日本-日本語 |
|
|
|
OpenVMS マニュアル |
|
HP OpenVMS
|
目次 | 索引 |
追加ポートのロードによって,Galaxy インスタンス間のマルチパスが可能になります。Galaxy ソフトウェアの最初のリリースでは, SYS$PBDRIVER が Fast Path をサポートしないので,マルチ通信チャネルを持つことは長所にはなりません。 OpenVMS の将来のリリースでは, SYS$PBDRIVER への Fast Path のサポートが提供され,このときに,インスタンス間のマルチ通信チャネルが提供されるので,複数の CPU がスループットを向上させます。
デフォルトでは SMP_CPU_BITMAP のすべてのビットがオンになっています (CPU 0 〜 CPU 1023 でマルチプロセシングが有効)。なお,プライマリ・プロセッサは, CPU ビットマップ中の対応するビットのオン/オフにかかわらず,常にブートされます。
SYSBOOT または SYSGEN で SMP_CPU_BITMAP の値を変更するには,次の例のように,個別のビットのリストを指定するか,連続したビットのグループを指定します。
SYSGEN> SET SMP_CPU_BITMAP 0,5,17-21 |
この例のコマンドでは,ビットマップのビット 0,5,17,18,19,20, 21 がオンになり,その他のビットはすべてオフになります。
このパラメータは,SMP_CPUS パラメータを置き換えます。
通常,IPL <= 8 のスピンロックは長い保持時間に設定されているため,ネストして取得した場合に備えてタイムアウト間隔を SMP_LNGSPINWAIT に設定して SPINWAIT タイムアウトを防ぎます。
タイムアウトが発生すると,CPUSPINWAIT のバグチェックが実行されます。
省略時の値は,3000000 (10 マイクロ秒単位では 300 万で,30 秒) です。
省略時の値は,300 ミリ秒 (10 ミリ秒単位では,30) です。
タイムアウトすると,CPUSPINWAIT のバグチェックが実行されます。
省略時の値は,100000 (10 マイクロ秒単位では 100,000 で,1 秒) です。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
System Service Interception は,システム・サービスの前あるいは後に,あるいはインターセプトしたシステムサービスの代わりに,ユーザ指定のコードを実行することを可能にするためのメカニズムです。この機能は,OpenVMS Alpha Version 6.1 以降および OpenVMS Integrity Version 8.3 以降で利用できますが, SSI_ENABLE は Integrity サーバでのみ関係するパラメータです。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
STARTUP 値 | 説明 |
---|---|
STARTUP_P1 | STARTUP_P1 が次のいずれかの値であるときに,システムから独立したスタートアップ・プロシージャを実行するシステム・ブートのタイプを指定する。
|
STARTUP_P2 | STARTUP_P2 の値が次のいずれかである場合,システムから独立したスタートアップ・プロシージャ STARTUP.COM の実行時に,検証を行うかどうかを制御する。
STARTUP_P2 は次の一覧のうちいずれか 1 つの値にできる。
その他に,STARTUP_P2 は次の一覧に示す文字を 1 つ以上 含む文字列にもできる。
STARTUP_P2 の詳細については, SYSMAN コマンド STARTUP SET OPTIONS を参照してください。 |
STARTUP_P3 | OpenVMS バージョン 7.2 以降, STARTUP_P3 が AGEN に設定された場合,システムはスタートアップ・シーケンスの最後に AUTOGEN を実行するようになった。 |
STARTUP_P4
〜 STARTUP_P8 |
将来使用するために確保されている。 |
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
Alpha システムと Integrity システムでは,スワッパがプロセスを縮小するために取り出す最小ページレット数を指定します。指定値に達すると,スワッパは,プロセスをスワップ・アウトします。プロセスから取り出したページレットは,フリー・ページ・リストに格納されます。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
値が大きい場合,ユーザのワーキング・セット空間を大量に必要としますが,値が小さい場合,システムの性能が著しく損なわれる恐れがあります。システムの使用程度に従って,適切な値を指定します。システムが 100% の負荷で実行している場合,MONITOR ユーティリティの MONITOR PAGE コマンドでシステム障害率を調べます。システム・ページ・フォルトの平均率が 1 秒あたり 0 〜 3 つであれば良好です。ページ・フォルト率が高く,かつシステムの処理速度が遅いようであれば,SYSMWCNT 値を上げます。ただし,システム・ページ・フォルトがまったく発生しなくなるほど高い値は,設定しないようにしてください。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
SYSTEM_CHECK を設定することにより,次のパラメータ値を設定した場合と同じ効果が得られます。これらのパラメータの値が実際に変更されるわけではありません。
パラメータ | 値 | 説明 |
---|---|---|
BUGCHECKFATAL | 1 | 非致命的なバグチェックでシステムをクラッシュする。 |
POOLCHECK | %X616400FF | すべてのプールチェックを許可し,プール・パターン %x61616161 ('aaaa') を割り当て,プール・パターン x64646464 ('dddd') の割り当てを解除する。 |
MULTIPROCESSING | 2 | 完全な同期チェックを許可する。 |
SYSTEM_CHECK を設定すると,BUGCHECKFATAL および MULTIPROCESSING パラメータの以前の設定は無視されます。しかし,POOLCHECK パラメータに 0 以外の値を設定すると,SYSTEM_CHECK による設定は変更されます。
