HP OpenVMS システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル
OpenVMS ロック管理機能については,『HP OpenVMS Programming Concepts Manual』で説明しています。ロックを監視するには,Monitor ユーティリティの MONITOR LOCK コマンドを使用します。
LOCKIDTBL_MAXLOCKIDTBL_MAX は OpenVMS バージョン 7.1 から使用されなくなりました。
LOCKRETRYマルチプロセッサのデータ構造をロックする試み回数を指定します。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
LOCKRMWT (D)
| 注意
OpenVMS Version 8.3 のシステムでは,LOCKRMWT を使用してもロックの再マスタリングは制御されません。 LOCKDIRWT を参照してください。
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LOCKRMWT は 0 〜 10 の値をとります。デフォルト値は 5 です。再マスタリングの判断は,マスタ・ノードとリモート・ノードのロック再マスタリングの重みの差に基づいて行われます。重みが等しい場合,リモート・ノードの処理が約 13% 多いとツリーの再マスタリングが行われます。リモート・ノードのロック再マスタリングの重みが大きい場合,処理量は少なくなります。リモート・ノードのロック再マスタリングの重みが小さいと,ツリーの移動に必要な処理量が増えます。
ロック再マスタリングの重み 0 と 10 には別の意味もあります。値 0 は,そのノードにツリーがマスタリングされず,必ず LOCKRMWT の値がより大きなノードに再マスタリングされます。 LOCKRMWT の値が 10 よりも小さなノード上にあるロック・ツリーは, LOCKRMWT の値が 10 のノードに再マスタリングされます。
LONGWAIT (A (Alpha システムおよび Integrity システム),D,G,M)プロセスが一時的にアイドル状態にあるとスワッパが判断するまでの実時間を,秒数で指定します。非アクティブなターミナルや ACP を検出するため,ローカル・イベント・フラグ (LEF) とハイバネート (HIB) の待ち状態に適用されます。
MAXBOBMEM (D)
(Alpha および Integrity) MAXBOBMEM は,物理メモリの最大量をページレット単位で定義します。これはユーザ・モードのプロセスによって作成される単一のバッファ・オブジェクトに関連付けることができます。省略時の値 0 は,バッファ・オブジェクトのサイズについてシステムで課せられた制限がないことを意味します。
これ以外の MAXBOB* パラメータは OpenVMS バージョン 7.3 からは使われなくなりました。
MAXBUF (D)MAXBUF は 1 つのバッファード入出力パケットの可能な最大サイズを設定します。バッファード入出力パケットは,永久的に常駐している非ページング動的プールから割り当てられます。バッファード入出力を実行するデバイス・ドライバの例として,ターミナル,メールボックス,プリンタのデバイス・ドライバがあります。
入出力要求に指定したバイト数と,ドライバおよび機能に依存するヘッダ領域のサイズの合計によって,必要なバッファード入出力パケット・サイズが決定されます。ヘッダ領域のサイズは 16 バイト以上です。絶対的な上限はありません。しかし,このヘッダ領域は通常,数百バイトのサイズです。
Alpha システムと Integrity システムでの省略時の値は 8192 のままです。
MAXBUF の最大値は 64000 バイトです。
MAXCLASSPRI (D)クラス・スケジューリングが許可されている場合,クラス・スケジューリングされるプロセスの優先順位の最大値を設定します。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
MAXPROCESSCNT (A,F,G,M)ブート時に割り当てるプロセス・エントリ・スロットの数を指定します。システムに同時に存在するプロセス各々につき,1 つのスロットが必要です。各スロットは,永久常駐メモリを 6 バイト使用します。
省略時の値は,通常作成する数のプロセスに対応できるように設定されています。次のメッセージが出力された場合は,このパラメータ値を上げてください。
%SYSTEM-F-NOSLOT, No PCB to create process
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Alpha システムと Integrity システムの Version 8.1 からは,省略時の値は 32,767 です。
