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OpenVMS マニュアル |
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HP OpenVMS
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目次 | 索引 |
省略時には,出力が SYS$OUTPUT に書き込まれます。出力ファイル名を指定しない場合,入力ファイル名が使用されます。デバイスやディレクトリを指定しない場合,現在のデバイスやディレクトリが使用されます。ファイル・タイプを指定しない場合,省略時のファイル・タイプは .LIS になります。
詳細については, 第 10.3 節 を参照してください。
日時には,絶対時刻とデルタ時間のどちらで指定してもよく,また,両者を組み合わせて指定することもできます。時刻の指定方法については,『OpenVMS ユーザーズ・マニュアル』を参照してください。
/TERSE の例については, 第 10.5.5 項 を参照してください。
#1 |
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$ ANALYZE/ERROR_LOG/ELV TRANSLATE /ONE_LINE /PAGE |
省略時の設定の SYS$ERRORLOG:ERRLOG.SYS ファイルにある選択されたイベントを変換し,結果の標準レポートと要約レポートを改ページ出力で端末に書き出します。標準レポートは 1 行に 1 つのイベントを表示するレポートです。
#2 |
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ELV> TRANSLATE /BRIEF /NOSUMMARY |
省略時の設定の SYS$ERRORLOG:ERRLOG.SYS ファイルにある選択されたイベントを変換し,結果の標準レポートを端末に書き出します。標準レポートは簡略レポートです。
#3 |
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ELV> TRANSLATE /SINCE=TODAY /OUTPUT=REPORT.TXT |
省略時の設定の SYS$ERRORLOG:ERRLOG.SYS ファイルにある選択されたイベントを変換し,結果の標準レポートを REPORT.TXT という ASCII 出力ファイルに書き出します。
選択されたイベントは,TODAY 以降発生したイベントです。
#4 |
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$ ANALYZE/ERROR_LOG/ELV TRANSLATE /FULL /TERSE |
省略時の設定の SYS$ERRORLOG:ERRLOG.SYS ファイルにある選択されたイベントを変換し,結果の標準レポートと要約レポートを端末に書き出します。標準レポートは簡潔な形式の完全なレポートです。
#5 |
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ELV> TRANSLATE /INCLUDE=VOLUME_CHANGES /SUMMARY |
省略時の設定の SYS$ERRORLOG:ERRLOG.SYS ファイルにある選択されたイベントを変換し,結果の要約レポートを端末に書き出します。
選択されたイベントには, VOLUME_CHANGES イベント・クラスのみが含まれています。
WRITE |
1 つ以上のバイナリ・エラー・ログ・ファイルのイベントを, 1 つの新しいバイナリ・エラー・ログ・ファイルにイメージ・コピーします。
WRITE [入力ファイル,...]
入力ファイル
新しいバイナリ・エラー・ログ・ファイルを生成するために使用する 1 つ以上のバイナリ・エラー・ログ・ファイルの名前を指定します。入力ファイルを指定しない場合,省略時の入力ファイルは, SYS$ERRORLOG:ERRLOG.SYS になります。デバイスやディレクトリを指定しない場合,現在のデバイスやディレクトリが使用されます。ファイル名を指定しない場合,省略時のファイル名は ERRLOG になります。ファイル・タイプを指定しない場合,省略時のファイル・タイプは .SYS になります。
/BEFORE[=日時]
指定した日時より前の日付のイベントだけを選択対象として指定します。日時には,絶対時刻とデルタ時間のどちらで指定してもよく,また,両者を組み合わせて指定することもできます。時刻の指定方法については,『OpenVMS ユーザーズ・マニュアル』を参照してください。
日付と時刻を省略した場合は,TODAY が使用されます。
/ENTRY[=キーワード,...]
