を定義できるようになりました。このパラメータは,ディザスタ・トレラント・クラスタのシステム管理者が調整する任意の数値です。シャドウ・セットのサイト値に一致するサイト値を持つデバイスからの読み込みは,異なるサイト値を持つデバイスからの読み込みよりも優先されます。詳細については,『OpenVMS DCL ディクショナリ』と『Volume Shadowing for OpenVMS 説明書』の $SET DEVICE/SITE の記述を参照してください。
また,目的のシステム・ディスク・ユニット番号が DSA0 でない場合は, SHADOW_SYS_UNIT システム・パラメータを使用して,システム・ディスク・シャドウ・セットの仮想ユニット番号を指定する必要があります。
値に 4096 を設定すると,CI ベースのミニマージが有効になります。ただし,システム・ディスクに対するミニマージを有効にするためには,『OpenVMS システム管理者マニュアル』の説明に従って,システム・ディスクのダンプオフを行うように DUMPSTYLE パラメータを設定し, DOSD を有効にする必要があります。次に,既存の SHADOW_SYS_DISK の値に値 4096 を加えます。たとえば,SHADOW_SYS_DISK が値 1 に設定されている場合,ミニマージを有効にするには,これを 4097 に変更します。
このパラメータは,システム・ディスク・シャドウ・セットのメンバにのみ適用されます。特定のシステム・ディスク・シャドウ・セットを使用するすべてのノードでは,通常,このパラメータの値を同じにしておかなければなりません。
省略時の値は 120 秒です。すべてのメンバがシャドウ・セットに含まれるまで 120 秒よりも長くシステムを待機させたい場合は,このパラメータを大きい値に変更します。設定できる値は,120 〜 65,535 秒です。
省略時の値は 480 秒です。すべてのメンバがシャドウ・セットに含まれるまで 480 秒よりも長くシステムを待機させたい場合は,このパラメータを大きい値に変更します。設定できる値は,1 〜 65,535 秒です。
次の表でビット・マスクのビットを説明します。
ビット | マスク | 説明 | |
---|---|---|---|
0 | 0 | 0 = | ローカル通信チャネルを作成してはならない。(SYSGEN の省略時の設定)。ローカル SCS 通信は主にテストで使用されてきたもので,通常の操作には必要がない。ローカル通信チャネルを作成しないことにより,使用リソースとオーバヘッドを抑制できる。 |
1 = | ローカル通信チャネルを作成する。 | ||
1 | 2 | 0 = | Galaxyにブートする場合とクラスタ(SYSGEN の省略時の設定) にブートする場合の両方の場合に,SYS$PBDRIVER をロードする。 |
1 = | Galaxyにブートする場合に,SYS$PBDRIVER をロードする。 | ||
2 | 4 | 0 = | 最小コンソール出力(SYSGEN の省略時の設定) |
1 = | 全コンソール出力; SYS$PBDRIVER は,コンソール・メッセージが発生して通信チャネルに送られてきた時点で表示します。 |
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