MAXQUEPRI (D)OPER 特権または ALTPRI 特権を持たないプロセスがバッチ・キューと出力キュー (プリンタ,サーバ,ターミナル) に入力したジョブに設定できる最上位のスケジューリング優先順位を指定します。0 〜 255 の値を設定することができます。省略時の値は 100 です。MAXQUEPRI は,DEFQUEPRI 以上とします。
| 注意
MAXQUEPRI は,ジョブの実行優先順位ではなく,相対的キュー・スケジューリング優先順位です。
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MAXSYSGROUP (D)
MAXSYSGROUPは,グループ番号の最大値を設定します。システムUICグループ番号として使用されます。指定値は基数を表す %O を数値の前につけない限り,8進値にはなりません。このパラメータは通常 8(8進数での 10)のままにしておきます。
MC_SERVICES_P0 (D)(Alpha のみ) MC_SERVICES_P0 は,クラスタ上の MEMORY CHANNEL ノードがこのノードがバグチェックまたはシャットダウン時に実行をつづけるかどうかを制御します。
値1は MEMORY CHANNEL クラスタの他のノードに,バグチェックまたはシャットダウン時にバグチェック・コードMC_FORCED_CRASH でクラッシュすることを指示します。
省略時の設定は 0です。値1はデバッグ用です。パラメータはこの他の場合は省略時の値のままにして置くべきです。
MC_SERVICES_P1 (D)(Alpha のみ) この特殊パラメータは弊社によって予約されています。このパラメータの値はMEMORY CHANNELで接続されたすべてのノードで同一である必要があります。
MC_SERVICES_P2(Alpha のみ) MC_SERVICES_P2 は, PMDRIVER (PMA0) MEMORY CHANNEL クラスタ・ポート・ドライバをロードするかどうかを指定します。
PMDRIVER は, MEMORY CHANNEL クラスタ・ポート・ドライバとして働くドライバです。 PMDRIVER は MCDRIVER (MEMORY CHANNEL デバイス・ドライバとドライバ・インタフェース) とともに動作し,MEMORY CHANNEL クラスタリングを提供します。 PMDRIVER がロードされない場合,MEMORY CHANNELインターコネクトを介してのクラスタ接続は行われません。
省略時の値は1です。これは PMDRIVER がシステムのブート時にロードされることを表します。 CLUSTER_CONFIG.COM を実行して MEMORY CHANNELオプションを選択した場合は, PMDRIVER はリブート時に自動的にロードされます。
この値は変更しないでください。このパラメータの値はMEMORY CHANNELで接続されたすべてのノードで同一である必要があります。
MC_SERVICES_P3 (D)(Alpha のみ) MC_SERVICES_P3 は,サポートされる最大タグ数を表します。最大値は2048です。最小値は100です。
省略時の値は 800です。この値は変更しないでください。このパラメータの値はMEMORY CHANNELで接続されたすべてのノードで同一である必要があります。
MC_SERVICES_P4(Alpha のみ) MC_SERVICES_P4 はサポートされる最大リージョン数を表します。最大値は4096です。最小値は100です。
省略時の値は 200です。この値は変更しないことを推奨します。このパラメータの値はMEMORY CHANNELで接続されたすべてのノードで同一である必要があります。
MC_SERVICES_P5 (D)(Alpha のみ) MC_SERVICES_P5 は弊社によって予約されており,省略時の値である 8000000のままにしておく必要があります。このパラメータの値はMEMORY CHANNELで接続されたすべてのノードで同一である必要があります。
MC_SERVICES_P6
(Alpha のみ) MC_SERVICES_P6 は MEMORY CHANNELのメッセージ・サイズを表しており,フリー・キューあるいはワーク・キューでの1エントリのボディです。サポートされる最大タグ数を表します。最大値は65536です。最小値は544です。
省略時の値は 992です。この値は極端な条件のメモリを除いてすべての場合に適切な値です。そのようなシステムでは,省略時の値の992からわずかに削減することで MEMORY CHANNEL のメモリ消費量を減らすことができます。 MC_SERVICES_P6 の値は常に以下の値と同じか,それ以上でなければなりません。
- SCS_MAXMSG と SCS_MAXDG のうちの大きい数値