選択対象のエントリの範囲を指定します。キーワードは,次の片方だけでも,両方でも指定できます。
キーワード 説明 START[:10 進値] 選択対象のエントリ範囲の始まりを指定する。 END[:10 進値] 選択対象のエントリ範囲の終わりを指定する。
使い方に関する注意 :
- これらのキーワードは,片方だけでも両方でも指定できます。両方のキーワードを指定する場合は,括弧で囲む必要があります。
- エントリ範囲を指定せずに /ENTRY を指定した場合,省略時のエントリは,START:1,END: ファイルの終端になります。
- 値を指定せずに START または END キーワードを指定した場合,キーワードは無視されます。
/EXCLUDE=イベント・クラス[,...]
1 つ以上のイベント・クラスを拒否するように指定します。 /EXCLUDE は,/INCLUDE と併用しないでください。イベント・クラスには,次の表のキーワードを 1 つ以上指定します。複数のキーワードを指定する場合は,キーワードをコンマで区切り,リスト全体を括弧で囲んでください。
キーワード 説明 ATTENTIONS デバイス・アテンション・エントリを拒否する。 BUGCHECKS すべてのタイプのバグチェック・エントリを拒否する。 CONFIGURATION システム構成エントリを拒否する。 CONTROL_ENTRIES 制御エントリを拒否する。制御エントリには,次のエントリ・タイプがある。
- 電源障害後のシステムの再始動
- タイムスタンプ
- システム・スタートアップ
- $SNDERR メッセージ (エラー・ログにメッセージを送るシステム・サービス)
- オペレータ・メッセージ
- ネットワーク・メッセージ
- ERRLOG.SYS 作成
CPU_ENTRIES CPU 関連エントリを拒否する。 CPU エントリには,次のエントリ・タイプがある。
- SBI アラートまたはフォルト
- 未定義割り込み
- MBA/UBA アダプタ・エラー
- 非同期書き込みエラー
- UBA エラー
DEVICE_ERRORS デバイス・エラー・エントリを拒否する。 ENVIRONMENTAL_ENTRIES 環境エントリを拒否する。 MACHINE_CHECKS マシン・チェック・エントリを拒否する。 MEMORY メモリ・エラーを拒否する。 SNAPSHOT_ENTRIES スナップショット・エントリを拒否する。 SYNDROME 弊社サポート要員が問題を調べる際に使用する症状を記述するファームウェア出力エントリを拒否する。 TIMEOUTS デバイス・タイムアウト・エントリを拒否する。 UNKNOWN_ENTRIES 未知のエントリ・タイプのエントリを拒否する。 UNSOLICITED_MSCP 非要求 MSCP エントリを拒否する。 VOLUME_CHANGES ボリューム・マウント・エントリとボリューム・ディスマウント・エントリを拒否する。
/INCLUDE=イベント・クラス[,...]
1 つ以上のイベント・クラスを選択するように指定します。他のすべてのイベント・クラスは暗黙的に拒否されます。 /INCLUDE は,/EXCLUDE と併用しないでください。イベント・クラスには,次の表のキーワードを 1 つ以上指定します。複数のキーワードを指定する場合は,キーワードをコンマで区切り,リスト全体を括弧で囲んでください。
キーワード 説明 ATTENTIONS デバイス・アテンション・エントリを選択する。 BUGCHECKS すべてのタイプのバグチェック・エントリを選択する。 CONFIGURATION システム構成エントリを選択する。 CONTROL_ENTRIES 制御エントリを選択する。制御エントリには,次のエントリ・タイプがある。
- 電源障害後のシステムの再始動
- タイムスタンプ
- システム・スタートアップ
- $SNDERR メッセージ (エラー・ログにメッセージを送るシステム・サービス)
- オペレータ・メッセージ
- ネットワーク・メッセージ
- ERRLOG.SYS 作成
CPU_ENTRIES CPU 関連エントリを選択する。 CPU エントリには,次のエントリ・タイプがある。
- SBI アラートまたはフォルト
- 未定義割り込み
- MBA/UBA アダプタ・エラー
- 非同期書き込みエラー
- UBA エラー
DEVICE_ERRORS デバイス・エラー・エントリを選択する。 ENVIRONMENTAL_ENTRIES 環境エントリを選択する。 MACHINE_CHECKS マシン・チェック・エントリを選択する。 MEMORY メモリ・エラーを選択する。 SNAPSHOT_ENTRIES スナップショット・エントリを選択する。 SYNDROME 弊社サポート要員が問題を調べる際に使用する症状を記述するファームウェア出力エントリを選択する。 TIMEOUTS デバイス・タイムアウト・エントリを選択する。 UNKNOWN_ENTRIES 未知のエントリ・タイプのエントリを選択する。 UNSOLICITED_MSCP 非要求 MSCP エントリを選択する。 VOLUME_CHANGES ボリューム・マウント・エントリとボリューム・ディスマウント・エントリを選択する。