SYSTEM_CHECK を設定することにより,イメージ・ファイルが作成され,ほかのシステム監視を行うことができます。これらのイメージ・ファイルは, SYS$LOADABLE_IMAGES に格納され,接尾辞 _MON によって識別することができます。 SYSTEM_CHECK が行うデータ・チェックの種類については, ACP_DATACHECK パラメータの説明を参照してください。 SYSTEM_CHECK を有効にすることでの性能への影響については,『OpenVMS Performance Management』を参照してください。
同じユニット番号を持つテープ・デバイスに対し,クラスタ単位で一意の名前を作成することもできます。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
TIME_CONTROL は,デバッグ機能を制御する SMP ビット・マスク・パラメータです。次のビットが定義されています。
ビット | 説明 |
---|---|
0 | 現在は使用されない。 |
1 (EXE$V_SANITY) | SMP サニティ・タイマ・サポートを禁止する。 |
2 (EXE$V_NOSPINWAIT) | SMP スピンウェイト・サポートの機能動作を禁止する。 |
注意 システム時間は,システムを実行する前に正しく設定してください。これにより,オペレータ・ログ,エラー・ログ,会計情報レコード,ファイル作成日,ファイル満了日など,タイムスタンプを使用するすべての機能において,正しい時間値が使用されます。 |
このパラメータに指定した値に従い,システムは次のいずれかの動作を行います。
TMSCP_LOAD を 0 に設定した場合,テープ・サーバのローディングとローカル・テープのサービングを禁止します。TMSCP_LOAD を 1 に設定した場合,システムをブートしたときに,テープ・サーバをメモリにロードし,直接接続されているすべてのテープ・ドライブをクラスタ単位で使用可能とします。次の表は,このパラメータの 2 つの状態を示します。
状態 | 機能 |
---|---|
0 | TMSCP テープ・サーバをロードしない。ローカル・テープ・デバイスをクラスタ単位でサーブしない。省略時の値。 |
1 | TMSCP テープ・サーバをロードする。すべての TMSCP ローカル・テープ・デバイスを,クラスタ単位でサーブする。 |
OpenVMS バージョン 7.2 から,サービング・タイプがビット・マスクとして実装されるようになりました。システムが実行するサービング・タイプを指定する場合,次に示す表で必要なタイプを探し,その値を指定してください。なかには,割り当てクラスが一致しないテープ以外のすべてのテープをサーブさせるなど, 2 種類のサービング・タイプを指定するシステムもあるでしょう。そのような組み合わせを指定するには,各タイプの値を加算し,その合計を指定してください。
OpenVMS のバージョン 7.1-x や,それよりも前のオペレーティング・システムを稼働しているシステムを含む,バージョンが混在したクラスタでは,利用可能なすべてのテープをサーブすることは,システムの (バージョン 7.2 よりも前の) ノード割り当てクラスに一致しない割り当てクラスを持つテープ以外のすべてのテープをサーブすることに制限されています。この種のサービングを指定するには,値 9 を使用してください。これは,ビット 0 とビット 3 を設定するものです。次の表は,それぞれのビットで制御されるサービング・タイプとその 10 進数の値を説明しています。
ビット | 設定されたときの値 | 説明 |
---|---|---|
ビット 0 | 1 | 利用可能なすべてのテープ (ローカルに接続されたテープ,および,HS x コントローラと DSSI コントローラに接続されたテープ) をサーブする。 (ALLOCLASS パラメータで設定される) システムの割り当てクラスとは異なる割り当てクラスを持つテープも,ビット 3 が設定されていないのであれば,サーブされる。 |
ビット 1 | 2 | ローカルに接続された (HS x や DSSI 以外に接続された) テープをサーブする。 |
ビット 2 | 使用しない | 予約済み。 |
ビット 3 | 8 | ビット 0 によって指定されたサービングを制限する。 (ALLOCLASS パラメータによって設定された) システムの割り当てクラスとは違う割り当てクラスを持つテープ以外のすべてのテープがサーブされる。
これはバージョン 7.2 よりも前の動作である。クラスタの中に, OpenVMS 7.1- x やそれよりも前のバージョンのシステムがあり,利用可能なすべてのテープをサーブしようとしている場合,このビットとビット 0 を設定した,値 9 を指定する必要がある。 |
サービング・タイプがビット・マスクで実装されるようになったものの,ビット 0 とビット 1 で指定される,0,1,2 の値はこれまでと同じ意味を持ちます。
TMSCP_LOAD システム・パラメータが0の場合, TMSCP_SERVE_ALL は無視されます。
通常は省略時の値が適しています。最大値 32767 以下の値を指定してください。
特性 | 値 (16 進) | 機能 |
---|---|---|
PASSALL | 1 | すべての特性を渡す |
NOECHO | 2 | 非エコー・モード |
NOTYPEAHEAD 1 | 4 | 先読みを可能にするバッファなし |
ESCAPE | 8 | エスケープ・シーケンス処理 |
HOSTSYNC | 10 | ホストが XON/XOFF を送信できる |
TTSYNC | 20 | ターミナルが XON,XOFF を送信できる |
SCRIPT | 40 | 内部での使用専用 |
LOWER | 80 | 小文字 |
MECHTAB | 100 | 機械的タブ |
WRAP | 200 | 行末尾でラップする |
CRFILL 1 | 400 | キャリッジ・リターン・フィルを行う |
LFFILL 1 | 800 | 行送りフィルを行う |
SCOPE | 1000 | ターミナルはスコープである |
REMOTE | 2000 | 内部使用専用 |
EIGHTBIT | 8000 | 8 ビット・ターミナル |
MBXDSABL | 10000 | メールボックス禁止 |
NOBRDCST | 20000 | ブロードキャスト禁止 |
READSYNC | 40000 | 読み込みの XON/XOFF |
MECHFORM | 80000 | 機械的紙送り |
HALFDUP | 100000 | 半二重動作の設定 |
MODEM | 200000 | モデム信号の設定 |
PAGE | FF000000 | ページ・サイズ。省略時の値は 24 |
目次 | 索引 |
|