- その値を次のクォドワード境界まで丸めた値
このパラメータの値はMEMORY CHANNELで接続されたすべてのノードで同一である必要があります。
MC_SERVICES_P7 (D)(Alpha のみ) MC_SERVICES_P7 は,ノード上のMEMORY CHANNEL の活動についてのメッセージを表示させるか表示させないかを表します。この値は,0,1,2のいずれかです。
- 値0 は非冗長モードです: 情報メッセージもエラー・メッセージもコンソールあるいはエラー・ログに出力されません。
- 値1は冗長モードです: MCDRIVER と PMDRIVER からの情報メッセージは両方ともコンソールとエラー・ログに出力されます。
- 値2は 1と同じ出力に加え,PMDRIVER ストーリング・メッセージと,修復メッセージが出力されます。
省略時の値は0です。 MEMORY CHANNEL の問題あるいはMC_SERVICES_P9の調整をする場合を除いては,この値を変更しないでください。
MC_SERVICES_P8(Alpha のみ) この値は弊社の使用のために予約されており,必ず省略時の値の0でなければなりません。このパラメータの値はMEMORY CHANNELで接続されたすべてのノードで同一である必要があります。
MC_SERVICES_P9(Alpha のみ) MC_SERVICES_P9 はシングル・チャネルのフリー・キューにおいて初期エントリの数を指定します。最大値は2048です。最小値は10です。
MC_SERVICES_P9 はDYNAMIC パラメータではないので注意してください。値の変更を有効にするには,変更後にシステムをリブートする必要があります。
省略時の値は 150です。この値は変更しないでください。
このパラメータの値はMEMORY CHANNELで接続されたすべてのノードで同一である必要があります。
MINCLASSPRI (D)クラス・スケジューリングが許可されている場合,クラス・スケジューリングされるプロセスの優先順位の最小値を設定します。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
MINWSCNT (A)
MINWSCNTによって指定された値がプロセス・ヘッダのサイズに加算され,最小ワーキング・セット・サイズが設定されます。
Alpha システムおよび Integrity システムにおいて,プロセスの実行に必要な最小ページレット数を設定します。省略時の値は 20,最小値は 10 です。
MMG_CTLFLAGS (A,D)MMG_CTLFLAGS はビットマスクであり,メモリ管理関連の動作を有効または無効にするために使用します。
ビット 0 とビット 1 は,積極的なメモリ再生機構を制御します。ビット 2 は,デファード・メモリ・テストを制御します。
次のビット・マスク値が定義されています。
0
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このビットを設定すると,定期的に実行されるが,その他のときはアイドル状態となるプロセスからトリミングすることによる再生が有効になる。この状況が発生するのは,空きリストのサイズと変更リストのサイズの合計が FREEGOAL の値の 2 倍より小さくなったときである。ビットがクリアされている場合は,この機能は無効である。
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1
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このビットを設定すると,LONGWAITの秒数より長い時間アイドル状態になっているプロセスをスワップ・アウトすることによる再生が有効になる。この状況が発生するのは,空きリストのサイズがFREEGOALより小さくなったときである。ビットがクリアされている場合は,この機能は無効である。
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2
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デファード・メモリ・テストを制御する (AlphaServer 4100 システムのみ)。このビットを使用して,いつメモリをテストするかを制御することで,ブートに要する時間を短縮することができる。
- ビットがクリアされている場合 (省略時の設定), OpenVMS はバックグラウンドでメモリをテストするが,ブート処理の完了前に完了するとは限らない。
- ビットがセットされていると,システムのブート処理の中で,EXEC_INIT フェーズの終了までに (つまり IPL が 31 より低くなる前に),すべてのメモリがテストされる。