/INTERACTIVE
/NOINTERACTIVE
ELV コマンドを実行した後, ELV ユーティリティを会話型シェル・モードで実行するかどうかを指定します。省略時の設定では,現在の ELV コマンドが入力された方法から会話型シェル・モードに戻ります。詳細については, 第 10.2 節 を参照してください。
/LOG
/NOLOG
ELV ユーティリティが,制御メッセージと情報メッセージを端末に出力するかどうかを指定します。省略時の設定 /NOLOG では,これらのメッセージが端末に出力されません。/NODE[=ノード名,...]
/NONODE[=ノード名,...]
1 つ以上のノードで発生したイベントを選択するか,拒否するかを指定します。値を指定せずに /NODE を入力すると, ELV ユーティリティを実行しているノード上で発生したイベントのみが選択されます。
値を指定せずに /NONODE を入力すると,エラー・ログ・ファイルにあるすべてのノードで発生したイベントが選択されます。
/OUTPUT[=出力ファイル]
イベントのイメージ・コピーを格納する出力ファイルを指定します。出力ファイル名を指定しない場合,入力ファイル名が使用されます。デバイスやディレクトリを指定しない場合,現在のデバイスやディレクトリが使用されます。ファイル・タイプを指定しない場合,省略時のファイル・タイプは .DAT になります。
/REJECTED
(選択するイベントではなく) 拒否するイベントを新しいバイナリ・エラー・ログ・ファイルへのコピー対象として指定します。詳細については, 第 10.3 節 を参照してください。
/SINCE[=日時]
指定した日時より後の日付のイベントだけを選択対象として指定します。日時には,絶対時刻とデルタ時間のどちらで指定してもよく,また,両者を組み合わせて指定することもできます。時刻の指定方法については,『OpenVMS ユーザーズ・マニュアル』を参照してください。
日付と時刻を省略した場合は,TODAY が使用されます。
#1 |
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ELV> WRITE /EXCLUDE=CONTROL_ENTRIES /OUTPUT=NEW_ERROR_LOG.SYS |
省略時の設定の SYS$ERRORLOG:ERRLOG.SYS ファイルにある選択されたイベントを, NEW_ERROR_LOG.SYS という新しいエラー・ログ・ファイルにコピーします。
選択されたイベントには, CONTROL_ENTRIES イベント・クラスは含まれません。
#2 |
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ELV> WRITE /NONODE=PANDA /SINCE="20-AUG-2003 04:51:33.87" |
省略時の設定の SYS$ERRORLOG:ERRLOG.SYS ファイルにある選択されたイベントを, ERRLOG.DAT という新しいエラー・ログ・ファイルにコピーします。
選択されたイベントは, PANDA を除くすべてのノード上にある指定された日時以降に発生したイベントです。
#3 |
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$ ANALYZE/ERROR_LOG/ELV WRITE /ENTRY=(START:5,END:10) |
省略時の設定の SYS$ERRORLOG:ERRLOG.SYS ファイルにある選択されたイベントを, ERRLOG.DAT という新しいエラー・ログ・ファイルにコピーします。
選択されたイベントは,エントリ 5 で始まり,エントリ 10 で終わります。
#4 |
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$ ANALYZE/ERROR_LOG/ELV WRITE /ENTRY=(START:5,END:10) /REJECTED |
この例は,選択されたイベントではなく,拒否されたイベントがコピーされることを除き,前の例と同じです。
拒否されたイベントは,エントリが指定された範囲外にあるイベントです。
レポート形式の詳細については, 表 10-1 を参照してください。
これ以降の節では,これらの修飾子を使用した結果生成されるレポートの例を示します。また,省略時の詳細度で標準レポートを生成する,修飾子を使用しない例も示します。
/ONE_LINE 修飾子を使用するときに生成されるレポートには,各イベントのヘッダ情報のみが含まれます。
次の例には,複数の要約レポートがあり,このエラー・ログ・ファイルに表される各ノードごとのレポートに加えて,ファイル全体の要約レポートがあります。
10.5 ELV レポートの例