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3
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OpenVMS 用に予約。ゼロでなければならない。
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4
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このビットがオフ (デフォルト) の場合,ハードウェアでサポートされるすべてのページ・サイズを使用して Integrity システムの常駐メモリ・セクションをマッピングすることができる。このビットがオンの場合,Integrity システムのページ・サイズは, Alpha システムで使用可能な最大 GH ファクタ (512 * <
システム・ページ・サイズ>) に制限される。
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5-7
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将来のために予約。
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MOUNTMSG (D)MOUNTMSG は,ボリューム・マウントのメッセージをオペレータの端末に表示しログに記録するかどうかを制御します。デフォルト値は 0 で,この場合,メッセージの出力は無効です。このパラメータは,マウント支援要求で生成されたメッセージは制御しません。
MPDEV_AFB_INTVL(Alpha および Integrity) MPDEV_AFB_INTVL は,秒単位の自動フェールバック間隔を指定します。自動フェールバック間隔は,同一のデバイスに対して MSCP パスから直接パスへの別のフェールバックをシステムが行おうとするまでの最小限の秒数です。
自動フェールバックを有効にするには,MPDEV_POLLER を ON に設定する必要があります。 MPDEV_AFB_INTVL を 0 に設定すると,ポーラを無効にせずに自動フェールバックを無効にすることができます。省略時の設定は 300 です。
MPDEV_D1(Alpha および Integrity) MPDEV_D1〜MPDEV_D4はオペレーティング・システムによる使用のために予約されています。
MPDEV_ENABLE
(Alpha および Integrity) MPDEV_ENABLE は,ON (1) に設定すると,マルチパス設定の構成を許可します。 MPDEV_ENABLE を OFF (0) に設定した場合,追加マルチパス設定の構成と既存のマルチパス設定への新しいパスへの追加は禁止されます。ただし,既存のマルチパス設定の効果は持続します。省略時の値は ON です。
MPDEV_REMOTE と MPDEV_AFB_INTVL は,MPDEV_ENABLE が OFF に設定されても影響はありません。
MPDEV_LCRETRIES(Alpha および Integrity) MPDEV_LCRETRIES は,直接パスから他のコントローラに移動する前に,論理ユニットがオンラインであるコントローラへの直接パスに対して,または,MSCP がサーブするパスに移すシステムの再試行回数を制御します。再試行の有効な範囲は 1 〜 256 です。省略時の値は 1 です。
MPDEV_POLLER(Alpha および Integrity) MPDEV_POLLER は,ON (1) に設定されたときに,マルチパス設定メンバへのパスのポーリングを許可します。ポーリングによって,アクティブではないパスに対するエラーを早期に検出することができます。パスが利用できなくなる,またはサービスに戻る場合,システム管理者には OPCOM メッセージで通知されます。 OFF (0) に設定されると,マルチパス・ポーリングは禁止されます。省略時の値は ON です。自動フェールバック機能を使用する場合,このパラメータは ON に設定する必要があります。
MPDEV_REMOTE(Alpha および Integrity) MPDEV_REMOTE は,ON (1) に設定されたときに, MSCP でサーブされるディスクがマルチパス設定のメンバになることを可能にします。 OFF (0) に設定されると,SCSI または Fibre Channel デバイスに対するローカル・パスだけが追加マルチパス設定の構成に使用されます。ただし,このパラメータが OFF に設定されても,リモート・パスを持つ既存のマルチパス設定には影響はありません。
サーブされたパスに対してマルチパス・フェールオーバを使用するには,共有 SCSI/Fibre Channel デバイスへの直接アクセスのあるすべてのシステムに対して MPDEV_REMOTE を有効にする必要があります。この機能を提供する最初のリリースは OpenVMS Alpha バージョン 7.3--1 です。このため,MPDEV_REMOTE を有効にするすべてのノードは OpenVMS Alpha Version 7.3--1 (またはそれ以降) を実行している必要があります。
MPDEV_ENABLE が OFF (0) に設定されている場合,マルチパス設定への新しいすべてのパスの追加が無効になっているので, MPDEV_REMOTE の設定は影響を与えません。省略時の値は ON です。
MPW_HILIMIT (A,G)変更済みページ・リストの上限を設定します。リスト内のページ数がこの上限に達すると,リストの書き込みが開始されます。書き込まれたページは空きページ・リストに転送されます。
値が小さすぎるとページ・フォルトが過剰となり,値が大きすぎると物理メモリを消費しすぎる恐れがあります。
この値を上げる場合は,MPW_WAITLIMIT も上げる必要が生じ得ます。MPW_WAITLIMIT が MAP_HILIMIT 未満である場合,システムがデッドロックします。両者のパラメータ値は通常は同じです。
MPW_IOLIMIT (Alpha システムおよび Integrity システムで A)変更済みページ・ライタに対する未実行入出力数を指定します。
MPW_LOLIMIT (A,G)
変更済みページ・リストの下限を設定します。リストを書き込んだ結果,リストのページ数がこの下限以下まで減少すると,書き込みが停止します。
このパラメータに設定した数のページを,ページ・フォルトに利用することができます。値が小さすぎる場合,変更済みページ・リストのキャッシュ効率が減少します。値が大きすぎる場合,プロセスに使用できるメモリが少なくなるので,スワップ (ページ) が増加する可能性があります。
MPW_LOWAITLIMIT (A,D)その他の待ち状態 MPWBUSY にあるプロセスを再開させるしきい値を指定します。バージョン 5.0 より前の VMS では,変更済みページ・リストのサイズが MPW_LOLIMIT まで減少するまで, MPWBUSY からプロセスが削除されません。 MPW_LOWAITLIMIT は,プロセスが MPWBUSY 待ち状態にある時間を短縮することにより,高速プロセッサと大容量メモリを使用しているシステムの性能を向上させます。
MPW_PRIO変更済みページ・ライタが実行する入出力転送の優先順位を設定します。最大値は 31,最小値は 0,省略時の値は 4 です。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
MPW_THRESH (D, Alpha システムおよび Integrity システムで A)変更済みページ・リストに存在する必要がある最小ページ数を指定します。指定した値に達すると,スワッパがリストへの書き込みを開始して空きページを獲得します。スワッパは,プロセスからページを取り出したりプロセスをスワップ・アウトしたりするのではなく,変更済みページ・リストに書き込みを行います。
MPW_WAITLIMIT (A,D)変更済みページ・リストのページ数を設定します。指定した値に達すると,次に変更済みページ・ライタが変更済みリストに書き込むまでプロセスを待ち状態に置きます。このパラメータは,1 つのプロセスが変更済みページを出力する割合を制限します。MPW_HILIMIT 未満の値を設定すると,システムがデッドロックします。このパラメータの値は,通常 MPW_HILIMIT と同じです。
MPW_WRTCLUSTER (A,G)1 回の入出力動作で変更済みページ・リストからページ・ファイルまたはセクション・ファイルに書き込むページ数を設定します。クラスタの実サイズは,入出力動作に使用できるページ数によって制限される場合があります。このパラメータ値は, 16 〜 120 の範囲の 8 の倍数です。クラスタ内の各ページは,永久常駐メモリ 6 バイトを使用します。
値が小さすぎる場合,変更済みページ・リストを空にするには多数の入出力動作が必要となります。ページ・ファイルを格納するディスクの速度に対して大きすぎる値を設定すると,変更済みページ・リストの書き込みによって,他の入出力動作が遅延します。
Alpha システムと Integrity システムでは,MPW_WRTCLUSTER の省略時の値は 64 ページ (1 ページは 8192 バイト)です。最大値は 512 ページ (1 ページは 8192 バイト)です。最小値は 16 ページ (1 ページは 8192 バイト)です。
MSCP_BUFFER (A,F)
サーバはこの空間を使用してクライアント・システムとローカル・ディスクとの間でデータを転送します。
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