10.5.1 /ONE_LINE の例
Output for SYS$COMMON:[SYSEXE.ERRLOGS]EXAMPLE.DAT;2 EVENT EVENT_TYPE_______________________ TIMESTAMP______________ NODE__ EVENT_CLASS___ 1 Volume Mount 14-AUG-2003 13:31:39.12 FRANZ VOLUME_CHANGES 2 Volume Mount 8-FEB-2001 10:15:16.12 WF35P0 VOLUME_CHANGES 3 Volume Dismount 8-FEB-2001 10:15:16.15 WF35P0 VOLUME_CHANGES 4 Volume Mount 8-FEB-2001 10:15:16.28 WF35P0 VOLUME_CHANGES ERROR_LOG_SUMMARY________________________________________________ Summary for node: FRANZ Total number of events: 1 Number of the first event: 1 Number of the last event: 1 Earliest event occurred: 14-AUG-2003 13:31:39.12 Latest event occurred: 14-AUG-2003 13:31:39.12 Number of events by event class: VOLUME_CHANGES 1 Summary for node: WF35P0 Total number of events: 3 Number of the first event: 2 Number of the last event: 4 Earliest event occurred: 8-FEB-2001 10:15:16.12 Latest event occurred: 8-FEB-2001 10:15:16.28 Number of events by event class: VOLUME_CHANGES 3 Summary for node: <ALL NODES> Total number of events: 4 Number of the first event: 1 Number of the last event: 4 Earliest event occurred: 8-FEB-2001 10:15:16.12 Latest event occurred: 14-AUG-2003 13:31:39.12 Number of events by event class: VOLUME_CHANGES 4 |
/BRIEF 修飾子を使用するときに生成されるレポートには,各イベントのヘッダ情報と,最も基本的なイベント情報のみが含まれます。
10.5.2 /BRIEF の例
Output for SYS$COMMON:[SYSEXE.ERRLOGS]EXAMPLE.DAT;1 EVENT EVENT_TYPE_______________________ TIMESTAMP______________ NODE__ EVENT_CLASS__________ 1 Volume Mount 14-AUG-2003 13:31:39.12 FRANZ VOLUME_CHANGES DESCRIPTION____________________________ RANGE___ VALUE_____________ TRANSLATED_VALUE______ Logging CPU 3 Number of CPU's in Active Set 4 System Marketing Model 1968 COMPAQ AlphaServer GS160 Error Mask <31:00>: 0x00000003 Operating System Version X9WY-SSB Device Unit Number 200 Device Generic Name FRANZ$DKB Volume Label OPAL_X9WY ERROR_LOG_SUMMARY________________________________________________ Total number of events: 1 Number of the first event: 1 Number of the last event: 1 Earliest event occurred: 14-AUG-2003 13:31:39.12 Latest event occurred: 14-AUG-2003 13:31:39.12 Number of events by event class: VOLUME_CHANGES 1 |
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